プロコフィエフ(1891-1953)

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CD 輸入盤

交響曲第3番、第7番、第7番の別エンディング カラビツ&ボーンマス響

プロコフィエフ(1891-1953)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ONYX4137
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

キリル・カラビツ&ボーンマス交響楽団
プロコフィエフ交響曲全集始動!


2008年から首席指揮者を務めるボーンマス交響楽団とともに「ハチャトゥリアン(ONYX4063)」でONYXに登場し、「チャイコフスキー(ONYX4074)」、「ブリテン&ショスタコーヴィチ(ONYX4113)」と得意のロシアン・プログラムで話題を集めてきたウクライナの若きマエストロ、キリル・カラビツ。ついに、ロシアン・シンフォニーの大作、プロコフィエフの交響曲全集がスタート!
  プロコフィエフの生まれもカラビツと同じウクライナ(当時はロシア領)であり、思い入れも深いよう。「このプロジェクトにはかなりの驚きが含まれている」と語っており、交響曲だけでなく、プロコフィエフの珍しい作品やウクライナ時代の作品などが含まれ、ブックレットにはプロコフィエフの専門家、ダニエル・ヤッフェ(Daniel Jaffe)とのインタビューが収録されるという意義高いサイクルになる予定(欧文のみ)。
 第1弾となる今作でも、2通りのエンディングが知られる交響曲第7番ではその両方を収録。死の前年のプロコフィエフが思い描いた、静かに消えるように終わるエンディング。そしてソ連当局からの批判を交わすために用意された、明るく華やかな(時には「騒々しい」とさえ批評される)エンディングとが、聴き比べられるようになっています。
 驚きと発見の詰まったキリル・カラビツのプロコフィエフ・サイクル。乞うご期待!(東京エムプラス)

【収録情報】
プロコフィエフ:
・交響曲第3番ハ長調 Op.44
・交響曲第7番嬰ハ短調 Op.131
・交響曲第7番の別エンディング

 ボーンマス交響楽団
 キリル・カラビツ(指揮)

 録音方式:ステレオ(デジタル)

収録曲   

  • 01. Moderato
  • 02. Andante
  • 03. Allegro Agitato - Allegretto
  • 04. Andante Mosso - Allegro Moderato
  • 05. Moderato
  • 06. Allegretto - Allegro
  • 07. Andante Esspressivo
  • 08. Vivace - Moderato Marcato
  • 09. Vivace (Alternative Ending)

ユーザーレビュー

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現時点で最新のプロコフィエフ交響曲全集の...

投稿日:2016/03/15 (火)

現時点で最新のプロコフィエフ交響曲全集の一枚(これが第1弾録音ですでに全曲が発売済み)だが、圧倒的な出来ばえ。プロコの交響曲ではこの第3番が断然好き、ついで2番と6番を面白く思うが、他の4曲には全く興味なしという偏屈人間だが、第3番ではコンドラシン/コンセルトヘボウの1975年ライヴ(これは素晴らしい演奏だった)以来、ロストロポーヴィチ、ムーティ、小澤、シャイー、ゲルギエフ、キタエンコ(2005年の再録)と裏切られ続け、7枚目のこれでようやく最高の演奏にたどり着いた。なぜならこの第3番、オケを煽って派手派手しい音響を立てれば、それで一丁あがりみたいな安易なアプローチをとる指揮者が後を絶たないからだ。世代的に言えばゲルギエフなどは、もっと新しいセンスの持ち主のはずだが、少なくともLSOとの全集はひどく荒っぽいやっつけ仕事で、普段の彼の水準をも大きく下回る。それらに比べるとこのカラビツの録音は、まずきわめて緻密にスコアが読まれ、その読みがオケによって的確に音化されているのが実感できる。第1楽章から、やたらにがなりたてるだけのこれまでの録音ではマスクされていた声部がちゃんと聴こえ、オケの響きがきわめて重層的だ。第2楽章でのグリッサンドの克明な実行、第3楽章での弦楽器群の俊敏な運動性など、いずれも出色の出来。前述のような理由から第7番についてのコメントは遠慮したいが、ライナーノートに載ったプロコフィエフ研究家、ダニエル・ヤッフェとの対談を読むと、この指揮者のインテリジェンスの高さが良く分かる。そこでカラビツは第7番について、外圧(ジダーノフ批判)によって『古典交響曲』のような新古典様式への回帰を迫られた「非常に悲劇的な作品」だと述べている。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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