CD 輸入盤(国内盤仕様)

Some Other Time: The Lost Session From The Black Forest (2CD)(帯・解説付き国内盤仕様輸入盤)

Bill Evans (piano) (ビル・エヴァンス)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
KKJ1016
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Japan (国内盤仕様)
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

正真正銘!超驚愕の発掘音源!!ビル・エヴァンス幻のスタジオ録音が遂に陽の目を見ます!

*こちらは日本語帯、書下ろし解説、英文解説訳付の国内盤仕様輸入盤となります。

メンバーは、エディ・ゴメスにジャック・デジョネットというトリオ。つまり、ビル・エヴァンスの数ある作品の中でも人気が高く、グラミー賞を受賞した(最優秀ソロイスト賞)、あのジャズ史上の名盤『モントルー・ジャズ・フェスティヴァルのビル・エヴァンス』と同メンバーのトリオ。このトリオは活動期間が6ヵ月しかなく、今までモントルーの音源が唯一の公式録音。それ以外でも数曲しか聴くことができませんでしたが、本録音は、モントルーでのパフォーマンスの5日後の演奏をたっぷり記録。しかもスタジオ録音というのだから本当に驚きです。

発掘者は、Resonance社で数々の話題盤を形にしているゼヴ・フェルドマン。フェルドマン氏は当然自らもマニアで、歩く事典のような人物。その彼もこの音源の情報を耳にした時は腰を抜かすような衝撃だったとのこと。もちろん世界中の関係者にとっても、驚嘆の記録で、つまりは、ビル・エヴァンスの歴史の一頁が書きかえられるという類のものともいえます。

その音源は、ずばり「MPS のスタジオでの一日の記録」。当時のエヴァンスはVerveとの契約があったため発売の権利を得ることができず、誰の目にも触れられることなく、そのままお蔵入りしてしまったわけですが、そもそもエヴァンスは生涯を通してスタジオ録音自体も決して多くないアーティスト。あの情熱に満ちたライヴの後に、3人でスタジオに入っていた、その事実だけでもジャズ・ファンの心をくすぐって余りあります。しかも音源はたっぷりの2枚組。18曲分全21テイクの演奏が収録されています。

1962年『Moonbeams』で初演されて以来、コンサートでは毎回のようにフィーチャーされたエヴァンスの至高のワルツ曲「Very Early」をはじめ、晩年まで数多く演奏され、アルバムタイトルともなった名曲「Turn Out The Stars」といった楽曲も収録。そして1 枚目のラストには、名盤中の名盤『Waltz for Debby』(61年)にも収録され数え切れないほど多くのジャズ・ファンの心をつかんだ名曲「Some Other Time」の至高の演奏を収録! この「Some Other Time」のイントロは、元々エヴァンスがマイルス・デイヴィスの『Kind of Blue』に参加した時に、「Peace, Piece」のメロディを「Flamenco Skeches」のイントロとして用いたことでも知られるジャズ史上屈指の美イントロですが、本作での演奏は『Waltz for Debby』、『Kind of Blue』の演奏と並ぶものと言って過言なし。言葉をいくつ並べても表現しようのない至高のピアノ、メロディに寄り添いながら音空間を拡張するベース、若き日の驚くようなディジョネットのブラッシ・ワークの美しさ。静謐かつ、ある種の厳かささえも漂うこの曲のスタジオ録音が聴けることは本当に奇跡です。

一方、本作では、エヴァンスにとって珍しい楽曲も演奏。サイドメンとしての演奏を除いては極めて稀な「I'll Remember April」や、同じく本録音以外ではあまり聴くことができない「These Foolish Things」をゴメスとの豊かな会話で披露。一方、CD2-M5「What Kind Of Fool Am I」では、エヴァンスとしては極めて珍しいユニークなエンディングも収録されています。

6ヵ月という非常に短い活動を経てエヴァンスは、この後マーティ・モレルをメンバーに迎えた第2期トリオを結成。本トリオはこの時期ある種の過渡期に差しかかっていたとも言えそうですが、この作品の登場によって、エヴァンスがこの時期、即興的な演奏の拡張を模索し、パッション溢れる演奏を繰り広げるきっかけを得たことも明らかになります。特にCD2には、美しく、かつ即興のさらなる可能性を感じさせるトリオの面白さが際立ちます。

ライナーに掲載された情報によれば、エヴァンスが亡くなった1980年に、共同制作者のヨアヒム・E.ベーレントもハンス・ゲオルグ・ブルナー=シュワーに掛け合い、82年のリリースを目指しながらも、結局は実現されなかったとのこと。

21世紀のジャズ界の事件とも言うべき作品の登場。1968年の劇的なドラマが、今50年近くの時を経て明らかになります!

Bill Evans (p)
Eddie Gomez (b)
Jack DeJohnette (ds)
1968年6月20日ドイツMPSスタジオ

内容詳細

大げさではなく、これは“世紀の大発見”といっていい。これまで存在さえ知られていなかったエヴァンスのスタジオ録音テープが2枚組のCDで発表されたのである。しかも、録音されたのは名盤『モントルー〜』のライヴ直後。内容も充実の一語に尽きる。(隆)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

総合評価

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発掘音源というストーリーを抜きにしても、...

投稿日:2016/04/14 (木)

発掘音源というストーリーを抜きにしても、これは名盤だ!ゴメスの歌うようなソロ、ディジョネットの絶妙ブラシ、そしてエヴァンスの彼らとの対話…。音質も驚異的にGood!本当にこれって50年近く前の録音?

Papa さん | 神奈川県 | 不明

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今世紀最大云々ということで早速買いました...

投稿日:2016/04/11 (月)

今世紀最大云々ということで早速買いました。なるほど、、聴いていて何か新鮮でした。ライブ盤は世界中にいろいろあるようですが、スタジオ録音はすでに出尽くしていると思っていたので、4/10まで生きていてよかったという思いです。でも、このCDにはデータ上の不備がありました。カーナビのミュージックサーバーに入れるとdisk2の4曲目のタイトル上に意味不明の漢字が表示されます。自分で再度タイトルを再編集して直しましたが、、。歴史的なCDなので、このことが残念でした。できたら、完璧なCDであってほしかったです。音楽性は☆5つですが、これで☆マイナス3にします。

himechan さん | 青森県 | 不明

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人物・団体紹介

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Bill Evans (piano)

William John Evans こと Bill Evansは、大恐慌が勃発した1929年8月16日、ニュージャージー州、プレインフィールドに生まれている。長じてビルは奨学金で南ルイジアナ大学に入学している。

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