『?adonde? wohin?』　シルヴァン・カンブルラン、アンゲリカ・ルッツ、バイエルン放送合唱団、シュトゥットガルト声楽アンサンブル、他

オクターヴを72に分割した微分音の超絶世界
ツェンダー作品集

ハンス・ツェンダーの作品集。これらの4作品は、異なる演奏形態ですが、歌詞がすべて16世紀スペイン黄金時代に生み出された文学の中でも頂点とされるホアン・デ・ラ・クルスの「Cantico spiritual」からとられている、というところが共通しています。全部で40行からなる作品の最初の14行に付曲をしており、ダダのような世界の[『どこ？』やどこかシェーンベルクを思わせる『森』、声による突き刺すようなハーモニーが印象的な『なぜ？』、管楽器と声楽が不思議に響き合う中、ピアノの音色がかけめぐる大規模な終曲と、超絶の微分音が多用された世界を堪能できます。(輸入元情報)

【収録情報】
ツェンダー:
1. ?adonde? wohin? (どこ？)〜ヴァイオリン、ソプラノ、器楽のための
2. oh bosques (o Waelder 森)〜ソプラノ、混声合唱と小オーケストラのための
3. ?por que? warum? (なぜ？)〜無伴奏、2つの混声合唱グループのための
4. oh chritalina〜歌い手と器楽奏者から構成される3つのグループのための

　アンゲリカ・ルッツ(ソプラノ:1,2)
　エルンスト・コヴァチッチ(ヴァイオリン:1)
　シルヴァン・カンブルラン指揮、クラングフォーラム・ヴィーン(1)
　バイエルン放送合唱団(2)
　スザンナ・マルッキ指揮、バイエルン放送交響楽団(2)
　マルクス・クリード指揮、SWR声楽アンサンブル・シュトゥットガルト
　エミリオ・ポマリコ指揮、SWRバーデン=バーデン&フライブルク交響楽団

　録音時期:2010-2014年
　録音方式:ステレオ(デジタル)
　世界初録音(2,3,4)