シューマン、ロベルト(1810-1856)

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CD 輸入盤

子供の情景、森の情景、アベッグ変奏曲、幻想小曲集、暁の歌、ヴァイオリン・ソナタ第1番、第2番、他 シュタイアー、ゼペック(3CD)

シューマン、ロベルト(1810-1856)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HMX2908739
組み枚数
:
3
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


シュタイアー・シューマン・ボックス(3CD)

シュタイアーがピアノ(フォルテピアノ)を弾いて収録したシューマンの3タイトルがお買い得価格になって登場。『子供の情景』はシューマンが記したメトロノーム記号にしたがって演奏された、ちょっと新鮮なテンポ感もあいまって話題となりました。現在は廃盤となっておりますが、このたびうれしい復活です。他にもアルカント・カルテットのメンバーとして活躍するゼペックとのシューマン、さらに幻想小曲集などが収録された、聴きごたえのあるセット。
 参考までに元のアルバムのジャケット画像を表示しておきます。

【収録情報】

Disc1:『バッハに捧ぐ〜シューマン:ピアノ作品集』(HMC901989 廃盤)[72:32]
● 子供のためのアルバム op.68より
 第4番『コラール』
 第14番『小練習曲』
 第27番『カノン風な歌』
 第28番『追憶』
 第23番『曲馬』
 第30番『無題』
 第34番『テーマ』
 第42番『装飾されたコラール』
● スケルツォ、ジーグ、ロマンツェとフゲッタ op.32
● フゲッタ形式の7つのピアノ小品 op.126より第4、5、6、7番
● 森の情景 op.82(全9曲)
● 子供の情景 op.15(全13曲)


 アンドレアス・シュタイアー(使用楽器/1837年エラール社製ピアノ)

 録音:2007年8月

シュタイアーが尊敬してやまないバッハのことを、シューマンもまた大いに尊敬していました。このアルバムは、シュタイアーがバッハへ敬意を表するために編まれました。
 『子どもの情景』は第1曲目から意外なテンポの速さに驚き。しかしこれは、メトロノーム記号に準じているから。有名な『トロイメライ』も思いのほか速く感じられます。聴き手が消えゆく和音の余韻を味わい、夢のような甘い世界に浸ることを阻止するかのようです。「夢」というもののはかなさ、夢は所詮夢さ、とでも言うような、ちょっと大人の哀愁すら感じてしまう『トロイメライ』です。
 いつも曲にあった楽器を選ぶシュタイアー、ここでもエラール社製のピアノのあたたかく美しく響く音色が印象的です。音と音との天才的な「間」に、シュタイアーの鬼才ぶりを実感します。
Disc2:『シューマン:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ(HMC902048 廃盤)[78:12]
● バッハ/シューマン:シャコンヌ ニ短調(ヴァイオリンとピアノのための バッハのシャコンヌ BWV.1004に基づく)
● シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調 op.105
● シューマン:暁の歌 op.133
● シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調 op.121


 ダニエル・ゼペック(ヴァイオリン/Laurentius Storioni, Cremona, 1780年)
 アンドレアス・シュタイアー(ピアノ/Erard、パリ、1837年)

 録音:2009年5月

アルカント・カルテットのヴァイオリン奏者メンバーでもあるダニエル・ゼペックと組んでのシューマン作品集。シューマンの『子供の情景』が収録されたCDでは、詩情豊かながら静かな語り口と新たなテンポ設定で私たちを驚かせたシュタイアー、ここでは作品にふんだんに込められたシューマンの詩情を爆発させ、豊かに響かせています。
 シュタイアーの熱さと怒涛のような音楽に呼応してか、アルカント・カルテットでも冴えた音色を響かせるゼペックがこれまた情熱と冷静さの同居した素晴らしい音楽を展開。シャコンヌでゼペックが魅せる狂気と正気すれすれの表情にシュタイアーの合いの手が絶妙に絡みます。ヴァイオリン・ソナタでゼペックは、一転やわらかな風合いの濃密な歌を聴かせますが、しかし音楽自体は聴き手の心にストレートに切り込む真摯なもの。シュタイアーのピアノは熱を帯びつつゼペックのヴァイオリンと見事に融け合います。シュタイアーのソロ『暁の歌』の熱さと激しさに完全にノックアウトされる、シューマンの詩情に満ち満ちた1枚となっています。
Disc3:『シューマン:変奏曲&幻想小曲集』(HMC902171)[59:52]
● アベッグ変奏曲 op.1
● 幻想小曲集 op.12
● 3つの幻想的小曲 op.111
● 主題と変奏 変ホ長調−最後の楽想による幻覚の変奏曲(精霊の変奏曲)


 アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ/1837年エラール製、エドウィン・ボインク・コレクション)

