オクタヴィア・グレート・アーティストBOX
オクタヴィアお買得SACDボックス企画第3弾!
今回はSACD10枚組+ボーナスCD
特典CDには大音響のプロコフィエフ第2交響曲!
吉田秀和氏など多くの評論家から大絶賛を受けたホーネック/マーラー1番や、チェコ・フィルのサウンドが見事なインバル/マーラー5番、オリジナル版の魅力を明晰なサウンドで伝えるズヴェーデン/ペトルーシュカ、ソ連的アプローチが印象的なアレクセーエフ/ショスタコ10番、超絶技巧ピアノを見事なサウンドで楽しめるエル=バシャ/ラヴェル、ウィーン・フィル首席とベルリン・フィル首席の競演が楽しめるクラリネッテン・ウィーン&ベルリン、マルチ・サラウンドによる音響でオーディオ・リファレンスとしても重宝されるバボラークの『ブルックナー・イン・カテドラル』等、充実した内容のディスクを数多く収録。
特典CDには、若きプロコフィエフがバリバリのモダニズムをハードな音響で体現した傑作として知られる交響曲第2番を、アシュケナージ指揮による未発表音源が収められているのも注目されるところです。
参考までに各アルバムの元々のジャケット画像を表示しておきます。
【収録情報】
Disc-1 (
EXCL00026)
ホーネック&ピッツバーグ響/マーラー1番
ホーネックのピッツバーグ響音楽監督就任記念演奏会の記録である本ディスクは、リリースするやいなや、リスナーからの熱狂的な支持を得、さらに、レコード芸術特選盤他、同誌の吉田秀和氏の連載でも大絶賛を受け、2009年話題の1枚となりました。ここから、現在大人気のマラ5(第4弾)につながる同コンビのマーラー全集が開始しました。録音に対して誰よりも厳しいホーネックがオーケストラそして録音チームと丁々発止で、決して妥協することなく、納得する最高のレベルまで作り上げた渾身の「巨人」。オーケストラの迫力をこれでもかととらえ、冒頭の神秘的な弱音から、フィナーレの壮絶な大音声まで、超劇的な瞬間瞬間で、あっという間の約1時間です。
・マーラー:交響曲第1番『巨人』
ピッツバーグ交響楽団
マンフレート・ホーネック(指揮)
録音時期:2008年9月26-28日
録音場所:ピッツバーグ、ハインツ・ホール
録音方式:DSD(ライヴ)
SACD Hybrid
非圧縮2ch HQ (CD STEREO/ SACD STEREO)
レコード芸術特選盤
Disc-2 (
EXCL00060)
インバル&チェコ・フィル/マーラー5番
東京都交響楽団との一連のリリースに続き、インバル指揮チェコ・フィルとしてエクストンがリリースした第1作目がこのマラ5です。
インバル=マーラーとさえ表現しても皆が納得するマーラー指揮者ですが、そのインバルが、マーラー演奏に対してDNAレベルで最も近いといえるチェコ・フィルをして、その各セクション、各楽器とともに実に雄弁に歌い上げた演奏です。名門ドヴォルザーク・ホールの響きも滔々ととらえられ、楽章が始まった瞬間に、トランペットが、ホルンが、ティンパニが、パーカッションが、弦楽器が、それぞれに生き物のように鳴り響きます。
録音は、今年の1月という新鮮さ。レコード芸術特選盤です。
・マーラー:交響曲第5番
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
エリアフ・インバル(指揮)
録音時期:2011年1月20-21日
録音場所:プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール
録音方式:DSD
SACD Hybrid
非圧縮2ch HQ (CD STEREO/ SACD STEREO)
レコード芸術特選盤
Disc-3 (
OVCL00378)
ズヴェーデン&オランダ放送フィル/ペトルーシュカ
