シューベルト(1797-1828)

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SACD

シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番、ベルク:ピアノ・ソナタ 上岡敏之

シューベルト(1797-1828)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
COGQ44
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明

ピアニスト上岡敏之 ここにCDデビュー!
シューベルトとベルク、百年の時を超えた幸福な邂逅!


2007年のヴッパータール響の初日本公演時にモーツァルトのピアノ協奏曲を弾き振りし、そのあまりに表情豊かな演奏で観客を驚かせた上岡が、満を持して発表するピアノ・ソロ・アルバム。シューベルト生涯最後のピアノ・ソナタ第21番と、アルバン・ベルクが生前に作品番号を付して発表した唯一のピアノ曲が、百年の時を超え、上岡の手によって幸福な邂逅を果たします。

【上岡敏之のピアノ】
2007年のヴッパータール交響楽団初日本公演時に、モーツァルトの第21番と第23番のピアノ協奏曲を弾き振りして聴衆を歓喜の渦に包んだ上岡ですが、それ以前にも、読売交響楽団の名曲シリーズにピアニストとして登場し、ラフマニノフの協奏曲第3番を披露するなど、そのピアノの腕前はかねてから話題になっていました。
 室内楽の分野でも、これまでブラームスのピアノ五重奏曲や、ショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲をはじめ、モーツァルトやシューマン、メンデルスゾーンからシュニトケの楽曲に至るまで、さまざまな機会に演奏しています。2007年春には、ソプラノのエレーナ・フィンクの伴奏者としても日本を訪れています。(コロムピアミュージックエンタテインメント)

【収録情報】
・シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調(遺作) D.960
・ベルク:ピアノ・ソナタ op.1
 上岡敏之(ピアノ)

 録音時期:2009年8月5-7日
 録音場所:東京、トッパンホール
 録音方式:デジタル(セッション)
 SACDハイブリッド(SACD 5ch/SACD Stereo/CD Audio)

【上岡敏之 Toshiyuki Kamioka】
上岡敏之は、2004/2005年のシーズンより、ヴッパータール市の音楽総監督、ならびに交響楽団の主席指揮者を務める。ヴッパータールに就任する前は、8年間にわたり、ヴィースバーデンのヘッセン州立歌劇場の音楽総監督として、成功を収めた。現在はザールブリュッケン州立歌劇場の音楽総監督も務める。
ヴッパータールでは、オペラ「リゴレット」を振って、オペラ指揮者として輝かしいスタートを切り、彼の高い音楽性と、きめ細かい解釈が、マスコミと聴衆双方に絶賛された。
上岡は、東京生まれ。東京芸術大学で、指揮、作曲、ピアノ、そしてヴァイオリンを並行して学んだ。1982年、名誉ある安宅賞を受賞。2年後には、ロータリー国際奨学生として、ハンブルク音楽大学に留学し、クラウスペーター・ザイベルに指揮を師事。キール市立劇場のソロ・レペティトール、およびカペルマイスターとして、歌劇場でのキャリアをスタートさせた。1992年から1996年まではエッセンの市立アールト劇場の第一カペルマイスターを務めた。
1998/1999年のシーズンより、ヘアフォートの北西ドイツフィルハーモニー管弦楽団の主席指揮者も勤めている。また、バンベルク交響楽団、ケルン放送交響楽団(WDR)、中部ドイツ放送交響楽団(MDR)、バイエルン放送交響楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団、NHK交響楽団、読売日本交響楽団など、国内外で数多くのオーケストラに客演し、名声を博している。
上岡は、多忙な中、後進の育成にも力を注いでおり、1999年から2000年まではドイツ音楽協議会の指揮者フォーラムを主宰。すでに1987年から、ハンブルク音楽大学で室内楽と伴奏の講師を務めているほか、2000/2001年には、フランクフルト音楽大学のオペラクラスの代理教授を引き受けた。2004/2005年の冬学期からはザールブリュッケン音楽大学の指揮科正教授の要職にある。2007年6月、第15回渡邉暁雄音楽基金音楽賞受賞。(コロムビアミュージックエンタテインメント)

内容詳細

現役の指揮者がソナタを出すのは異例のことであろう。演奏を聴くと、何故この人が出そうとしたかがよくわかる。特にシューベルト、テンポを遅くとり、たいへんに繊細に気持ちを込めぬいて弾いている。個性的だ。ベルクも切れ味よりは抒情性を大切にした演奏。(白)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

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ヴッパータール交響楽団との数々の名演で、...

投稿日:2010/12/29 (水)

ヴッパータール交響楽団との数々の名演で、今や時の指揮者となっている上岡であるが、何と、ピアノ独奏曲を録音したのは大変な驚きである。しかも、曲目が、内容の深さで知られるシューベルトのピアノソナタ第21番とはさらに驚いた。このような深みのある楽曲を、自らのピアニストとしてのデビュー曲に選ぶとは、上岡としてもよほど自信があるのだろう。同曲は、その内容の深さとともに、その後のブルックナーや、さらには新ウィーン楽派に繋がっていくような斬新な響きに満ち溢れているが、カプリング曲として、アルバン・ベルクのピアノソナタを選択した点にも、上岡の同曲への深い理解を感じさせる。演奏は、ゆったりとしたテンポによる思い入れたっぷりのものであり、これは、上岡が、ヴッパータール交響楽団とともに演奏した数々の交響曲などと共通するアプローチと言える。第3楽章などでは若干の明るさ、軽快さも感じさせるが、全体としては、暗い音調が支配しており、同曲をここまで深刻に演奏した例は、これまでもなかったのではあるまいか。したがって、同曲に、ウィーン風の典雅さを期待する聴き手には、相当な批判もされようが、シューベルトの最晩年の心の深層を抉り出すという厳しいアプローチは、同曲の真の魅力を引き出そうという真摯な姿勢として、高く評価すべきものと考える。録音は、マルチチャンネル付きのSACDであるが、上岡による暗い音調もあって、イマイチ効果を発揮していないと感じた。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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