ラフマニノフ、セルゲイ(1873-1943)

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SACD

合唱交響曲『鐘』、交響的舞曲 ラトル&ベルリン・フィル

ラフマニノフ、セルゲイ(1873-1943)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
WPCS12615
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明

ラフマニノフ:合唱交響曲『鐘』、交響的舞曲
サイモン・ラトル&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団


豊潤たる抒情−重厚にして馥郁たる響きが20世紀のロマンへといざなう

常任指揮者としての就任(2002年)から10年余を経、そのコンビネーションがいよいよ充実と深化をとげているサイモン・ラトル/ベルリン・フィル(BPO)が、2013年来日公演直前にリリースする新作。前作(日本盤2013年3月リリース)ではストラヴィンスキー3作品のライヴ録音盤をリリースし、ドラマティックかつ豊饒な色彩感を放出したラトル/BPO。今作では、ストラヴィンスキーと同世代にして、作風はまったく対照的な作曲家セルゲイ・ラフマニノフ作品をリリース。また、合唱交響曲『鐘』は、初演から100年を迎えます。
 グレゴリオ聖歌の「怒りの日(ディエス・イレ)」の旋律主題引用が多くの作品にみられるラフマニノフですが、ここにカップリングされている2曲にもその引用がみられます。チャイコフスキーに心酔していたラフマニノフ。美しく、かつ親しみやすいメロディの人気も高いラフマニノフ。重厚でありながら、哀感ただようその詩的抒情世界を、BPOがうたいます。(WARNER MUSIC)

【収録情報】
ラフマニノフ:
・合唱交響曲『鐘』 op.35
 第1楽章:アレグロ・マ・ノン・タント(銀の鐘)
 第2楽章:レント(黄金の鐘)
 第3楽章:プレスト(銅の鐘)
 第4楽章:レント・ルグブレ(鉄の鐘)

 リューバ・オルゴナソヴァ(ソプラノ)
 ドミトリー・ポポフ(テノール)
 ミハイル・ペトレンコ(バス)
 ベルリン放送合唱団(合唱指揮:サイモン・ハルジー)
 録音時期:2012年11月
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー

・交響的舞曲 op.45
 第1楽章:ノン・アレグロ
 第2楽章:アンダンテ・コン・モート
 第3楽章:レント・アッサイ−アレグロ・ヴィヴァーチェ−レント・アッサイ;コメ・プリマ−アレグロ・ヴィヴァーチェ

 録音時期:2010年11月
 録音場所:シンガポール、エスプラナード劇場

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 サー・サイモン・ラトル(指揮)

 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO
 解説歌詞対訳付

【作品について】
『鐘 op.35』
1913年作品。熱狂的な女性ファンからの手紙に、「音楽にとって、とくにラフマニノフのために作られたようなもの」とあったエドガー・アラン・ポーの詩(人生の四季を鐘に準え描かれた詩のロシア語訳)に創作意欲を掻き立てられ作曲。ラフマニノフが心酔するチャイコフスキーが滞在したというローマの家で作られ、1913年12月に初演された。ラフマニノフの合唱を含む作品中、傑作として知られ、演奏される機会も多い。初演は、1913年12月13日、ペテルブルク貴族会館にてラフマニノフ(指揮)マリインスキー劇場管弦楽団・合唱団による。(WARNER MUSIC)

『交響的舞曲 op.45』
1940年作品。まず2台ピアノのために作られたのちに、オーケストラ版が完成。もともと「幻想的舞曲集」という着想で進められていたが、3楽章からなる「交響的舞曲」として発表。初演は翌1941年1月、ラフマニノフが献呈したオーマンディ(指揮)フィラデルフィア管によって行われた。『何が起こったのか自分でもわからないが、おそらくこれが私の最後のきらめきになるだろう』と自身で語っていたとおり、最後の作品となった。初演は、1941年1月3日。ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管。(WARNER MUSIC)

【サイモン・ラトル】
1955年、リヴァプール生まれ。11歳のときに学生オーケストラにパーカッショニストして入団。その後、ピアノやヴァイオリンを習得し、15歳の時に指揮者として初のコンサートを開く。1971年、英国立音楽院に入学し、ピアノと指揮を専攻。
 1980年からバーミンガム市交響楽団の首席指揮者兼芸術顧問(のちに音楽監督)として活動し、1998年までの18年間で、精力的なコラボレーション、欧米へのコンサート・ツアー、数多くの録音を実現させ、イギリスの一地方オーケストラを国際レベルにまで飛躍させる、というクラシック業界でも稀な事例を作り上げた。さらにこの間、欧米の主要オーケストラに客演、またグラインドボーン、英国ナショナル・オペラ、ロサンジェルス・オペラ、ロイヤル・オペラ、シャトレ座(パリ)などのオペラ・プロダクションにも参加し、着実に実績を上げている。
 ベルリン・フィル(以下BPO)への初めての客演は、1987年(マーラー:交響曲第6番「悲劇的」)。その後、15年の共演を経て、2002年9月にクラウディオ・アバドの後任として、BPOの首席指揮者兼芸術監督に就任。これまでの10年余の間ドイツ音楽の持つ伝統と重みを重んじるBPOに、新しくかつ確かな方向性を提示し、大胆な方法論を提示しつづけ、大きな実績を残してきている。
 1994年、イギリス音楽界にもたらしたその芸術的功績に対し、英国女王より「ナイト爵」に叙せられ、2009年のドイツ統一記念日には、芸術活動及び教育プログラム「Zukunft@Bphil (未来@ベルリン・フィル)」を創設した功績に対し、ドイツ政府より「功労勲章大功労十字章」を授与された。その他、コメニウス賞(2004)、シラー特別賞(2005、マンハイム市から)、ウラニア賞及びゴールデン・カメラ賞(2007、ドイツ)、レジオン・ドヌール勲章(2010、フランス)など、あまたの褒章を受けている。加えて、ラトル/BPOは、芸術団体として初めての「ユニセフ親善大使」にも任命されている。(WARNER MUSIC)

内容詳細

際立って耳に残る旋律や、遠目の感傷に想いを預ける情の奔りなどの、おなじみラフマニノフ節ではなく、管弦楽書法のワザを駆使して多彩に響きの色や表情を変化させた異貌の大作。ラトルは、引き締まってクリアな音の動きで響きの変化を明快に耳に届け、硬派な幻想とも言うべき特質を浮き彫りにする。(中)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

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『鐘』と交響的舞曲という、ラフマニノフの...

投稿日:2014/06/23 (月)

『鐘』と交響的舞曲という、ラフマニノフの佳曲2曲を収めたアルバム。いずれもラフマニノフらしい抒情をたたえた魅力的な作品です。『鐘』は美しいメロディーとカラフルなオーケストレーションがチャーミング。声楽が壮大に盛り上げます。一方の交響的舞曲は、まさにそのタイトル通り、舞曲ながら厳めしく重い曲。こちらは以前に映像付きのもありましたな(それもいい演奏でした)。ラトルはベルリンフィルのハイスペックを活かして大変立派に仕上げました。迫力も抒情も申し分なく、みごとなものです。但し、2曲とも「佳曲」ではあるのですけれど名曲とまで言いうるかどうか、いささか疑問はありまして、聴いている間は大いに楽しめるのですが、聴き終えての満足度はさほどでもなしといふ感じ。ま、でもそれは言わぬが花、でしょうか。録音は優秀。

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