現代音楽専門トリオによる、圧巻の声なき歌
現代音楽のスペシャリスト、トリオ・アッカントのために書かれた作品集。「歌と詩」と題された、完全な器楽作品のみのアルバムです。現代音楽サウンド全開、超絶技巧のアンサンブルも惜しみなく聴かれるその音楽は、同時にどれも歌への憧れ、声への憧れが強く感じられます。サックス、ピアノ、パーカッションという一見ジャズ・トリオの編成でありながらひたすら現代音楽を奏でる者たちによる、声の無い歌。切実な表現が生む緊張感あふれる演奏に舌を巻きます。パーカッションの使用楽器の多彩さも面白いです。(輸入元情報)
【収録情報】
● アンドレアス・ドーメン[1962-]:versi rapportati(2012/13)〜アルト&バリトンサックス、ピアノと打楽器
● ハンス・トマッラ[1975-]:Lied(2007/08)〜テナーサックス、ピアノとヴィブラフォン
● ヴァルター・ツィンマーマン[1949-]:As I was walking I came upon chance(1998/2008)〜テナーサックス、ピアノと打楽器
● ヴォルフガング・リーム[1952-]:Gegenstuck(2006)〜コントラバスサックス、ピアノと打楽器
● アルド・クレメンティ[1925-2011]:Tre Ricercari(2000)〜アルトサックス、ピアノと鍵盤打楽器(チェレスタ、ヴィブラフォン、チューブラーベル)
トリオ・アッカント
録音時期:2017年4月10-13日
録音場所:ケルン
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
全曲世界初録音