チャイコフスキー(1840-1893)

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CD 輸入盤

交響曲全集、管弦楽曲集 ミハイル・プレトニョフ&ロシア・ナショナル管弦楽団(7CD)

チャイコフスキー(1840-1893)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4778699
組み枚数
:
8
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

プレトニョフのチャイコフスキー交響曲全集復活!
今回はマンフレッドと管弦楽曲10曲を追加収録!

1996年に発売され、交響曲ファンに高く評価された全集が待望の復活。しかもマンフレッド交響曲と管弦楽曲10曲を追加してのお買得ボックス化です。
 ほぼ10年後に録音されたベートーヴェンの交響曲全集では、やりたい放題の自由な演奏をおこなっていたプレトニョフですが、ここでは自国の大作曲家に敬意を表してか、楽器編成を含めて楽譜を最大限尊重し、民俗風味の演出や、情緒過多に陥ることなく、交響曲としての完璧な姿を追求しているのが印象的。
 チャイコフスキー作品では、そのテクスアチュア構築にきわめて重要な役割を果たす弦楽器セクションの素晴らしく精緻な演奏に加え、同じく精巧な撥さばきで効果的なサウンドを聴かせるティンパニ、そして人数指定を守り、センスの良い音で多彩な音色を聴かせる管楽器セクションと、プレトニョフがここでおこなっているのは、まず当たり前のことを当たり前に追求するということにほかならないのですが、それがかえって新鮮なものに感じられるというのが、チャイコフスキーの一般的な演奏伝統を考えあわせると非常に興味深いところです。
 そうしたプレトニョフのスタイルはこのセットでは終始一貫しており、技術的な精度をきちんとクリアした上で、作品にふさわしい表現をおこなうという姿勢がオーケストラに確実に反映されているのが実に見事。完成度高く生気に富む演奏がそろっています。
 なお、リマスタリングに関する情報はまだありませんが、レギュラー盤では優秀な音質だったことを付記しておきます。(HMV)

【収録情報】
CD1
・交響曲第1番ト短調 Op.13 『冬の日の幻想』[47:33]
 第1楽章. Allegro tranquillo [13:32]
 第2楽章. Adagio cantabile ma non tanto [11:57]
 第3楽章. Scherzo [08:29]
 第4楽章. Finale [13:35]

・スラヴ行進曲 Op.31 [09:28]

・デンマーク国歌による祝典序曲 Op.15 [12:42]

CD2
・交響曲第2番ハ短調 Op.17 [36:04]
 第1楽章. Andante sostenuto [11:05]
 第2楽章. Andantino marziale [06:51]
 第3楽章. Scherzo [05:33]
 第4楽章. Finale [09:35]

・序曲『運命』Op.77 [18:35]

・大序曲『1812年』Op.49 [15:47]

CD3
・交響曲第3番ニ長調 Op.29 『ポーランド』[46:30]
 第1楽章. Introduzione e Allegro [15:26]
 第2楽章. Alla tedesca [06:42]
 第3楽章. Andante elegiaco [09:16]
 第4楽章. Scherzo [06:26]
 第5楽章. Finale [08:40]

・幻想序曲『ロメオとジュリエット』[19:17]

CD4
・交響曲第4番へ短調 Op.36 [43:20]
 第1楽章. Andante sostenuto [18:49]
 第2楽章. Andantino in modo di canzone [09:43]
 第3楽章. Scherzo [05:45]
 第4楽章. Finale [09:03]

・幻想曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』Op.32 [23:52]

CD5
・交響曲第5番ホ短調 Op.64 [46:35]
 第1楽章. Andante [14:54]
 第2楽章. Andante cantabile [13:23]
 第3楽章. Valse [05:51]
 第4楽章. Finale [12:27]

・幻想序曲『ハムレット』Op.67 [18:58]

CD6
・交響曲第6番ロ短調 Op.74 『悲愴』[45:56]
 第1楽章. Adagio [18:49]
 第2楽章. Allegro con grazia [07:29]
 第3楽章. Allegro molto vivace [08:07]
 第4楽章. Finale [11:31]

・交響的バラード『地方長官』Op.78 [14:11]

・イタリア奇想曲 Op.45 [17:06]

CD7
・幻想序曲『テンペスト』Op.18 [21:43]

・マンフレッド交響曲 Op.58 [54:02]
 1. Lento lugubre [15:25]
 2. Vivace con spirito [09:50]
 3. Andante con moto [10:17]
 4. Allegro con fuoco [18:29]

 ロシア・ナショナル管弦楽団
 ミハイル・プレトニョフ(指揮)

 録音時期
  1993年4月:テンペスト、マンフレッド
  1995年4月:交響曲第3番、第4番、第5番
  1995年11月:交響曲第1番、第2番、第6番
  1996年3月:ロメオ、リミニ、スラヴ、デンマーク、運命、ハムレット、1812年
  1996年12月:地方長官、イタリア
 録音場所:モスクワ音楽院大ホール
 録音方式:デジタル(セッション)
 プロデューサー:クリスティアン・ガンシュ、シド・マクラクラン
 エンジニア:ライナー・マイヤール

