昨年から通ったコンサートで布施さんが「過去は変えられないがこれからは少し変えられる」とおっしゃり、もう完成しているのに一体何を？と疑問に思っていました。まさかあのハードで完璧なステージをこなしながら、こんなにきらめく新しい世界を作り上げていたとは、驚くばかりです。 70年代のポップスを思い出させるような上品なサウンドや思わず笑いのこぼれる歌詞の入ったミッキー吉野さんの軽快なリズム。子供のころの夕焼けが目に浮かぶような歌。切ない恋心や世を去った友にかける言葉を歌い上げた歌。コンサートで聞いたチャーミングな「いてもたっても居られなくなるよ」以外は初めて聞く曲ばかりです。素敵です。男性も女性も楽しめるアルバムだと思いました。

仮面ライダー響鬼の新ＯＰとして流れているこの曲。布施さんの力強い歌声と曲調が、絶妙にマッチしていてスゴくよかったです。

コロンビア時代の再収録のCD化です。コロンビア分も既に何枚かベスト盤が出されていますが、これは「こころ美人」「愛・サクセス」の2曲の初CD化が矢張り注目でしょうか。小粋な作品です。 また、再収録されているヒット曲も、現在唄われる時のアレンジに近いものがあり古さを感じさせません。 ベストは素晴らしいのですが、惜しむのは、オリジナルアルバムがCD化されない事。コロンビアでも、いいアルバムが出されていたのに。残念です。でも、初CD化2曲分を高く評価します。