SACD 輸入盤

サロネン:ホムンクルス、リゲティ:夜の変容、ブリテン:弦楽四重奏曲第3番 カムス四重奏団

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ABCD409
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

フィンランドの注目カルテット、カムスが
サロネン、リゲティ、ブリテンを録音


シベリウス・アカデミーの学生たちが2002年に結成した弦楽四重奏団「カムス」のアルバム第3作。前作の『異なった声』ではシベリウスの《内なる声》とカイパイネンとティエンスーの四重奏曲を演奏、新作では、彼らが学んだブリテン=ピアーズ・プログラムで知った「海を強く志向した」ブリテンの作品を中心に「海と人生」を考察したプログラムが組まれました。「遠い昔から、人生は海になぞらえられてきた。波浪、大嵐、潮の流れが弱まって停止する憩流には、私たちに語りかけ説明する力がある。とりわけ、海に面した国々は常に畏怖の念を抱き、その身勝手な原理を愛し、魂の伴侶とみなしてきた」。フィンランドのエサ=ペッカ・サロネン(1958-)は、近年作曲家としてより指揮者として名を挙げておりますが、作曲をラウタヴァーラ、イタリアのドナテッリとカスティリョーニに学び、代表作のひとつに挙げられるアルト・サクソフォーン協奏曲(1980)や《L. A. Variations》(1996)など、40数曲の作品を発表してきました。この《ホムンクルス》は、ニューヨークのアイスリップ・アーツカウンシルなどの委嘱で作曲されました。錬金術師が作り出す人造人間(ラテン語「小人」)の曲名が示唆するとおり「室内楽」という小さな型につめられた大きな音楽とみなされています。リゲティの弦楽四重奏曲第1番《夜の変容》は、彼がハンガリーから亡命する前、バルトークの第3番と第4番の四重奏曲からインスピレーションを得て作曲されたという単一楽章の作品です。ブリテンの弦楽四重奏曲第3番は、海を眺めながら死んだ芸術家を主人公とするオペラ《ヴェニスに死す》の2年後に書かれた、最後の作品群の一作。ブリテンの私的遺言とも考えられ、オペラからの引用のある最後の第5楽章「レチタティーヴォとパッサカリア」には、ヴェネツィアのニックネーム「La Serenissima(こよなく晴朗なところ)」のタイトルがつけられています。(輸入元情報)

【収録情報】
● サロネン:ホムンクルス (2007) (弦楽四重奏のための)
● リゲティ:弦楽四重奏曲第1番『夜の変容』 (1953-54, rev.1958)
● ブリテン:弦楽四重奏曲第3番 Op.94 (1975)


 カムス四重奏団
  テルヒ・パルダニウス(第1ヴァイオリン)、ユッカ・ウンタマラ(第2ヴァイオリン)、
  ユッシ・トゥフカネン(ヴィオラ)、ペトヤ・カイヌライネン(チェロ)

 録音時期:2016年9月1-4日
 録音場所:フィンランド、カルヤー、聖カタリナ教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 制作・録音:サイモン・フォックス=ガール
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND

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