SACD 輸入盤

ロシア・アヴァンギャルドのピアノ音楽 トーマス・ギュンター(4SACD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CYBELE161405S
組み枚数
:
4
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明


ロシア・アヴァンギャルドのピアノ音楽 トーマス・ギュンター(4SACD)
ロシア革命直前にこれほど先進的なピアノ曲が生み出されていた!


SACDハイブリッド盤。帝政末期、革命直前のロシアは「銀の時代」と呼ばれ、象徴主義的芸術が盛り上がりを見せました。音楽ではスクリャービンを創始とする未来派が驚くべき先進性を示しましたが、社会主義リアリズムの台頭とともに駆逐、発展を阻止され、作曲家は改心か亡命を強いられ、人によっては粛清されました。
 ロシア音楽ながら、ソ連時代はタブー視されていたため研究も進んでおらず、音で聴くことも難しかった作品の数々。それを4枚のアルバムで体系的に俯瞰できる好企画の登場。
 ニコライ・オブーホフ[1892-1954]は、プロコフィエフと同世代の作曲家。彼はシェーベルクよりも早い1914年に十二音技法を開拓し、1916年の『2つの喚起』で実践。その貴重な作品をここで聴くことができます。革命後はパリに移り、「クロワ・ソノール」という十字架状の電子楽器を開発しますが、アヴァンギャルドな傾向は徐々に宗教的なものに変わります。ここではその変遷も確認できます。
 微分音で知られるイワン・ヴィシネグラツキー[1893-1979]、ピアノ音楽史上最も不可解な作品とされるセルゲイ・プロトポポフ[1893-1954]の3つのソナタ、ショパン風の繊細な叙情の世界からシェーンベルク調の音楽へと変貌していくルリエ、騒音をオーケストラで描いた『鉄工場』のアレクサンドル・モソロフが改心する前の急進性、いずれも驚きの音響の世界が繰り広げられます。
 ピアノ独奏はドイツのベテラン、トーマス・ギュンター。バッハやシューベルトを得意とするだけでなく、ロシア未来派や独墺ユダヤ系作曲家など閑却された作品普及に熱意を見せています。SACD録音がロシア・アヴァンギャルド独特なピアノの響きをとらえています。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1

● オブーホフ:2つの喚起 (1916)
● オブーホフ:2つの小品 - 星は語る/不吉な反映 (1915)
● オブーホフ:改心 (1915) 全4曲
● オブーホフ:3つのイコン (1915)
● オブーホフ:黄金の創造 I & II (1916)
● ヴィシネグラツキー:2つの前奏曲 Op.2 (1916)
● プロトポポフ:ピアノ・ソナタ第2番 Op.5 (1924)
● ヴィシネグラツキー:音の魔方陣による練習曲 Op.40 (1957)
● オブーホフ:お互い好きなように (1942)
● オブーホフ:調停された平和 (1948)
● オブーホフ:神殿は測られる、聖霊は降臨する
● オブーホフ:愛するキリスト (1945)

Disc2
● ルリエ:5つの脆い前奏曲 Op.1 (1908-10)
● ルリエ:2つの詩曲 Op.8 (1912)
● ルリエ:4つの詩曲 Op.10 (1912)
● ルリエ:5つの合成 Op.16 (1914)
● ルリエ:大気のかたち (1915)
● ルリエ:日課 (1915) 全5曲
● プロトポポフ:ピアノ・ソナタ第3番 Op.6 (1924-8)

Disc3
● モソロフ:ピアノ・ソナタ第2番ロ短調 Op.4 (1923/4)
● モソロフ:ピアノ・ソナタ第1番ハ短調 Op.3 (1924)
● モソロフ:2つの夜想曲 Op.15 (1926)
● モソロフ:ピアノ・ソナタ第4番 Op.11 (1925)
● モソロフ:ピアノ・ソナタ第5番ニ短調 Op.12 (1925)

Disc4
● スクリャービン:2つの小品 Op.57 (1909)
● ストラヴィンスキー:ピアノ・ラグ・ミューッジック (1919)
● ロスラヴェッツ:アルカディ・アバザー追悼の前奏曲 (1915)
● ロスラヴェッツ:2つの小品(1915)
● ロスラヴェッツ:5つの前奏曲 (1919-1922)
● プロトポポフ:ピアノ・ソナタ第1番 Op.1 (1920-2)
● スクリャービン:2つの舞曲 Op.73 (1914)
● スクリャービン:5つの前奏曲 Op.74 (1914)
● スクリャービン:ピアノ・ソナタ第7番 Op.64『白ミサ』 (1911)
● オブーホフ:愛するキリスト (異版) (1945)

 トーマス・ギュンター(ピアノ)

 録音時期:2008年11月1-4日(Disc1)、2010年2月22-26日(Disc2)、2012年3月1-5日(Disc3)、2014年2月27日-3月3日(Disc4)
 録音場所:ケルン、ドイツ放送室内楽ザール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

収録曲   

ディスク   1

  • 01. I
  • 02. II
  • 03. Les Astrales Parlent
  • 04. Reflet Sinistre
  • 05. Crime
  • 06. Remords
  • 07. Larmes de Sang
  • 08. Inspiration Sublime
  • 09. Contemplation
  • 10. Douleur
  • 11. Repos
  • 12. I
  • 13. II
  • 14. I. Grandioso
  • 15. II. Allegro Irato
  • 16. Piano Sonata No. 2, Op. 5
  • 17. Etude Sur Le Carre Magique Sonore, Op. 40
  • 18. Aimons-Nous Les Uns Les Autres
  • 19. La Paix Pour Les Rconcilis
  • 20. Le Temple Est Mesur, L'esprit Est Incarn
  • 21. Adorons Christ - Fragment Du Troisime Et Dernier Testament

ディスク   2

  • 01. I. Lento
  • 02. II. Calme, Pas Vite
  • 03. III. Tendre, Pensif
  • 04. IV. Affabile
  • 05. V. Modr
  • 06. Essor
  • 07. Ivresse
  • 08. Spleen
  • 09. Caprices
  • 10. Autoportrait
  • 11. Ironies
  • 12. I. Lent
  • 13. II. Modrment Anim
  • 14. III. Vite (Aigu)
  • 15. IV. Assez Vite, Mais Toujours Mesur
  • 16. V. Mesur
  • 17. I
  • 18. II
  • 19. III
  • 20. Etude (Velocity)
  • 21. Progulka (Promenade) (Calme, Mais Toujours Expressif Et Gai)
  • 22. Teni (Shadow) (TRS Lent, Contemplatif)
  • 23. Koldwostjo (Sorcery) (TRS Lent, Calme)
  • 24. Salost (Mutiwille) (Capricieux Et Rubato)
  • 25. Piano Sonata No. 3, Op. 6

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