 録音:2013年2月 ベルリン、テルデックス・スタジオ

アンドレアス・シュタイアーのシューマンは、これまでに、ピアノ協奏曲、子供の情景(廃盤)、ピアノとヴァイオリンの作品集がありましたが、今回は、作品1の『アベッグ変奏曲』に始まり、最晩年の精神病院に入る直前の作品『主題と変奏(精霊の変奏曲)』で終わるというシンメトリックなプログラムを組んでいます。
 前半の2作品は、若きシューマンの詩情ときらめきに満ちた演奏。『アベッグ変奏曲』冒頭の主題提示の豊かな詩情とやさしい音色にまず引き込まれます。『幻想小曲集』も、各曲の性格の描き分けも鮮やかに、シュタイアーの語りを聞いているような気分になる演奏です。
 時を隔てて作曲された続く後半2作品はぐっと深みが増し、ときに不安定でもある和声や、彷徨っているような旋律も耳に残る曲。シュタイアーの非常にやわらかい語り口は、『アベッグ変奏曲』のころから様々なことに見舞われ疲れ切ったシューマンをいたわるかのよう。と同時に、聴き手にシューマンの言葉(詩)を代弁してくれているようでもあります。
 エラールのフォルテピアノのあたたかな音色と、ペダルを使ったときに際立つ豊かで優しい響きも完ぺきにコントロールしながら、シュタイアーが優しさに満ちたシューマンの世界を展開しています。(キングインターナショナル)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Ein Choral
  • 02. Kleine Studie: Leise Und Sehr Egal Zu Spielen
  • 03. Kanonisches Liedchen: Nicht Schnell Und Mit Innigem Ausdruck
  • 04. Erinnerung: Nicht Schnell Und Sehr Gesangsvoll Zu Spielen
  • 05. Reiterstck: Kurz Und Bestimmt
  • 06. Sehr Langsam
  • 07. Thema: Langsam. Mit Inniger Empfindung
  • 08. Figurierter Choral
  • 09. Scherzo: Sehr Markiert
  • 10. Gigue: Sehr Schnell
  • 11. Romanze: Sehr Rasch Und Mit Bravour
  • 12. Fughette: Leise
  • 13. No. 1. Nicht Schnell, Leise Vorzutragen
  • 14. No. 2. Nig
  • 15. No. 3. Ziemlich Bewegt
  • 16. Eintritt: Nicht Zu Schnell
  • 17. Der Jger Auf Der Lauer: HHST Lebhaft
  • 18. Einsame Blumen: Einfach
  • 19. Verrufene Stelle: Ziemlich Langsam
  • 20. Freundliche Landschaft: Schnell
  • 21. Herberge: Mig
  • 22. Vogel Als Prophet: Langsam, Sehr Zart
  • 23. Jagdlied: Rasch, Krftig
  • 24. Abschied: Nicht Schnell
  • 25. No. 4. Lebhaft
  • 26. No. 5. Ziemlich Langsam, Empfindungsvoll Vorzutragen
  • 27. No. 6. Sehr Schnell
  • 28. No. 7. Langsam, Ausdrucksvoll
  • 29. Von Fremden Lndern Und Menschen
  • 30. Kuriose Geschichte
  • 31. Hasche-Mann
  • 32. Bittendes Kind
  • 33. Glckes Genug
  • 34. Wichtige Begebenheit
  • 35. Trumerei
  • 36. Am Kamin
  • 37. Ritter Vom Steckenpferd
  • 38. Fast Zu Ernst
  • 39. Frchtenmachen
  • 40. Kind Im Einschlummern
  • 41. Der Dichter Spricht

ディスク   2

  • 01. Chaconne in D minor, BWV1004
  • 02. I. Mit Leidenschaftlichem Ausdruck - Daniel Sepec/Andreas Staier
  • 03. II. Allegretto - Daniel Sepec/Andreas Staier
  • 04. III. Lebhaft - Daniel Sepec/Andreas Staier
  • 05. I. Im Ruhigem Tempo
  • 06. II. Belebt, Nicht Zu Rasch
  • 07. III. Lebhaft
  • 08. IV. Bewegt
  • 09. V. Im Anfanfe Ruhiges, Im Verlaufe Bewegteres Tempo
  • 10. I. Ziemlich Langsam - Lebhaft - Daniel Sepec/Andreas Staier
  • 11. II. Sehr Lebhaft - Daniel Sepec/Andreas Staier
  • 12. III. Leise, Einfach - Daniel Sepec/Andreas Staier
  • 13. IV. Bewegt - Daniel Sepec/Andreas Staier

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過去に単発で発売されていたもののセット化...

投稿日:2021/10/21 (木)

過去に単発で発売されていたもののセット化。幻想小曲集がお目当てだったので、抱き合わせ販売を買わせられるようで、些か不満を抱えつつ購入。だが、3枚とも素晴らしい演奏で堪能した。手元に何枚もあるので不要なのにと思っていたヴァイオリン・ソナタだが、これは名演といえるのではないか。ゼペックは本当に優れたヴァイオリニストなのだと思い知らされた。シューマンの好きな方々、これらの曲は既に持っているから、と思っても、コレクションに入れて後悔はしませんよ、きっと。

Erdinger さん | 神奈川県 | 不明

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シューマン、ロベルト(1810-1856)

ロベルト・シューマン(Robert Alexander Schumann)は、 1810年6月8日にドイツのツヴィッカウに生まれました。5人兄弟の末っ子で、出版業者で著作もあったという父親のもとで早くから音楽や文学に親しみ、作曲や詩作に豊かな才能を示したといいます。  ロベルト16才の年にその父親が亡くなり、安定した生活を願う母親の希望で法学を選択、1828年にライプツィヒ大学に入学しますが、音

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