EXTON−オランダ放送フィル/オランダ放送室内管−ヤープ・ヴァン・ズヴェーデンの三つ巴の生み出した録音の数々は、ブルックナー・シリーズ、ハイドン・シリーズ等、その極限まで高い純度、透明度、そして完成度により、リリースの度に大きな話題になり、2008年ストラヴィンスキー「春の祭典」の録音がレコード・アカデミー賞管弦楽部門賞を受賞し、一つの頂点に至りました。その続編であり、より多彩な音色と表現の襞の奥行きを次々に披露したのが、この「ペトルーシュカ、プルチネルラ、管楽器のための交響曲」収録のディスクです。細工工芸のような緻密さ、室内楽的な親密さを伴いながら、大編成の各楽器の輪郭がこれでもかと鮮烈にとらえられ、それが分厚い全体となって聴くものを包み込みます。同コンビとの録音は、すべてオーケストラの本拠地であるオランダ放送の大スタジオでのセッション録音。レコード芸術特選盤です。
ストラヴィンスキー:
1. バレエ音楽『ペトルーシュカ』
2. 組曲『プルチネッラ』
3. 管楽器のための交響曲
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団(1,3)
オランダ放送室内フィルハーモニー(2)
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指揮)
録音時期:2008年6月24-28日(1,3)、2008年8月26-29日(2)
録音場所:ヒルヴェルサム、MCOスタジオ
録音方式:DSD
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND
レコード芸術特選盤
Disc-4 (
EXCL00043)
アレクセーエフ&アーネム・フィル/ショスタコ10番
アレクセーエフ&アーネム・フィルによるショスタコーヴィチ第1弾のディスクです。オーケストラ全体を強靭なサウンドで鳴らしきる、前時代的なソビエトのオーケストラに見られた演奏法と、バランス感覚を兼ね備えた現代風の奏法。その両方を兼ね備えた理想といえるサウンドで、交響曲第10番をまとめ上げています。もともと極上の弦楽器群を持つアーネム・フィルが、強力な骨格を作り上げ、その上に管楽器群のロシアン・サウンドが咆哮します。
・ショスタコーヴィチ:交響曲第10番
アーネム・フィルハーモニー管弦楽団
ニコライ・アレクセーエフ(指揮)
録音時期:2009年9月3-4日
録音場所:アーネム、ムシス・サクルム、コンサートホール
録音方式:DSD
SACD Hybrid
非圧縮2ch HQ (CD STEREO/ SACD STEREO)
Disc-5 (
OVCT00042)
清水和音、マーツァル&チェコ・フィル/モーツァルト:ピアノ協奏曲集
清水和音、マーツァル、チェコ・フィルという個性的なアーティストが集い、あの名門ドヴォルザーク・ホールにおいてモーツァルトの珠玉のピアノ協奏曲を2作品、セッション録音でおさめた贅沢な一枚です。観客のいないホールのたっぷりとした大気を清水の奏でる真珠のようなピアノの一音一音がたゆたい、それをマーツァル指揮チェコ・フィルのやわらかなサウンドが見事に調和します。オーディオ・ファイルとしても各誌で大きく取り上げられました。EXTONの中でも、屈指の一枚です。
モーツァルト:
・ピアノ協奏曲第23番
・ピアノ協奏曲第24番
清水和音(ピアノ)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ズデニェク・マーツァル(指揮)
録音時期:2007年4月29-30日
録音場所:プラハ「芸術の家」ドヴォルザーク・ホール
録音方式:DSD
SACD Hybrid
非圧縮2ch HQ (CD STEREO/ SACD STEREO)
Disc-6 (
OVCC00068)
バボラーク/ブルックナー・イン・カテドラル
優秀なホルン奏者を多く輩出するチェコ。そこで活躍中のホルン奏者が一同に会して“チェコ・ホルン・コーラス”を結成し、バボラークとオルガン奏者のアレシュ・バールタ、そして新進気鋭の作曲家ミロシュ・ボクとともにブルックナーの荘厳なるミサやモテット集を演奏しています。収録は教会で行われ、長い残響音とともにやわらかく荘厳に響くホルンアンサンブルは、まさに「天上の音楽」です。聴き所は、最終トラックに収録された、バボラークとバールタのデュオが圧巻の“交響曲第7番第2楽章「アダージョ」”(ホルン・ソロ&オルガン)。さらにこのアルバムはマルチ・サラウンドで収録されており、三次元的な神々しいブルックナー・サウンドをオーディオ的にもお楽しみいただけるアイテムです。
