スクリャービン(1872-1915)

人物・団体ページへ

CD 輸入盤

ピアノ・ソナタ第10番、炎に向かって、練習曲集、前奏曲集 ムストネン

スクリャービン(1872-1915)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ODE1184
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ムストネン、スクリャービンを弾く
練習曲、前奏曲、炎に向かって、ほか


1967年ヘルシンキ生まれのムストネンは、早くから才能をあらわして活躍していたため、すでにプロとしてのキャリアは四半世紀以上というベテラン。ピアニスト、作曲家、指揮者として数多くの場数を踏んで精力的に個性的な音楽活動を展開してきたムストネンですが、意外にもスクリャービンの録音はこれが初めて。
 曲目は、12の練習曲 Op.8と、6つの前奏曲 Op.13、5つの前奏曲 Op.16という若きの日の作品に、後期作品であるピアノ・ソナタ第10番、詩曲『炎に向かって』で構成されています。
 練習曲と前奏曲で示される鮮やかなテクニックの冴えと情感表現のバランス、後期作品での無調や神秘和音の大胆な表現が、現在のムストネンの音楽解釈の幅広さをよく伝えてくれます。(HMV)

【収録情報】
スクリャービン:
・12の練習曲 Op.8
・6つの前奏曲 Op.13
・5つの前奏曲 Op.16
・ピアノ・ソナタ第10番 Op.70
・詩曲『炎に向かって』 Op.72

 オリ・ムストネン(ピアノ)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
2
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
ムストネンはとてもオリジナリティのある弾...

投稿日:2012/03/24 (土)

ムストネンはとてもオリジナリティのある弾き方をする人という印象を持っていた。カリグラフィで言うと、ハネのある髭文字の感じ。でもこのスクリャービンでは、そのようなハネは殆どなく、作曲者に寄り添った正攻法の音楽が展開されている。op.8のエチュードは、ロシアンスクールのピアニストでは何気なく腕試しのように流されがちだが、どこかゴツゴツとしたマチエールが、逆にこの練習曲の非凡な構造をあらわにしてくれる。op.13, op.16のプレリュード集は、今ままでショパンの亜流として軽く見られがちだったスクリャービン初期の何気ない小曲の一つ一つに、丁寧な叙情性を持って取り組み、どこか北欧の研ぎ澄まされたピアノ小品のような味わいを醸し出すことに成功している。これは素晴らしい。そして10番のソナタと「炎に向かって」は、彼の指揮者としての資質が、ピアノを越えたヴィジョンを喚起するかのよう。ピアニスティックな効果の先にあるものを明確に意識していることがまざまざと伝わる「溜め」の効いた音楽運びが見事。

marco さん | 東京都 | 不明

0
★
★
★
★
★
ムストネン、やはり只者ではない!スクリャ...

投稿日:2012/03/19 (月)

ムストネン、やはり只者ではない!スクリャービンの怪しく青白くたゆたい、白熱し、狂気に満ちていく世界と違って、初めて聴いたような新鮮な曲に聴こえるところがさすがである。それはとても明確で芯の通ったムストネン流のスクリャービンがしっかりとたっぷりの美音で主張してくるからであろう。聴きなれたエチュードOp.8-12、ピアノソナタ第10番、炎に向かってなどもこんなように演奏されたことはかつてないのではないだろうか。とにかく雰囲気に流されないひとつひとつが重みを持った演奏であり、初めて聴いたときから「格が違う」と感じたCDであった。ムストネン初のスクリャービンということだが、今後も注目していきたい。

ジュピター さん | 宮城県 | 不明

0

スクリャービン(1872-1915)に関連するトピックス

器楽曲 に関連する商品情報

おすすめの商品