Abnormally Attracted To Sin

（メーカー資料より）

1992年のデビュー以来ミュージック・シーンを刺激するアルバムをリリースし続けてきたアメリカの個性派シンガー・ソングライター、Tori Amosのユニバーサル ミュージック移籍第1弾！10枚目となるスタジオ・アルバムが完成！


【生まれるべくして生まれた運命的な作品】
2008年7月、Toriはサンディエゴで開催されるコミック・カンファレンスに出席するために西海岸を訪れていた。ロサンジェルスで仕事の打ち合わせを兼ねた昼食中の彼女に運命的な出来事が起こる。Toriのテーブルの前を携帯電話で通話中の女性が通り過ぎようとしていたのだが、通話の相手がToriのAtlantic Records時代の心の師であり、ユニバーサル ミュージック グループの会長兼CEO、Doug Morrisだと分かると、Toriは通話を遮るような声で"Please send Doug my love！"と叫んだ。すると数秒後には14年振りにDougと電話で会話をすることになり、数時間後には本作のための楽曲を書き始めたのだった。電撃的、正に運命ともとも言える再会後、ToriはDougと再びパートナーシップを結ぶこととなり、Universal Republicからアルバムをリリースすることが決定した。

【アルバムに込められた想いと制作意図】
Toriが手作り感溢れる作品で宝物にしたかったという本作は、聴く人に何か価値を見出してもらいたいという想いも込められている。タイトルはミュージカルの 'Guys and Dolls'のキャラクター、Sarah Brownの台詞の一文から取られた（因みに、Toriはロンドンにある英国国立劇場で2010年公演予定のミュージカル作品、'The Light Princess'の作業中である）。アルバムは司教の娘であるToriならではの視点で「人はどのようにコントロールされるようになっていくのか？」というテーマを取り上げている。アルバム全体のムードは確かに暗い、しかし熱がこもっており感情がこもったっもの。を支配するのは「ワインを交わしながら行う深夜の会話（告白）」のようなトーン、そしてToriが焦点を当てたのが無力だと感じている人々、何の権利も有しない人々。端的に言えば、"Tori節全開"というところだ。

【信頼できるスタッフと共に完成！】
アルバムはToriの夫、Mark Hawleyと彼のパートナー、Marcel van Limbeekと共にイギリスのコーンウォールにあるMartian Studio（火星のスタジオ）で収録。スタジオに迎えられたのは過去5年ツアー、レコーディングを共にしてきたMac Aladdin（G）、Jon Evans（B）、そしてToriを長年支えてきたMatt Chamerlain（Ds）。作品の中心には、Toriの声と彼女の愛用するオーストリアのベーゼンドルファー社のピアノの音が据えられた。