Musical Safari: 1961 Monterey Jazz Festival

1961年9月に開催されたモンタレー・ジャズ・フェスティヴァルでディジー・ガレスピー・クインテットが繰り広げた熱演は、テープに記録され、後にBoomanというレーベルから『A Musical Safari』というタイトルのLPとして世に出ました。61年といえば、レオ・ライト、ラロ・シフリン、ボブ・カニンガム、チャック・ランプキンという鉄壁の布陣によるクインテットを率いていた時期で、2月にMOMAで『An Electrifying Evening』という素晴らしいライヴ・アルバム（Verve)を残している他、3月にはクインテットにオーケストラを加えてカーネギ・ホールでコンサートを行い、これまた『Carnegie Concert』というタイトルのVerve盤になっています。

今回が初CD化となるモンタレーでの演奏は、それら2作にも劣らぬ内容で、ビ・バップ・チューンからボサ・ノヴァまで、幅広いレパートリーをディズならではの華やかなトランペットで楽しむことができます。また、ボーナス・トラックとして『An Electrifying Evening』全曲が収録されているので、この時期のクインテットの充実ぶりをいっそう深く感じ取れるCDになっています。

Dizzy Gillespie (p)
Leo Wright (as,fl)
Lalo Schifrin (p)
Bob Cunningham (b)
Chuck Lampkin (ds)
Joe Carroll (vo on M5)
Live at the Monterey Jazz Festival, Monterey, California, September 23, 1961.
**BONUS TRACKS (M8-11):Live at the Museum of Modern Art, New York, February 9, 1961.