DVD

Comp.symphonies: Thielemann / Skd

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
KKC9091
組み枚数
:
3
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
DVD

ユーザーレビュー

総合評価

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’70年代のザンデルリング以来、SKDのブ...

投稿日:2015/01/19 (月)

’70年代のザンデルリング以来、SKDのブラームス全集は、40年もの月日を待たねば成らなかった。録音も、SKDの音色も大きく変わった。重厚とは言い難い、音色は美しいが、往年の燻し銀とまで言われた個性、渋みが減じて、RCOに近い様な音色になってしまった。やはり日本で録画された1番、3番より、ドレスデンの本拠での2番、4番に、一日の長があるか。映像だとせかせか速めに感じてしまうのは、当方の気の性か?じっくり味わうには、CDのほうがいいと感じてしまいました。時の流れと、現代ブラームス演奏の難しさを感じつつ、ドイツらしいオーソドックさ、時に歌い、この人らしいアコーギグも掛けて、21世紀変わりゆく伝統のオケとティーレマンは苦闘しつつ、個性を出し、健闘している。

sunny さん | 兵庫県 | 不明

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ティーレマンがSKDのシェフに就任して最初...

投稿日:2014/03/11 (火)

ティーレマンがSKDのシェフに就任して最初の録音ツィクルスとなったブラームス交響曲全集。いずれもライブで1,3番が東京、2,4番がドレスデンでの収録である。すべてNHKのBSで放送されたので、改めてこのDVDを買わないという人も多いだろう。SKDファンとしては、ザンデルリンク以来、久々のブラームス交響曲全集とあって、大いに期待したのだが、出来はザンデルリンク盤を超えるものではなかった。4曲のどこにも高揚感はなかったし、○番を聴くならティーレマンというアピール力もなかった。せめて、往年のSKDのサウンドの片鱗ぐらいは、という淡い期待ももちろん無いものねだりにすぎなかった(NHKホールとゼンパー・オーパー録音では最初から期待はできないが)。要するに、それほど悪くはないが、特段良くもない、という平凡な演奏に終始していたのである。こうなると、興味の焦点は、なぜこんな演奏になってしまったのか、という実に後ろ向きな観点からの話にならざるをえない(この演奏以外にも、この2年間ほど、FM放送でのティーレマンの録音を聴いても、ほとんど同じ評価になってしまうところが残念である)。察するに、ワーグナーなど長尺ものを得意にするティーレマンにとっては、作品それ自体が孕んでいるストーリーを人為的介入によって脚色しても音楽を歪めるだけだという指揮態度が強いのであろう。それはそれでわかることである。ただ、それは数時間もかかる作品の音楽表現には適切であっても“わずか”30分や40分で勝負しなければならない多くの管弦楽作品にも通用することではない。この“短い”時間のうちに、どこかで起伏ををつけ、どこかで曲の特徴をアピールしなければ、何もしないうちに曲は終わってしまうのである。ティーレマンのブラームスはまさにその典型ではないだろうか(蛇足ながら、VPOとのベートーヴェンも同じ)。この調子では、R.シュトラウスをやってもケンペを超えられないだろう。そうこうするうちに、ラトル退任後のBPOに移籍するのだろうが、私はまだこの人の名声に見合った実力を実感した覚えはない。かつてのSKDサウンドは伝説のものとなり、それを甦らせるシェフもいないのであれば、これ以上音楽に対する興味や期待は持てそうもない。★4つは少々甘い評価で、実際は3.5といったところ。

雲谷斎 さん | 埼玉県 | 不明

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人物・団体紹介

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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