『ブルックナー・イン・カテドラル』
・『アヴェ・マリア』 WAB.7 [05:42]
(ホルン+オルガン)
・『ヴィントハークのミサ』ハ長調 WAB.25 [08:51]
(ホルン+ワーグナー・テューバ×2+オルガン)
・『アヴェ・マリア』 WAB.6 [03:57]
(ホルン×4+ワーグナー・テューバ×4)
・オッフェルトリウム『乙女たちは王の前に招き入れられる』 WAB.1 [01:41]
(ホルン×8+オルガン)
・アンティフォン『マリアよ、あなたはことごとく美しく』 WAB.46 [06:02]
(ホルン×8)
・グラドゥアーレ『正しい者の口は知恵を語り』 WAB.30 [06:01]
(ホルン×4+ワーグナー・テューバ×4)
・グラドゥアーレ『キリストは従順であられた』 WAB.11 [06:26]
(ホルン×8)
・アンティフォン『見よ、大いなる祭司たちを』 WAB.13 [06:23]
(ホルン×4+ワーグナー・テューバ×4+オルガン)
・交響曲第7番 WAB.107〜第2楽章アダージョ [24:30]
(ホルン+オルガン)
ラデク・バボラーク(ホルン)
アレシュ・バールタ(オルガン)
チェコ・ホルン・コーラス
ミロシュ・ボク(指揮)
録音時期:2008年7月21-23日
録音場所:チェコ、モスト聖母被昇天教会
録音方式:DSD
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND
Disc-7 ラヴェル:ピアノ・ソロ作品全集(
EXCL00015より)
エル=バシャ/ラヴェル:ピアノ曲集
エル=バシャはレバノン出身ながらも、パリで研鑽を積み、クラウディオ・アラウに才能を見出され、エリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝した俊英です。欧米を中心に着実なキャリアを築き、録音の分野でもこれまでに膨大なカタログを誇り、多くの賞を受賞しています。エル=バシャのラヴェルは、無駄を省いた、流れるようなリズムとテクニック。微細なニュアンスの色合いと憂いを湛えた和声を聴かせており、フレンチ・ピアニズムの醍醐味を語りつくしています。当BOXに収録されているのは、ラヴェル:ピアノ作品全集より、1枚目のディスク。レコード芸術特選盤の一枚です。
ラヴェル:
・グロテスクなセレナード
・古風なメヌエット
・亡き王女のためのパヴァーヌ
・水の戯れ
・メヌエット
・ソナチネ
・鏡
アブデル・ラーマン・エル=バシャ(ピアノ)
録音時期:2007年12月3-5、7-8日
録音場所:富山、入善コスモホールにて収録
録音方式:DSD
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND
レコード芸術特選盤
Disc-8(
OVCT00064より)
菊地裕介/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
若手ピアニストの中でも抜きん出た才能を感じさせる菊地裕介。2010年よりオクタヴィア・レコードとベートーヴェンのソナタ全曲録音に取り組んでおり、このディスクは第1集のDisc2より。このディスクに収録されたソナタを作曲した当時のベートーヴェンと同年代ということもあり、その感性を表現したかったという菊地裕介。完全無欠のテクニックと疾風のテンポ、若手ならではの強烈な感性でこれらのソナタ集に新しい風を吹き込んでいます。菊地裕介のデビュー盤にして、レコード芸術においても特選盤となった一枚です。
ベートーヴェン:
・ピアノ・ソナタ第21番『ワルトシュタイン』
・ピアノ・ソナタ第23番『熱情』
・ピアノ・ソナタ第24番『テレーゼ』
・ピアノ・ソナタ第25番『かっこう』
・ピアノ・ソナタ第26番『告別』
菊地裕介(ピアノ)
