クラシックとジャズ夢の融合。
ドビュッシーとラヴェルの名曲が生まれ変わった!
アルゼンチン出身、現在イタリアのジャズ・シーンを牽引し続けるサックス奏者、奇才ハビエル・ジロット。彼がイタリアの正統派クラシック・ピアニストのミケーレ・カンパネッラと異種共演に挑戦しました。ドビュッシーとラヴェルの有名作が見事に融合。カンパネッラはそれぞれを何の衒いもなく原曲通りに弾き、途中からジロットが加わりソプラノとバリトン・サックスを吹き分けてインプロヴィゼーションを展開。ジロットの鮮やかな神業ぶりに聴き惚れますが、カンパネッラの巧さも特筆で、ジロットのファンタジーの飛躍にピッタリ付いています。
もともとドビュッシーとラヴェルは、クラシックの作曲家のなかで最も早くジャズに着目していて、ジャズ的な感性や影響を内包しています。ジロットは、それを自然に引き出し巧みに発展させており、クラシック・ファンも目から鱗の落ちる発見と驚きに満ちています。ことにラヴェルの『亡き王女のためのパヴァーヌ』やドビュッシーの『ゴリウォーグのケークウォーク』はジャズの王道ナンバーのような説得力。オシャレなBGMとしても最高、ドビュッシー、ラヴェル・ファン必携の一枚です。(キングインターナショナル)
【収録情報】
● ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
● ドビュッシー:ベルガマスク組曲(前奏曲/メヌエット/月の光/パスピエ)
● ドビュッシー:夢想
● ドビュッシー:子供の領分(全6曲)
● ラヴェル:鏡(鐘の谷/悲しき鳥/道化師の朝の歌)
ハビエル・ジロット(サクソフォン)
ミケーレ・カンパネッラ(ピアノ)
録音時期:2014年3月
録音場所:バイヤー・スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)