アシュケナージ&エミリー・バイノン共演
9.1 channelで録音した驚異の高音質盤
アナログLPで発売!
グラミー賞ノミネートアルバム『フルート・ミステリー』(2L58SABD)につづくフリント・フベンティーノ・ベッペ(旧名フレード・ヨニー・ベルグ)の作品集。前作と同じヴラディーミル・アシュケナージ指揮によるフィルハーモニア管弦楽団とのセッションは、ワトフォードのコロシアムで行われ、『フルート・ミステリー』で紹介されたフルート協奏曲第1番のソロを担当したロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席フルート奏者、エミリー・バイノン[1969-]に献呈された、オルガンをともなう大編成の管弦楽と共演したフルート協奏曲第2番も収録しています。
本アルバムに収録されている5つの作品に共通するコンセプトは「距離」。メロディ、ハーモニー、鮮やかな色彩のオーケストレーション。寄り添うように聴き手を「遥かな」時空に誘う音楽です。オランダのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者ラルフ・ルソーが、グラスハーモニカも加えた管弦楽と共演した『遥かな銀河』。グラスハーモニカは避雷針の発明で知られるベンジャミン・フランクリンが考案した楽器で、ガラスの皿を回して指でこすって音を出す、神秘的な響きが魅力。フィルハーモニア管弦楽団とロンドン・シンフォニエッタの首席クラリネット奏者マーク・ヴァン・デ・ヴィールがソロの『遠い言葉』。「良き友」愛犬のレディ・ベッシーを失ったことをきっかけに書かれた『9月に失くして』。嘲弄するように薄笑いを浮かべ、高く張ったワイヤーの上を渡る男をイメージした「自伝的」な『天国の下で綱渡り』。
そして今回は、優秀録音レーベルとして音楽ファン、オーディオ・ファンから注目されている2Lが、またしてもその実力を発揮した録音を登場させました。
チャイコフスキー:『思い出』(2L090CLP/2L090ALP)、Quiet Winter Night(2L087LP)に続くアナログを発売。ドイツのパラス社でプレスしたDMM(ダイレクト・メタル・マスター)で、オーディオファイル・グレードの音質で、非常に質の高いアナログ盤と言えるでしょう。(キングインターナショナル)
【収録情報】
ベッペ:管弦楽作品集(2LP)
SideA
・遥かな銀河 Op.81(ヴィオラ・ダ・ガンバと管弦楽のための)
SideB
・遠い言葉 Op.43b(クラリネットと弦楽オーケストラのための)
・天国の下で綱渡り Op.32?8(管弦楽のための)
SideC
・フルート協奏曲第2番 Op.80 第1〜3楽章
SideD
・フルート協奏曲第2番 Op.80 第4楽章
・9月に失くして Op.17(管弦楽のための)
ラルフ・ルソー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
マーク・ヴァン・デ・ヴィール(クラリネット)
エミリー・バイノン(フルート)
フィルハーモニア管弦楽団
ヴラディーミル・アシュケナージ(指揮)
録音時期:2012年5月
録音場所:イギリス、ワトフォード・コロシアム
録音方式:DXD (24bit/352.8kHz) 録音(セッション)
制作/バランス・エンジニアリング:モッテン・リンドベルグ
録音:ビアトリス・ヨハンネセン
LP、33 1/3回転、180g
DMM(ダイレクト・メタル・マスター)、オーディオファイル・グレード・ビニール使用