気鋭のカウンターテナー、ベンノ・シャヒトナーによる
イギリス・ルネサンスの声楽曲集。
パーセル、ヒューム、ダウランド、クロフト、ブロウ、ジョンソンの
気品漂う作品の数々を透明感のある歌声で
気鋭のカウンターテナー、ベンノ・シャヒトナーによるイギリス・ルネサンスの声楽曲集。ヨーロッパではすでに衰退し始めていたルネサンス音楽の最後の盛栄期を彩るイギリスの作曲家パーセル、ヒューム、ダウランド、ウィリアム・クロフト、ジョン・ブロウ、ロバート・ジョンソンの曲がおさめられています。
ベンノ・シャヒトナーは今日もっとも将来を嘱望されているカウンターテナー歌手の1人。ドイツ・バロックでの活躍で知られているシャヒトナーが挑むイギリス・ルネサンスの世界に注目です。
本CDに収録された声楽曲は主に恋を題材にしており、歌詞の内容によって初恋から求愛を経て絶望、そして祈りへと配置されていて、それぞれ別の作曲家による個々に独立した曲でありながら全体で1つの流れを感じることができる曲順となっています。またヴァイオル奏者としても活躍したヒュームの独奏曲や、現在も演奏回数が多く有名なダウランドのリュート独奏曲『涙のパヴァーヌ』、また同じモチーフの繰り返しの中で展開されていく形式「グラウンド」によるハープシコード独奏など、各奏者の手腕が光る器楽曲も織り交ぜられています。
透明感のあるベンノ・シャヒトナーのカウンターテナーの魅力、たっぷりとご堪能ください。(輸入元情報)
【収録情報】
● パーセル:ひとときの音楽/薔薇より甘く/飛びされ、時よ/夕べの賛美歌
● ヒューム:喜んで変えよう、あの調べ/サー・ハンフリー/我は落ち行く
● ダウランド:晴れても曇っても四月の雨のように優しく/悲しめ、昼は闇の中に去った/さあもう一度、愛が呼んでいる/流れよ、我が涙/涙のパヴァーヌ/今こそ別れねばならぬ
● クロフト:グラウンド(チェンバロ独奏)
● ブロウ:愛しているなんて二度と言わないで
● ジョンソン:白百合の咲くところを見たことがありますか
ベンノ・シャヒトナー(カウンターテナー)
アクセル・ヴォルフ(リュート)
ヤコブ・ダーヴィッド・ラッティンガー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アンドレアス・キュッパース(チェンバロ)
録音時期:2017年4月26-29日
録音場所:ロッゲンブルク修道院
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)