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ウィリアム・モリス通信 大人の本棚

小野二郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622080978
ISBN 10 : 4622080974
Format
Books
Release Date
February/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

惜しまれる早世から30年。装飾デザイン、社会主義思想史上の巨人ゆかりの土地を訪れてつづられたモリス研究の第一人者晩年の豊潤な紀行・エッセイ。全17篇。

目次 : 自然への冠―ウィリアム・モリスにとっての「装飾芸術」/ ウィリアム・モリスと世紀末―社会主義者オスカァ・ワイルド/ 「レッド・ハウス」異聞―フィリップ・ウェッブとモリス/ ミドルトン・チェイニイのモリス・ウィンドウ/ ウィリアム・モリスの理想都市/ 『世界のかなたの森』/ ウィリアム・モリスと古代北欧文学/ D.G.ロセッティとジェイン・モリスの往復書簡/ ウィーンのチャールズ・レニィ・マッキントッシュ/ グラスゴウ美術学校〔ほか〕

【著者紹介】
小野二郎 : 1929年、東京高円寺に生まれる。英文学者。1955年、東京大学教養学部教養学科イギリス分科卒業。1958年、東京大学大学院人文科学研究科比較文学比較文化修士課程修了後、弘文堂入社。1960年、中村勝哉とともに晶文社設立。1962年より新日本文学会会員。明治大学政治経済学部講師などを経て1971年より明治大学文学部教授。1982年没

川端康雄 : 1955年、横浜に生まれる。明治大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。日本女子大学文学部教授。イギリス文学、イギリス文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • コットン

    Feさんのお薦めでモダンデザインが素敵な多方面で活躍したウィリアム・モリスの足跡をたどる本。本文の「プリミティズムの人工的な模索でなく、肉体を通じて肉体を消去してゆき、ある抽象的神秘性に達するといった途筋をモリス・グループは歩んだように思われる。」に、研ぎ澄まされた精神性を感じる。

  • ぱせり

    この本はやさしい入門書ではなくて、ウィリアム・モリスの業績や評価など、ある程度は知っていることが前提で、そのうえでの「とは、いっても」の先から始まっている。何の下地もない私には難しかった。せめて、日常がそのまま自然への尊敬の表現になるような暮らし方を、ときには文明批判なども交えながら選び取っていけたら、と思う。

  • 壱萬弐仟縁

    「芸術の本当の意味は、自然に対する人間の尊敬の表現である」(7ページ)。この指摘は、ラスキンの作品を見てもわかることで、現代で、チェーンソーアーティストが体現している。ラスキンはイタリアン・ゴシック趣味があったという(25ページ)。つまり、建築の表面、壁面への執着である(29ページ)。モリスの偉いところは、民衆文化に基本を置く総合芸術としての装飾という考えを身につけ、文明批判の発行源としたこと(115ページ)。柳宗玄(むねもと)氏の木の文化や石の文化の異同について書いてあり、参考になる(165ページ〜)。

  • メルセ・ひすい

    15-148 惜しまれる早世からはや30年。モリス研究の第一人者にして晶文社創業の名編集者が、装飾デザイン史と社会主義思想史上の巨匠ゆかりの土地や建物を訪れて綴った、晩年のエッセイ17篇を収録。「バードフォードっ… 大学街中心を夕方バスで発つ…晩秋、 到着すると、町は真っ暗だった。黒く静かに沈んでいた。数件宿をあたったが断られ、三軒目でやっと落ち着いた。宿の部屋 暖炉壁紙はモリスデザインの芳醇なダークブルーの葡萄樹だった。(あたたかい灰色)沈んだこころのなか なんか、ほっとしたのを思い出した」

  • Tadashi_N

    工芸の黎明期の、いろいろな交流

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