SACD

交響曲第1番、第8番 クレンペラー&フィルハーモニア管弦楽団(シングルレイヤー)(限定盤)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TOGE15001
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
SACD

商品説明

『EMI CLASSICS 名盤 SACDシングル・レイヤー・シリーズ』
クレンペラー/ベートーヴェン:交響曲第1番、第8番

限定盤

クレンペラーだけが生み出せる真のベートーヴェンがここに!
ベートーヴェンが古典主義を貫いた手法を展開する第1番の、最後まで緊張の糸を切ることのない格調の高さ、それと対照的に第8番は軽やかなイメージが印象的です。どちら聴き応え充分なベートーヴェン像が浮かび上がります。(EMI)

【収録情報】
ベートーヴェン:
・交響曲第1番ハ長調 op.21
・交響曲第8番ヘ長調 op.93

 フィルハーモニア管弦楽団
 オットー・クレンぺラー(指揮)

 録音時期:1957年
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
 英アビー・ロード・スタジオ最新リマスター音源使用

 SACD Single Layer
 SACD対応プレイヤーで再生できます。

収録曲   

  • 01. 交響曲 第1番 ハ長調 作品21 第1楽章:アダージョ・モルト~アレグロ・コン・ブリオ
  • 02. 交響曲 第1番 ハ長調 作品21 第2楽章:アンダンテ・カンタービレ・コン・モ-ト
  • 03. 交響曲 第1番 ハ長調 作品21 第3楽章:アレグロ・モルト・エ・ヴィヴァーチェ
  • 04. 交響曲 第1番 ハ長調 作品21 第4楽章:アダージョ~アレグロ・モルト・エ・ヴィヴァーチェ
  • 05. 交響曲 第8番 ヘ長調 作品93 第1楽章:アレグロ・ヴィヴァーチェ・エ・コン・ブリオ
  • 06. 交響曲 第8番 ヘ長調 作品93 第2楽章:アレグレット・スケルツァンド
  • 07. 交響曲 第8番 ヘ長調 作品93 第3楽章:テンポ・ディ・メヌエット
  • 08. 交響曲 第8番 ヘ長調 作品93 第4楽章:アレグロ・ヴィヴァーチェ

ユーザーレビュー

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EMIは、昨年のフルトヴェングラーによる...

投稿日:2012/09/30 (日)

EMIは、昨年のフルトヴェングラーによる一連の録音のSACD化を皮切りとしてSACD盤の発売を開始したが、今般、ついに待望のクレンペラーによるベートーヴェンの交響曲全集のSACD化が行われる運びとなった。既に、EMIは、過去の名演を100種選定して、昨年末からSACD化して発売しているが、それらはハイブリッドSACD盤であった。これに対して、今般のクレンペラーによるベートーヴェンの交響曲の一連の録音に際しては、シングルレイヤーによるSACD盤での発売であり、価格がやや高めであるのは難点ではあるが、音質においては極めて期待を持てると言えるだろう。それはさておき、本盤には、ベートーヴェンの交響曲第1番と第8番がおさめられている。前述のハイブリッドSACD盤においてもそうであったが、EMIはLP時代のカプリングやジャケットにも強いこだわりを有しており、それ故に収録曲としては、従来CD盤やHQCD盤のカプリングとは異なっている。これは、LP時代からのコアなクラシック音楽ファンにとっては大変に喜ばしいもののではないかと思われる。いずれにしても、演奏自体は実に素晴らしい。近年においては、ベートーヴェンの交響曲演奏は、ピリオド楽器やピリオド奏法による演奏が一般化しているが、両曲の演奏は、そうした近年の傾向とは真逆の伝統的な、ドイツ正統派によるものと言えるだろう。悠揚迫らぬゆったりとしたテンポによる演奏は、あたりを振り払うかのような威容に持ち溢れており、あたかも巨象が進軍するかのような重量感に満ち溢れていると言える。テンポの振幅は必要最小限に抑えるなど、小賢しいアプローチとは無縁であるが、それでいて木管楽器を効果的に活かすなど格調の高さを損なわない範囲において随所にスパイスを利かせるなど、必ずしもウドの大木のような演奏にはいささかも陥っていない。交響曲第1番や第8番のこれまでの様々な指揮者による演奏としては、ベートーヴェンの交響曲の中でも規模の小さい交響曲だけに比較的軽快に演奏ものが多いと言えるが、クレンペラーは、あたかも大交響曲に接するかのようなスケールの雄大な演奏を行っているとも言えるところであり、おそらくは同曲の演奏史上でも最も構えの大きい演奏と言えるのではないだろうか。クレンペラーの確かな統率の下、フィルハーモニア管弦楽団もしっかりと付いていき、ドイツ風の重厚な音色を出すなど、最高のパフォーマンスを発揮していることも高く評価すべきものと考える。いずれにしても、本演奏は、クレンペラーの巨大な芸術の凄さを十二分に満喫することが可能な素晴らしい名演と高く評価したいと考える。音質は、1957年のスタジオ録音であるが、従来CD盤でも、そして数年前に発売されたHQCD盤でも、比較的満足できるものであった。ところが、前述のように、今般、待望のシングルレイヤーによるSACD化がなされるに及んで、圧倒的な高音質に生まれ変わったと言える。音質の鮮明さ、音場の幅広さ、そして音圧のいずれをとっても素晴らしい仕上がりであると言えるところであり、あらためてシングルレイヤーによるSACD盤の潜在能力の高さを思い知った次第である。いずれにしても、クレンペラーによる素晴らしい名演を高音質SACDで味わうことができるのを大いに喜びたい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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