Blu-ray Disc 輸入盤

『仮面舞踏会』全曲 エラート演出、ズービン・メータ&バイエルン国立歌劇場、ベチャワ、ハルテロス、他(2016 ステレオ)(日本語字幕付)(4K ULTRA HD)

ヴェルディ(1813-1901)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
739507
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
Blu-ray Disc
その他
:
輸入盤

商品説明


4Kブルーレイ・リリース!
2016年バイエルン国立歌劇場ライヴ
ズービン・メータが初めて手掛けた『仮面舞踏会』
ピョートル・ベチャワ、アニヤ・ハルテロスと豪華な歌手陣!


第55回「レコード・アカデミー賞」の特別部門ビデオ・ディスク「舞台&劇作品」に選ばれた、ズービン・メータが初めて手掛けた『仮面舞踏会』の2016年バイエルン国立歌劇場ライヴ映像が、4Kブルーレイ(UHDBD)となって発売されます。
 巨匠ズービン・メータが80歳の誕生日を目前に古巣バイエルンに登場したライヴです。メータが初めて『仮面舞踏会』を振るということで上演前から注目を集めていました。歌手陣の注目は何と言っても、今回アメリア役がデビューとなったアニヤ・ハルテロス。清楚で美しい声と深い表現力、そして聡明な美しさが際立っています。そしてリッカルド役にはリリック・テノールのピョートル・ベチャワが輝かしい歌声を聴かせます。イタリア・オペラを得意とするジョルジュ・ペテアンや豊かな声量をもつオッカ・フォン・ダムラウなど実力派が揃っています。
 演出は、ウィリー・デッカー、ニコラス・ブリーガー、ギー・ヨーステン、ピーター・コンヴィチュニーらの助手を務めていたヨハネス・エラート。2014/15シーズンはザクセン州立歌劇場で「フィガロの結婚」を担当。同プロダクションは、2015年7月フィンランドのサヴォンリンナ・オペラ・フェスティバルに招待されるなど、着実に演出家としてのキャリアを積んでいます。今回の演出では、禁じられた恋、苦悩、陰謀、失望、裏切りの物語を照明と映像を使って卓越した陰影を作り上げ、演出効果をあげています。(輸入元情報)

【収録情報】
● ヴェルディ:歌劇『仮面舞踏会』全曲


 ピョートル・ベチャワ(テノール/リッカルド)
 ジョルジュ・ペテアン(バリトン/レナート)
 アニヤ・ハルテロス(ソプラノ/アメリア)
 オッカ・フォン・デア・ダムラウ(メゾ・ソプラノ/ウルリカ)
 ソフィア・フォミナ(ソプラノ/オスカル)
 アンドレア・ボルギーニ(バリトン/シルヴァーノ)
 アナトーリ・シフコ(バス/サミュエル)
 スコット・コナー(バス/トム)
 ウルリヒ・レス(テノール/判事)
 ジョシュア・オーウェン・ミルズ(テノール/アメリアの召使)
 バイエルン国立歌劇場合唱団
 セーレン・エックホフ(合唱指揮)
 バイエルン国立歌劇場管弦楽団
 ズービン・メータ(指揮)

 演出:ヨハネス・エラート

 収録時期:2016年3月3-9日
 収録場所:ミュンヘン、バイエルン国立歌劇場(ライヴ)
 映像監督:ティツィアーノ・マンシーニ

 収録時間:149分
 画面:カラー、16:9、4K(2160p) ULTRA HD
 音声:PCM Stereo、DTS-HD Master Audio 5.1
 原語:イタリア語
 字幕:英独仏西韓中日
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オペラにおける演出の重要性を今更ながら痛...

投稿日:2017/06/18 (日)

オペラにおける演出の重要性を今更ながら痛感させられる、目覚ましいプロダクション。『仮面舞踏会』はCDもDVDも持っていたが、私にとってあまり興味を惹かれるオペラではなかった。ちょっと面白い作品かもと認識を改めさせられたのはメト2012年のデイヴィッド・オールデン演出だったが、これはそれを遥かに凌ぐ出来。前奏曲の間に夢の中でリッカルドがウルリカからピストルを手渡され、それを頭に当てる様をパントマイムで見せる。つまり、彼が危険な不倫にのめり込み、暗殺の警告を再三、無視するのは死に対するオブセッションのせいというわけ。これだけで、下手をすれば能天気な色ボケおじさんに見えかねぬこの人物が俄然、彫りの深いキャラクターになる。舞台は最後までそのままで、すべてリッカルドの寝室の中。すなわち、あらゆるドラマは彼の心の中で起こったことになる。レナートが初登場シーンからリッカルドにピストルを向けるのも、既に三角関係を自覚している彼にはそう感じられるから。腹話術人形を使って、常に仮装している(ズボン役である)オスカルがリッカルドの分身であることを示すのも秀逸。ウルリカの死の予言は当然、リッカルド自身の無意識の声だ。第2幕では愛の二重唱の最中にレナートがベッドから起き出してくるのが面白いし、第3幕でオスカルがリッカルドの仮装(正体)を明かしてしまう際に男装をやめて女性に戻ってしまうのも理にかなう。刺された後のリッカルドがなぜこんなに長く歌えるという演出家泣かせの課題を鮮やかに解決してしまった幕切れまで、アイデア満載の素晴らしい演出。 ベチャワはいつも通りスタイリッシュに歌っているが、細やかな心理的綾の表出を求められる演出に応じて巧みな演技を見せる。ハルテロスはまたしても完璧。技術的にも、キャラクターの表現としても申し分ない。ペテアンは100%満足とは言えないが、レナートはイヤーゴのような悪魔的なキャラではなく、ただ愚直で直情的なだけの男だから、これでも構わない。いつもはユルユルで緊張感のかけらもないメータの指揮も演出のおかげで随分、聴き映えがする。メト版での切れ味鋭いルイージの指揮にもさほど聴き劣りしない。前述の名前からも分かる通り、ボストン版による上演。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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人物・団体紹介

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ヴェルディ(1813-1901)

1813年10月10日、ジュゼッペ・フォルトゥニオ・フランチェスコ・ヴェルディは、カルロ・ヴェルディの10番目の子供として、ブッセート近郊レ・ロンコーレに誕生。この頃は政情が不安で、翌年1月には同地にロシア軍が侵攻しています。生家は旅館兼居酒屋を営み、宿泊客の旅芸人の音楽に幼少から惹かれていたとのこと。1821年、父親からスピネットを買ってもらい、やがてピエトロ・バイストロッキにオルガンの奏法も習

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