名手ホーカン・ハーデンベルガーが
ディーン、フランチェスコーニの
トランペット協奏曲を録音!
SACDハイブリッド盤。スウェーデンを代表するトランペット奏者のひとり、ホーカン・ハーデンベルガー(ハーデンベリエル)[1962-]のために作曲された2つのトランペット協奏曲。
ブレット・ディーンは、オーストラリアのブリスベン生まれ。ベルリン・フィルハーモニーのヴィオラ奏者を14年間務め、1988年から作曲を始めました。クラリネット協奏曲『エアリエルの音楽』でUNESCOの作曲賞を受け、BBC交響楽団、シドニー交響楽団、トロント交響楽団をはじめとするオーケストラと関わってきました。『ドラマティス・ペルソネ(劇の登場人物たち)』は、2013年の作品です。輝かしくエネルギーにあふれ、時に深い内省に耽るトランペットを「ヒーロー」に見立てた、劇場的な性格の協奏曲。「スーパーヒーローの転落」「独白」「偶然の革命家」の3楽章。この作品は、2015年11月、ハーデンベルガーがハーディング指揮の新日本フィルハーモニーと共演して日本初演しています。
ルカ・フランチェスコーニ[1956-]はミラノ生まれ。アツィオ・コルギ、カールハインツ・シュトックハウゼン、ルチアーノ・ベリオに作曲法、ボストンでジャズを学びました。マルチメディアのテクノロジーをパリのIRCAMと共同で研究。2004年からスウェーデンのマルメ音楽大学で作曲科の教授を務めています。『ハード・ペース』は「困難な長旅」の物語。「音を実体のあるものとして語ることはできるだろうか? 表現と実体の深い断絶を生み出した電気とテクノロジー・・・「内なるものを聴く」能力・・・もっとも偉大なジャズ・ミュージシャンであり、20世紀音楽に巨大な影響を与えてきたマイルス・デイヴィス・・・」。さまざまな思いが音楽に反映されます。第1楽章、第2楽章「アダージョ」、間奏曲『マイルス』と『フィナーレ』。この作品には、作曲者がエレクトロニクス製作した3 の「サウンドスケープ(音風景)」が使われました。LPレコードの「スクラッチノイズ(パチパチノイズ)」を模した音を含む最初の2つが第1楽章に現れ、3つ目が間奏曲『マイルズ』で聞こえてきます。この協奏曲は、ハーデンベルガーのために作曲され、エーテボリ交響楽団をはじめとするオーケストラと共同委嘱したアントニオ・パッパーノとサンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団に献呈されました。(輸入元情報)
【収録情報】
1. ディーン:ドラマティス・ペルソネ (2013)〜トランペットと管弦楽のための
2. フランチェスコーニ:トランペット協奏曲『ハード・ペース』 (2007)
ホーカン・ハーデンベルガー(トランペット)
エーテボリ交響楽団
ヨン・ストゥールゴールズ(指揮)
録音時期:2014年11月(1)、2015年10月(2)
録音場所:エーテボリ・コンサートホール
録音方式:ステレオ(DSD/セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND