CD 輸入盤

ピアノ独奏曲全集 ペルルミュテール(P)

ラヴェル(1875-1937)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
NI7713
組み枚数
:
2
レーベル
:
フォーマット
:
CD

商品説明

作曲者直伝の名演
ペルルミュテール/ラヴェル:ピアノ独奏曲全集
ラヴェルからその全ピアノ作品に関して集中的に学び、ラヴェル演奏の権威として世界的に評価の高かったピアニスト、ヴラド・ペルルミュテールが9月4日夜、98歳で亡くなりました。
 1904年リトアニア生まれ、13歳でパリ音楽院に入学し、モシュコフスキーとコルトーに師事、フランス音楽とショパンを主要レパートリーとするソリストとして半世紀近くにも及ぶ世界的なキャリアを誇る一方、母校の教授を長年に渡って務め、彼に学んだ日本人演奏家も多数存在します。しかし、このピアニストを語るうえで第一に挙げるべきは、やはりラヴェルとの出会いでしょう。
 20歳そこそこだったペルルミュテールを「小さな真珠」と呼び、その才能を愛した大作曲家から2年に渡ってレッスンを受け、そのピアノ作品の骨法を授けられたことが、このピアニストを比類のないラヴェルのスペシャリストに育て上げたのです。
 1973年に収録された2度目の全集となるこのステレオ盤からも、作品が生まれた時代のフィーリングが直接伝わってくるかのようで大変に味わい深く、《亡き王女の為のパヴァーヌ》でのはかない風情など絶品です。
 ホール・トーンを豊かに取り入れた美しい録音も、そんなシックなアプローチにピッタリです。なお、当盤の製造元、英ニンバスは既に営業を停止しているため、今後の再入荷は困難となることが予想されます。この機会をぜひご利用ください。

総合評価

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残響で音像がぼやけているとの指摘が多く見...

投稿日:2009/05/04 (月)

残響で音像がぼやけているとの指摘が多く見受けられますが、これは、ぺルルミューテルがラベルの演奏の際、ペダルを多用していたことで説明がつくかと思います。彼の晩年の来日公演の際、舞台に出てくる足取りこそ頼りなさげでしたが、着座し演奏に入るや、ミラーズを透明感ある音色で紡いでいた彼は、まさに孤高の仙人のようでした。その姿を彷彿とさせるCDに出会えたことは幸せです。

KS さん | 兵庫県 | 不明

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残念ながらいくつか指摘されている通り、音...

投稿日:2009/04/25 (土)

残念ながらいくつか指摘されている通り、音像が若干ぼやけた録音で、ペルルミュテールのショパンに較べても古めかしく響くが、残響が多いのはウィアストン・レイズのニンバススタジオで録音されたピアノ演奏全般に共通するものだ。比較的デッドな録音環境が多いピアノ独奏録音としては異例なものだが、ペルルミュテールの芸術を鑑賞するのに大きな問題はない。ステージに出てくるにも、本当にこんな状態で演奏ができるのか不安になるような心許ない足取りで登場するものの、ピアノの前に着座するや驚くほどの透明感ある美音を紡ぐ彼の、これはライブ

スノーボール(豚) さん | 千葉県 | 不明

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うわべだけの技巧にばかり目をやると、「だ...

投稿日:2009/04/05 (日)

うわべだけの技巧にばかり目をやると、「だめ」の評価をつける人が出てくるだろう。聴き手の感受性の高さを試す演奏だと思う。ペルルミュテルの解釈対話における近視眼的アプローチは、全体を俯瞰することのできる聴き手や引き手には大変有意義なパーツ談義である。この演奏では、老境に達した巨匠の、良い意味で脱力した演奏が聴ける。こういう演奏こそが、ピアノ演奏の目指す頂なのだろう。

Cyprien Backhaus さん | Philadelphia | 不明

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