CD 輸入盤

ホルン三重奏曲、ヴァイオリン・ソナタ第1番『雨の歌』、幻想曲集 ズヴァールト、ファウスト、メルニコフ

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HMA1951981
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ナチュラル・ホルンによる
ブラームスのホルン三重奏曲
蘇るブラームス当時のサウンド


ホルン三重奏曲が完成した1865年にブラームスは母を亡くしました。この作品は母に捧げる悲歌とも言われています。第1楽章冒頭、慈しむような優しさに満ち溢れた旋律が、ヴァイオリンから他の楽器に受け継がれてゆくところから、一気に引き込まれてしまう集中した熱演。終楽章の疾走するパッセージの見事さはまさに圧巻。ブラームス当時のサウンドを蘇らせようと、それぞれのアーティストが思いを込めて、丁寧に音楽を構築しているのがよくわかります。新時代の巨匠達の誕生を感じずにはいられない名演奏です。
 フライブルク・バロック・オーケストラの首席ホルン奏者を務めている世界的な名手ズヴァールトが、素晴らしい音色とテクニックで聴かせます。ピアニストのメルニコフはこの録音のために購入した19世紀のベーゼンドルファーが素晴らしく、音色の玉手箱のような楽器で、メルニコフのタッチの多彩さと的確さが冴え渡ります。もちろんファウストの磨き抜かれたヴァイオリンの音色と、音楽の推進力は抜群。『雨の歌』が入っているのも泣かせるところです。なんとも嬉しい内容とメンバーによるブラームス作品集です。(キングインターナショナル)

【収録情報】
ブラームス:
● ホルン三重奏曲変ホ長調 op.40
● ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 op.78『雨の歌』
● 幻想曲集 op.116


 イザベル・ファウスト(ヴァイオリン/ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティー」 1704年)
 トゥーニス・ファン・デア・ズヴァールト(ナチュラル・ホルン/ローレンツ 1845年)
 アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ/ベーゼンドルファー 1875年)

 録音時期:2007年6月
 録音場所:ベルリン、テルデックス・スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

収録曲   

  • 01. I. Andante - Poco Pi Animato - Various Performers
  • 02. II. Scherzo. Allegro - Molto Meno Allegro - Various Performers
  • 03. III. Adagio Mesto - Various Performers
  • 04. IV. Finale. Allegro Con Brio - Various Performers
  • 05. I. Vivace Ma Non Troppo - Isabelle Faust/Alexander Melnikov
  • 06. II. Adagio - Isabelle Faust/Alexander Melnikov
  • 07. III. Allegro Molto Moderato - Isabelle Faust/Alexander Melnikov
  • 08. I. Capriccio. Presto Energico
  • 09. II. Intermezzo. Andante
  • 10. III. Capriccio. Allegro Passionato
  • 11. IV. Intermezzo. Adagio
  • 12. V. Intermezzo. Andante Con Grazia Ed Intimissimo Sentimento
  • 13. VI. Intermezzo. Andantino Teneramente
  • 14. VII. Capriccio. Allegro Agitato

ユーザーレビュー

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愛聴している音楽 そして唯一の録音 音色...

投稿日:2017/01/04 (水)

愛聴している音楽 そして唯一の録音 音色を問わずして思想を語るなかれ 音楽に封じ込められた魂から生きる綾を紐解くに楽器(声)の音色は不可欠なfactorだ ホルン・トリオは悲しみに打ちひしがれた人の音楽だ 慟哭とも聞こえる叫びが谷間にあるいは森の中に谺している 19世紀のナチュラルホルンの音色が ベーゼンドルファーの音色が そしてストラディヴァリに引かれたガット弦の音が如何なるブラームスの想いを伝えることか ぼくは心が人生の枷に掛かったときこのホルン・トリオに耳寄せる ブラームスが泣いている いっ時泣き声に耳傾ける いつしか涙涸れ声も嗄れ 無言で立ち上がり 歩き出す 心の中の嵐はまだ吹き過ぎちゃいないが 歩き出す‥ ホルン・トリオにホルンはなくても音楽は成立している ユニゾンの多用は執拗でさえある ホルンがブラームスにとって特別な楽器だったことを語っている 人生に寄り添う人を得なかった人の孤独が続く「雨の歌」と「幻想曲集」にも影を落としている だが人はどこまでも一人で行くのだと知るには良い音楽だ 今更推薦もないが この盤を称揚する人があまりに少ないので せめて弱虫でない人にだけでもお奨めしたいものだ    

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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三重奏曲、ブラームスらしくない、前衛的で...

投稿日:2012/11/14 (水)

三重奏曲、ブラームスらしくない、前衛的で難渋、悲哀に満ちた音で始まるのに驚いた。音楽が止まってしまいそうに、苦しい不協和音。交響曲1番4楽章のホルンとは、大違いだ。油の乗り切った三人、2楽章は、一転活発。ナチュラルホルンの音が、浮いている程に雄弁、イザべラも激しく応戦。3楽章は、やはり、沈んだ音楽、4楽章は、盛り上がって聴かせ、大団円の終結。トリオは、やっぱり、面白いですね、それぞれの掛け合いが。クラリネットトリオより、元気で、不思議な印象。

sunny さん | 兵庫県 | 不明

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人物・団体紹介

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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