SACD Hybrid & Blu-ray Audio仕様でまたまた登場!
マグナル・オームの美しき音世界へ
ディヴェルティメンティ(2L50SABD)に続いて2LがSACD+ブルーレイ仕様でリリース! 今回は美しい作風で知られるノルウェーの作曲家マグナル・オーム(1952-)のハープ作品集。マグナル・オームは作曲家としてひとつのビジョンをもっています。ハープのために書いた作品を集めたアルバムに彼は、『ソナー』のタイトルをつけました。音波を発し、未知の物体の姿や物体との距離を探知する装置、ソナー (sonar - sound navigation and ranging)。人間もまた、意味を探りつづけるため物質的、精神的空間に向けて象徴的ソナーを放つ。宇宙に答を求め、信号を送る。その表現が人生であり音楽。オームはそう語ります。古箏と弦楽六重奏のための作品をハープと弦楽六重奏と朗読のための協奏曲に改訂した「目的たれ」では、(図1)のように演奏者、楽器を配置しより音響効果を高めています。クラーク・E・ムースタカスの詩をテクストとする「今朝、目覚めると」、オーム自身の詩による「この真っさらの今」。エレン・セーイェシュテード・ボートケルのハープに弦楽器あるいは声が応えます。作曲者のビジョンから生まれた澄んだ音空間は聴き手に反射し、その新たな想像を誘うはずです。(キングインターナショナル)
『ソナー』 マグナル・オーム:ハープ作品集
・目的たれ (1999 rev.2005) ハープ、エレクトリック・ハープ、弦楽六重奏と朗読のための協奏曲 [28:20]
・今朝、目覚めると ソプラノとハープのための [4:09]
・この真っさらの今 ハープ、天使たちと朗読のための [25:42]
エレン・セーイェシュテード・ボートケル(ハープ、エレクトリック・ハープ)
ヒルデグン・リセ(朗読)
ベーリト・ノルバッケン・スールセット(ソプラノ)
グレクス・ヴォーカリス
オスロ室内ソロイスツ
カール・ホグセット(指揮)
録音:2007年1月、8月、リス教会(オスロ、ノルウェー)
制作:モッテン・リンドベルグ
録音:モッテン・リンドベルグ、ハンス・ペーテル・ロランジュ
【Hybrid SACD】
■Ordinary CD
■2.0ch DSD
■5.0ch DSD
【Music Blu-ray (Blu-ray Audio)】
■2.0ch LPCM 24BIT/96 kHz
■5.0ch LPCM 24BIT/96 kHz
■5.0ch DTS HD Master Audio
【ブルーレイ・オーディオ】
「ブルーレイ・オーディオ」とは、動画ではなく音声が主役のブルーレイ・ディスクのことです。専用機器が必要な「DVDオーディオ」とは異なり、通常のブルーレイ機器があれば、そのまま再生できるので、ブルーレイ・レコーダーなどの普及率が高い日本の場合、実はもっとも手軽な高音質メディアといえるのかもしれません。
ブルーレイ・ディスクは、SACDの5倍以上という大容量の記録をおこなうことが可能なため、各種マルチチャンネル音声などにも期待ができるところです。