CD 輸入盤

『ジークフリート』全曲 ケンペ&バイロイト、ホップ、ニルソン、他(1960 モノラル)(4CD)

ワーグナー(1813-1883)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4CD00272
組み枚数
:
4
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

『ニーベルングの指環』分売
第2夜『ジークフリート』(4CD)
ケンペ&バイロイト


1960年のバイロイトでは、ヴォルフガング・ワーグナーの新演出による『ニーベルングの指環』が話題を呼んでいました。戦後バイロイトの『指環』上演といえば、1951年から1958年まで兄ヴィーラント・ワーグナーの演出が一貫して用いられており、クナッパーツブッシュ、カイルベルト、クラウス、カラヤンの指揮によって錚々たる演奏がおこなわれていました。
 今回登場する『指環』は、1959年の『指環』無しの年を経て、1960年に華々しく導入された新演出の指揮をルドルフ・ケンペが受け持ったというもので、以後1963年までの4年間にわたって継続されることとなった組み合わせです。
 当時のケンペは、コヴェントガーデンで大きな成功を収めており、特に1957年の『指環』は見事なできばえで高い評価を受けていました。
 録音は1960年のライヴということで、モノラルではありますが、聴きやすい水準にあり、歌手たちが生き生きとしたケンペならではの上演を楽しむことが可能です。オーケストラの扱いが巧みなのも特筆もので、ライトモティーフなど性格的な動機を雄弁に響かせる仕上げのうまさは、すでにさまざまなオペラに通じていたケンペの実力を如実に示すものとなっており、特に『ジークフリート』は聴きごたえあるサウンドとなっています。
 歌手陣では、古風ながら風格たっぷりのヘルマン・ウーデ(ヴォータン)や、重厚な歌唱で威力を発揮するハンス・ホップフ(ジークフリート)、老獪で邪悪そうなゴットロープ・フリック(フンディング&ハーゲン)、若々しい声が魅力のニルソン(ブリュンヒルデ)、力強い声でジークムントを歌うヴィントガッセン、さらには当時まだ30歳前後だったトーマス・スチュアート、イングリット・ビョーナーなど、豪華な布陣が魅力となっています。(HMV)

【収録情報】
『ジークフリート』全曲
 ハンス・ホップ(ジークフリート)
 ビルギット・ニルソン(ブリュンヒルデ)
 ヘルマン・ウーデ(さすらい人)
 ヘロルド・クラウス(ミーメ)
 オタカール・クラウス(アルベリヒ)
 ペーター・ロート・エーラング(ファフナー)
 マルガ・ヘフゲン(エルダ)
 ドロテア・ジーベルト(森の小鳥)
 バイロイト祝祭管弦楽団
 ルドルフ・ケンペ(指揮)

 録音時期:1960年7月28日
 録音場所:バイロイト祝祭劇場
 録音方式:モノラル(ライヴ)

ユーザーレビュー

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ワルキューレと黄昏を買って、手持ちのAudi...

投稿日:2011/02/03 (木)

ワルキューレと黄昏を買って、手持ちのAudiophile盤から改善が見られないので、最も音がいいジークフリートは買うのをやめました。しかし、もしお持ちでないなら、ぜひ入手するべき名盤の復活です。演技に難ありとして評価の低いハンス・ホップですが、少なくともこの上演で聴く限りは絶好調。伝統的ヘルデンテノールタイプの声をよい録音で聴きたいというのなら、まずこのCDが一番に挙げられるべきで、若いニルソンとの二重唱は永遠に残されるべきお宝でしょう。ケンぺの棒も、この指揮者の最良の面をよく伝えています。私見では、ケンぺは音のバランスとかテンポとか音楽の構造的把握とかのセンスが抜群で、そのうえ、歌手を生かすことを最優先に考えるので、フルヴェンやクナのような「嵌ればスゴイ(が嵌らなければガッカリ)」タイプよりずっと安心して音楽と歌手を堪能できます。

りっく さん | 埼玉県 | 不明

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