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Symphony No. 1 in G minor ('Winter Dreams'), Op. 13: 1. Daydreams on a Wintry Road. Allegro tranquillo
  • 02. Symphony No. 1 in G minor ('Winter Dreams'), Op. 13: 2. O land of gloom, O land of mist! Andante cantabile ma non tanto
  • 03. Symphony No. 1 in G minor ('Winter Dreams'), Op. 13: 3. Scherzo. Allegro scherzando giocoso
  • 04. Symphony No. 1 in G minor ('Winter Dreams'), Op. 13: 4. Finale. Andante lugubre - Allegro moderato - Allegro maestoso - Andante lugub
  • 05. Slavonic March, for orchestra, Op. 31
  • 06. Festival Overture on the Danish National Hymn, for orchestra in D major, Op. 15

ディスク   2

  • 01. Symphony No. 2 in C minor ('Little Russian'), Op. 17: 1. Andante sostenuto - Allegro vivo
  • 02. Symphony No. 2 in C minor ('Little Russian'), Op. 17: 2. Andantino marziale, quasi moderato
  • 03. Symphony No. 2 in C minor ('Little Russian'), Op. 17: 3. Scherzo. Allegro molto vivace - Trio
  • 04. Symphony No. 2 in C minor ('Little Russian'), Op. 17: 4. Moderato assai - Allegro vivo - Presto
  • 05. Fatum, symphonic poem for orchestra, Op. post. 77
  • 06. 1812 -- Festival Overture, for orchestra in E flat major, Op. 49

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総合評価

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初期交響曲が良かった。ロシアナショナル管...

投稿日:2021/07/29 (木)

初期交響曲が良かった。ロシアナショナル管弦楽団は1990創設のプレトニョフ私設オケであり、プレトニョフの音楽のためにその薫陶が行き届いている。本盤は創設からまもない1993〜1995の頃の録音であるが、プレトニョフらしいテンポの揺れや低弦のしつこさなどはやや伺われるものの、チャイコフスキーにおいてはロシアの節回しのように感じられた。録音も大変よく、個人的には初期の交響曲が新鮮に聞けた。

アベマ太郎 さん | 福井県 | 不明

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曲目豊富で、しかも高水準の演奏が収められ...

投稿日:2013/05/26 (日)

曲目豊富で、しかも高水準の演奏が収められた、大変に結構なボックス。先にラフマニノフの交響曲を聴いた時には、ずいぶんあっさりとした表情付けでしたので、こちらもそんな感じかなと予想しました。ところが、第1番が始まると、「…えっ?!」と驚く。ゆったりしたテンポ、意外に濃い表情付け、低域のずんずん響く迫力ある押し出しに、「これはいいぞ!」と大いに喜ぶ。こんな調子で第1〜3番はいずれもじっくり構えた名演奏。ところが第4番がいけない。上記の傾向が一気にすっ飛び、何とも盛り上がらない、残念な出来。第5番も普通。第6番は持ち直し、特にフィナーレはオーケストレーションと情感とがピタリと合った見事な演奏です。そして「マンフレッド」、これもよい演奏。但し若干「寸止め」的な雰囲気はありまして、そこは惜しいな。管弦楽曲はどれも好演。録音も優秀。いいボックスですぜ。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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交響曲は 6番「悲愴」 がすばらしい。感傷...

投稿日:2011/09/10 (土)

交響曲は 6番「悲愴」 がすばらしい。感傷的に陥りすぎもせず、健康的なのだがそれでいて内面に沁みてくるものがある。3楽章の速さ、アンサンブル 推進力には元気が出る!!この曲の名演は多々あるが繰り返し取り出すのはこのCD。5番も自然体な演奏。4番は・・ふくよかな響きでいいのですが、真面目すぎる感じ。2番 3番は申し分ありません。1番「冬の日の幻想」・・本当に霧に包まれたような演奏で好みは分かれそうだが、私はチェコフィル(マーツァル)の明るいトーンの方が好き。管弦楽曲はどれもいいが、とりわけハムレット ロメオとジュリエットは名演。プレトニョフ・・ベートーヴェンでは変なことをしていたが、チャイコフスキーでこれだけのことができたのだから、この姿勢でベートーヴェンと再度 真剣に向かい合って頂けないだろうか

アッキ さん | 茨城県 | 不明

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チャイコフスキー(1840-1893)

1840年:ロシアのウラル地方ヴォトキンスクで鉱山技師の次男として誕生。 1859年:法務省に勤務。 1861年:アントン・ルービンシュタインが設立した音楽教室(1962年にペテルブルク音楽院となる)に入学。 1863年:法務省を退職。 1866年:交響曲第1番『冬の日の幻想』初演。初のオペラ「地方長官」を完成。 1875年:ピア

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