録音時期:2010年1月13-15日、3月13-15日、4月13-15日
録音場所:富山、北アルプス文化センター
録音方式:DSD
SACD Hybrid
非圧縮2ch HQ (CD STEREO/ SACD STEREO)
レコード芸術特選盤
Disc-9 (
OVCT00043)
児玉桃/ドビュッシー:ピアノ作品集
児玉桃の記念すべきデビュー盤です。幼少の頃よりパリに在住し、パリ音楽院においてニコライエワ、シフ、ペライアらから薫陶を受けた児玉桃。最年少でミュンヘン国際コンクールの最高位に輝き、ジャンジャック・カントロフとのデビュー・コンサートをはじめ、多くの巨匠との共演を重ね、現在の活躍に至ります。日本人ながらも、「フランス的な美的感覚」を持つ児玉桃は、フランス印象派作品のエスプリや、内面的で微細なニュアンスを表現することのできる数少ないピアニストです。多面的な和声を立体的に描き出すテクニックで、一つ一つの音像が美しく反映されてゆきます。児玉はこの録音の後にも、メシアンやショパンの録音でも高い評価を得ています。
ドビュッシー
・子供の領分
・2つのアラベスク
・ベルガマスク組曲
・仮面
・スケッチ帳より
・版画
・レントより遅く
・喜びの島
児玉桃(ピアノ)
録音時期:2002年11月4-6日
録音場所:富山・入善コスモホールにて収録
録音方式:DSD
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND
Disc-10 (
OVCC00031)
クラリネッテン・ウィーン&ベルリン
クラリネット界の二大巨頭、ウィーン・フィルの首席奏者エルンスト・オッテンザマーとベルリン・フィルの首席奏者ヴェンツェル・フックス。超豪華奏者によるデュオ共演がこのアルバムにおいて実現しました。
深くまろやかなジャーマン・システムによるクラリネットの音色で、デュオの秀作、メンデルスゾーンの2つのコンチェルトシュトゥックやプーランクのソナタを演奏しています。抜群の安定性と気品に満ち溢れるオッテンザマー。高い音楽性と天才的な感性を持つフックス。二人のキャラクターがぴったりと合致し、極上の音楽を作り出しています。
『クラリネッテン・ウィーン&ベルリン』
・メンデルスゾーン:2つのコンチェルシュテュック
・ベールマン:協奏的二重奏曲
・クルーセル:ロンド
・プーランク:2本のクラリネットのためのソナタ
エルンスト・オッテンザマー(クラリネット)
ヴェンツェル・フックス(クラリネット)
足立桃子(ピアノ)
録音時期:2005年11月21、22日
録音場所:東京、Hakuju Hall
録音方式:DSD
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND
Bonus CD(未発表音源)
アシュケナージ&シドニー響/プロコフィエフ2番
2011年秋に来日を果たしたアシュケナージ指揮シドニー交響楽団。EXTONは、2007年以降、同コンビが本拠地シドニーのオペラハウス・コンサートホールにおいて毎年開催するコンポーザー・フェスティバルを丸ごと録音し、さらに必要な作品は別途セッション録音を組んで、大規模な全集プロジェクトを敢行しています。
プロコフィエフがヒューチャーされたのは、2009年。交響曲と協奏曲を中心に、さらに数々のオーケストラ組曲も含めた一連の演奏会が約一ヶ月かけて行われ、オーケストラに作曲家の語法が十二分に浸透した後、セッション録音によって収録されたのが、この交響曲第2番です(未発表音源)。あまり演奏機会もない作品ではありますが、ロシアものにはひときわ、他にはない唯一無二の秀演を聴かせるアシュケナージ。若きプロコフィエフが、「鉄と鋼でできた交響曲」と目論んだ意欲作。冒頭から管楽器、弦楽器、全力疾走の超攻撃的な一面と、プロコフィエフの刻印がしっかりと刻まれた叙情性とが共存します。アシュケナージならではの名演奏です。
・プロコフィエフ:交響曲第2番ニ短調 op.40
シドニー交響楽団
ヴラディーミル・アシュケナージ(指揮)
録音時期:2009年11月
録音方式:DSD(セッション)