『チャイコフスキー・ファイル〜ある作曲家の告白』(日本語字幕付)
タブーのテーマに肉薄する前代未聞のドキュメンタリー
奇才ラルフ・プレガーによるチャイコフスキーのドキュメンタリー。とは言っても音楽物でも伝記物でもなく、彼の人生と死を同性愛の見地から考証しています。チャイコフスキーが男色家であったことは知られていますが、何分にもロシア文化の象徴的な大作曲家だけに、タブーの領域とされてきました。このドキュメンタリーでは、手紙や日記から彼のゲイ・ライフや偽装結婚の真実などを暴露。オネエ言葉や女装、さらにはスカトロ趣味まで、唖然とさせられる事実が明るみに出されます。映像は幻想的で、さらに同じ世界の住人であるダンサーのマラーホフやオルガニストのカーペンターが、バレエや音楽でなくチャイコフスキーと同性愛問題について個人的かつ親密な意見を述べています。
その合間にマラーホフ演じるバレエ「チャイコフスキー」の情景や、ドイツのイケメン俳優ダーク・ジョンストンが妄想上のカレ役を演じ、チャイコフスキーの歌曲『ただ憧れを知る者だけが』を妖しげな眼差しで、韓流ポップス風に歌う様も異様な世界となっています。
言語は基本的に英語で、音楽学者のインタビューなど一部ドイツ語ですが、日本語字幕付きのため難しい専門用語も理解できます。(キングインターナショナル)
【収録情報】
● ドキュメンタリー『チャイコフスキー・ファイル〜ある作曲家の告白』
監督:ラルフ・プレガー
出演:ダーク・ジョンストン
インタビュー出演:ウラジーミル・マラーホフ、キャメロン・カーペンター、カディア・グレンケ、フィリップ・バロック
・挿入映像:バレエ『チャイコフスキー』 ウラジーミル・マラーホフ主演、ボリス・エイフマン振付
収録時間:53分
画面:カラー、16:9
音声:PCMステレオ
字幕:日本語
NTSC
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