CD

ピアノ作品集第2集 アファナシエフ

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
COCO70529
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

ブラームス:ピアノ作品集-2  アファナシエフ
録音:1993年(デジタル)

研ぎ澄まされた音の中にあらゆる感情が込められた空前の表現。ブラームスの深淵に浸る。
ロシア・ピアニズムの流れを組む名手でありながら孤高の芸術世界を築くアファナシエフ。彼の描く音楽はいずれも心の深淵をのぞき込むかのように深く暗い表情を湛えている。感情的興奮やヴィルトゥオジティとは全く次元の異なる世界にリスナーはとまどい、やがて言葉を失うほどの感銘を覚える。

内容詳細

鬼才アファナシェフが、独自の解釈でブラームスの美を再現した「2つのラプソディ」や「幻想曲集」などのピアノ作品集。DENONが誇る《CREST 1000》シリーズの1枚。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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前作の後期ピアノ作品集は、おそらくは過去...

投稿日:2010/09/19 (日)

前作の後期ピアノ作品集は、おそらくは過去のブラームスのピアノ作品集のCD中最高の超名演(私見ではグールドより上)であったが、本盤も、前作ほどではないものの、素晴らしい名演である。特に、作品117の7つの幻想曲は、ブラームスの最晩年の作品だけに、前作の深みのある鋭い名演に繋がるアプローチを行っている。同曲は、複数のカプリチオと間奏曲で構成されているが、各曲ごとに大きく異なる楽想を、アファナシエフならではのゆったりとしたテンポで、ブラームスの心底の深淵を覗き込むような深遠なアプローチを行っている。その深みのある情感豊かさは、同曲の過去のいかなる演奏をも凌駕するような至高・至純の高みに達していると言える。4つのバラードは、ブラームスの若書きの作品ではあるが、アファナシエフの解釈は、晩年の諸作品へのアプローチと何ら変わることがない。要は、同曲を、最晩年の作品に繋がっていく道程と位置づけており、各バラードの解釈は、はじめて耳にするような深みを湛えていると言える。2つのラプソディーは、ブラームスとしては比較的めまぐるしく表情が変転する楽曲であるが、アファナシエフは、ここでも単なるお祭りさわぎに終始することなく、次元の高い深みのある音楽が紡ぎだされていく。Blu-spec-CD化によって、アファナシエフのタッチをより鮮明に味わうことができるようになったことを大いに喜びたい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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アファナシェフ究極の名演という言葉はこの...

投稿日:2006/09/30 (土)

アファナシェフ究極の名演という言葉はこの録音こそふさわしいと思う。バラード集の時間軸を変容させ、独特の呼吸で横の線を異化していく特異な世界。このバラード集に纏わりつく死のイメージをここまで音化した演奏は思いつかない。誰の演奏を聴いてもイマイチ感のあるバラード集で、暗黒面の境界線に佇みながら静かに生者のほうを見つめるピアノを聴かせてくれる。凄い。演奏が作品の方向性を作り変えている。私ならこの一枚のためにアファナシェフの全てのブラームスのCDを手放しても構わない(笑)。

pianomania さん | 地鶏は塩が絶品 | 不明

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人物・団体紹介

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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