ローマの松、ローマの噴水、古風な舞曲とアリア第1組曲、第2組曲（ピアノ連弾版）　ジュリオ・ビッダウ＆ノルベルト・レスピーギ

レスピーギ自身の編曲による名作を子孫が演奏！

レスピーギの『ローマの噴水』と『ローマの松』は近代オーケストレーションの極限を示した名作で、後者にはスコアに鳥の鳴き声のレコードまで指定されています。その2篇をレスピーギ自身が4手連弾用に編曲、効果的なピアノ曲に仕立てています。これまで少し録音もありましたが、ついに決定盤の登場です。もともと印象派風で水を扱った『ローマの噴水』はピアノでも想像できますが、ピアノ向きとは思えない『ローマの松』も冒頭から輝かしいピアノの音の美しさに引き込まれます。全体にピアニスティックで華麗、非常に魅力的な作品として再発見できます。ローマの2作に加え、『リュートのための古風な舞曲とアリア』の第1、第2組曲の4手連弾版が収録しているのも嬉しい限り。
　演奏はイタリアの若手ジュリオ・ビッダウとノルベルト・レスピーギ。後者は作曲者の子孫で、ピアニストのかたわらBNPパリバ・グループで財務管理をしているという異色の人物です。両者とも切れ味の良い技巧とイタリア風の明快な音色で一気に聴かせます。（輸入元情報）

【収録情報】
レスピーギ（作曲者編によるピアノ4手版）：
● ローマの噴水
● ローマの松
● リュートのための古風な舞曲とアリア第1組曲
● リュートのための古風な舞曲とアリア第2組曲

　ジュリオ・ビッダウ＆ノルベルト・レスピーギ（ピアノ・デュオ）

　録音時期：2017年1月9-11日
　録音場所：パリ、リトル・トリベカ
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）