『フォーク・ストーリーズ〜民謡を題材とした歌曲集〜マーラー、ベートーヴェン、ブリテン、バルトーク、他』　コラ・ブルグラーフ

メゾ・ソプラノのコラ・フルグラーフが
民謡を題材にしたアルバムをリリース

コラ・ブルグラーフがチャレンジ・クラシックス初のアルバムをリリースします。彼女は2009／2010　ECHOライジング・スター賞、2004年デン・ボッシュ国際声楽コンクール第二位を受賞し、オペラ出演をザルツブルク音楽祭やロンドンのロイヤル・オペラ・ハウス、サンフランシスコ・オペラ等で果たす実力派です。
　歌曲のリサイタルは少々特別な空間です。少しの音もたてずに動かず椅子に腰掛けていなければならないという、クラシック音楽の生真面目な雰囲気のためかもしれません。曲間の拍手が許されない場合もあります。しかしメゾ・ソプラノ歌手のコラ・ブルグラーフは、音楽は人々の身近にあり、心に直接ふれるものであるべきだと感じています。そのために彼女は、民謡または民謡を題材とした音楽を取り上げようと考えました。民謡には切なる思いが込められており、ほっとする感覚を与えてくれます。どの地域由来の民謡であれ、曲調やテーマは誰にでもわかりやすく、その土地に無縁な人々の心にも訴えるのです。心の寄りそう場所こそが故郷なのです。コラ・ブルグラーフと彼女の共演者たちが私たちを共有したかったのは、直接心に訴えるもの、そしてクラシック音楽の因習から逃れること。それこそが音楽の純粋性なのです。（Challenge Classics）

【収録情報】
・民話：ジャコウソウの春
・ブラームス：子供民謡より：第13曲：Marienwurmchen
・ブラームス：ドイツ民謡より：第6曲：Da unten im Tale
・ベートーヴェン：アイルランドの歌 WoO.153より：第6曲：Sad and luckless
・ベートーヴェン：アイルランドの歌 WoO.152より：第1曲：The return to Ulster
・ベートーヴェン：アイルランドの歌 WoO.152より：第11曲：Thou Emblem of Faith
・ベートーヴェン：アイルランドの歌 WoO.152より：第8曲：Come draw we round
・マーラー：少年の魔法の角笛より：第4曲：この歌を作ったのは誰
・マーラー：少年の魔法の角笛より：第10曲：高き知性をたたえて
・ブリテン：The Plough Boy
・ブリテン：O Waly, Waly
・ブリテン：The bonny Earl o' Moray
・ブリテン：Il est quelqu' un sur terre
・ブリテン：Quand j' etais chez mon pere
・レスピーギ：from Quattro liriche: Antica poesia popolare armena
・レスピーギ：No, non e' morto il figlio tuo
・レスピーギ：La mamma e' come il pane caldo
・レスピーギ：Io sono il madre
・バルトーク：20のハンガリー民謡より：第2曲：Regi keserves
・バルトーク：8つのハンガリー民謡より：第3曲：Aszszonyok, aszszonyok
・バルトーク：8つのハンガリー民謡より：第2曲：Istenem, istenem
・バルトーク：8つのハンガリー民謡より：第5曲：Ha kimegyek arr' a magos tetore
・シベリウス：5つの歌 op.37より：第1曲：Den forsta kyssen
・シベリウス：6つの歌 op.36より：第4曲：Sav, sav, susa
・シベリウス：5つの歌 op.37より：第5曲：Flickan kom ifran sin alsklings mote
・Jan Vogel: Ketelbinkie

　コラ・ブルグラーフ（メゾ・ソプラノ）
　サイモン・レッパー（ピアノ）
　リザ・フェルシュトマン（ヴァイオリン）
　Floris Mijnders（チェロ）

　SACD Hybrid
　CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND