ベートーヴェン(1770-1827)

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Hi Quality CD 輸入盤

ピアノ・ソナタ全集 ヴィルヘルム・ケンプ(1961年東京ライヴ)(9UHQCD)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
KKC2064
組み枚数
:
9
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
Hi Quality CD
その他
:
輸入盤

商品説明


強いご要望にお応えしてアンコール・プレス!
2018年リマスタリングUHQCDにて限定生産。


2013年8月に発売され、レコード芸術誌で特選に選ばれるなど、大きな話題となったヴィルヘルム・ケンプ1961年ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全曲ライヴ。限定生産ゆえ現在入手難となっておりますが、ご要望の多さからアンコール・プレスを行うこととしました。加えてマスタリングを徹底的にやり直し、UHQCD盤での登場となります。この機会をお見逃しないよう、よろしくお願い致します。

【日本音楽界の一大イベント】
ドイツの巨匠ピアニスト、ウィルヘルム・ケンプ(1895-1991)は1961年10月に来日し、ベートーヴェンのピアノソナタ全曲を7夜にわたり連続演奏しました。単独のピアニストが集中してベートーヴェンのピアノソナタを全曲演奏することは日本初だったとされ、日本音楽界の一大イベントとして話題になりました。

【ケンプ最盛期のベートーヴェン】
当時ケンプは66歳。ベートーヴェンのピアノソナタ全集は、1950-6年のモノラルと1964-5年のステレオ-2種のセッション録音が存在し、いずれも最高の名盤ですが、その中間期、ケンプ最盛期の全集がもうひとつ存在したことは驚愕の極み。すべてNHKがラジオ放送用に収録したもので、モノラルながら音質は大変良好。ケンプはライヴで良さが発揮されるピアニストのため、この音源はピアノ音楽史上の至宝と申せましょう。
 回を重ねるごとに自由かつ雄弁となり、後期作品では人間業とは思えぬ境地に至っています。毎回弾かれたアンコールも収録。これがまたケンプならではの滋味あふれる絶品。最終夜、全ソナタを弾き終えた後、鳴りやまぬ拍手に応えて弾いたバッハは涙なしに聴けません。偉業を成し終えた後、『神よ、あなたに感謝を捧げます』と題された作品しか弾くことができなかったケンプの、全力を尽くしきった姿は真に感動的です。(販売元情報)

【収録情報】
Disc1 1961年10月10日/文京公会堂(ライヴ)

・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.2-1
・ケンプの挨拶(通訳付き)
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第2番イ長調 Op.2-2
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 Op.2-3
・モーツァルト:幻想曲 ニ短調 K.397

Disc2 1961年10月10日(Op.7)、12日/文京公会堂(ライヴ)
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 Op.7
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第5番ハ短調 Op.10-1
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調 Op.10-2
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13『悲愴』

Disc3 1961年10月12日、14日(Op.22) /文京公会堂(ライヴ)
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10-3
・バッハ/ケンプ編:シチリアーノ〜フルート・ソナタ第2番 BWV.1031より
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第9番ホ長調 Op.14-1
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第10番ト長調 Op.14-2
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調 Op.22

Disc4 1961年10月14日、16日(Op.28) /文京公会堂(ライヴ)
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 Op.26『葬送』
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 Op.27-1
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2『月光』
・ベートーヴェン:バガテルOp.33の4
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第15番ニ長調 Op.28『田園』

Disc5 1961年10月16日/文京公会堂(ライヴ)
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第16番ト長調 Op.31-1
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2『テンペスト』
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31-3
・ベートーヴェン/ケンプ編:エコセーズ WoO.86
・グルック/ブラームス編:ガヴォット〜『アウリスのイフィゲニア』より

Disc6 1961年10月26日/文京公会堂(ライヴ)
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第19番ト短調 Op.49-1
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 Op.53『ワルトシュタイン』
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調 Op.54
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 Op.57『熱情』

Disc7 1961年10月26日(第20番、バッハ、ブラームス)、27日(第24-27番)/文京公会堂(ライヴ)
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第20番ト長調 Op.49-2
・バッハ/ケンプ編:ラルゴ〜チェンバロ協奏曲第5番 BWV.1056より
・ブラームス:間奏曲 Op.117-2
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調 Op.78『テレーゼ』
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 Op.81a『告別』
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第25番ト長調 Op.79『かっこう』
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90

Disc8 1961年10月30日/文京公会堂(ライヴ)
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106『ハンマークラヴィーア』
・モーツァルト:トルコ行進曲〜ピアノ・ソナタ第11番イ長調 K.331より
・ベートーヴェン:ロンド ト長調 Op.51-2

Disc9 1961年10月30日/文京公会堂(ライヴ)
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
・バッハ(ケンプ編):シンフォニア〜カンタータ第29番『神よ、あなたに感謝を捧げます』BWV29より

 ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)

 9 UHQCD
 モノラル録音

内容詳細

1961年に来日したケンプが七夜にわたって催したベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲演奏会の放送録音である。逍遥として歩む第1番のアレグロに始まり、第32番の精神的に浄化された演奏を経てアンコールのバッハで終わるCD7枚11時間はまさに至福の時と言ってよい。華やいだ若さを削ぎ落とした幽玄な初期のソナタは、枯淡の境地に入った巨匠ならではの魅力だろう。中期では端然とした「田園」に惹かれる。すごいのが後期のソナタ。テクニカルな瑕疵はあるものの「ハンマークラヴィーア」で到達した高揚感など筆舌に尽くし難い。★(彦)(CDジャーナル データベースより)

総合評価

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とても懐かしい演奏会です。両親が音楽好き...

投稿日:2013/12/22 (日)

とても懐かしい演奏会です。両親が音楽好きで、当時小学生だった私もピアノを習っていました。この演奏会はNSKラジオでも放送され、毎回家族と一緒に聞いていました(テープにも録りました)。アンコールのエコセーズがとても印象に残っていますが、疲れていたのかよれよれでした。この曲は小学生の私でも弾ける曲だったので、ケンプは技巧的には難ありとその頃から誤った認識を持ってしまいました。今回この録音を聞いてみると、ケンプはなんとすごい人だったのだろうと思いました。本当に気迫のこもった演奏で、最近の人の様に表面的に音楽を綺麗にまとめるのではなく、精神性の深い演奏だと思います。少々のミスタッチを気にするより、音楽の流れとそこに込める気持ちを重視する演奏と思いました。一体自分はケンプをどれだけ誤解していたのか反省しています。この録音を聴いたあとで、スタジオ録音を聴いた所、新しい発見がいくつもありました。スタジオ録音は編集がいくらでも出来ると思って色眼鏡でみていた自分が恥ずかしいです。あの頃の自分や時代を思い出す玉手箱の様なもので、これをきっかけに色々な事や人が思い出されてきます。

T.G. さん | 東京都 | 不明

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70代半ばになったケンプが、異国でソナタ...

投稿日:2013/11/21 (木)

70代半ばになったケンプが、異国でソナタから協奏曲まで一気に弾ききったという語り草の偉業の記録。よく散逸せず残されていたもので、10年以上前にFMで放送されたことがあり、一部は聴いたことがあるが、ステレオ録音でないのが惜しいが、音質は臨場感あるものだ。心身の消耗が激しいのか、技巧面での弱さが出て体調?によって技術的なムラが大きいのが難点だが、調子の良い時は例の神々しい瞬間に出会えることもある。会場で実際に聴いていたらミスタッチなど忘れ、忘れえぬ体験になっただろう。個人的には、DGの50年代のモノラルセッション録音が心技体ともバランスが取れ、巨匠の本領が発揮されたものとしてお薦めできるので、ない金を無理に捻出してまで買う必要はないと思うが、ないと後悔するコレクターには必須の品なのかもしれない。

eroicka さん | 不明 | 不明

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慈愛あふれるベートーヴェンである。さすが...

投稿日:2013/08/20 (火)

慈愛あふれるベートーヴェンである。さすが大御所ケンプの演奏と納得。私は、 ケンプやバックハウスでよくピアノソナタを聞くが、バックハウスにはベートーヴェンの気高さを感じ、ケンプからは人間味というか優しさを感じる。当該ライブは音もそれほどデッドではなく、当時の録音としては十分の音質である。小部屋で聞いているような印象というか。タッチを聞き取ることができる録音で十分満足している。私にしてみれば、何か一つ無人島にもってゆけるとしたら、このセットをもって行きたい、と考える程、お気に入りである。間に入るバッハやモーツァルトの小曲も素敵で、ケンプの魅力がよくわかる全集である。

TAKA さん | 埼玉県 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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