Mayuzumi, Toshiro (1929-1997)
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Posted Date:2022/04/27
黛敏郎作曲の交響詩『立山』を収録したCDです。 この作品は元々映画音楽として書いた作品を演奏会用に編み直したものだそう。 一般的に黛の演奏会用作品といえば難解な作品と言ったイメージがありますが、本作は前記のように映画音楽という事もあり、一部を除けばかなり聴きやすい作品に仕上がっています。 冒頭は芥川の八甲田山に影響を受けたような旋律ですし、自然の厳しさ、美しさを表現した音楽となっています。 演奏するのは東京交響楽団。 指揮者は黛敏郎。 つまり自作自演です。 作曲家の自作自演って必ずしも良いとは言えませんが、この黛の指揮はなかなかのもの。 東京交響楽団も中々良い音を出しています。 ただ少々音が悪い。 古い録音故に仕方ないですが。
レインボー .
Posted Date:2017/08/21
久しぶりに聴いた「涅槃交響曲」。奥深い響きに魅せられます。鐘の音の分析による響きの神秘性、そして聲明の深みなど、心に染み入ります。作曲者も指揮者も故人となり久しく、音楽そのものだけでなく、時の流れへの感傷や無常観を感じてしまいます。
テリーヌ .
Posted Date:2010/10/22
2008/6に書き込んだレビューを先ず転記いたします・・・「故黛氏の「涅槃」交響曲と共にこの「舞楽」と曼荼羅交響曲は氏の遺した日本の誇るべき作品です。演奏はこれ又このジャンルには抜きん出た故岩城氏の指揮によるもので間合いというか呼吸の見事さとスコアの再現力には所謂洋楽クラシックでは発揮出来ないと思われます。競合盤が少ないので相対的評価は難しいのですが「涅槃」交響曲については個人的好みとして意外と W.シュヒター指揮/NHK交響楽団にも惹かれてはいます。」1967年録音の「舞楽」は演奏タイム@13’49A9’45、1965年録音の「曼荼羅交響曲」はタイム@6’16A10’14であります。レコード・アカデミー賞受賞の本盤演奏、仕様改善によりより最高ランクに。文中の「涅槃」交響曲についてデータを追記しておきます。なお、1958年「涅槃」交響曲初演者の岩城には後年NHKSO他を振った盤その他もありますが手に入り易いのは1995年録音TMSO他を振った盤でタイム@10’17A8’50B4’43C2’40D5’57E5’13です。私の気に入り(LPとCD共に聴いてる)W.シュヒター/NHKSO他盤は@9’01A7’44B3’45C2’14D5’28E4’33と結構タイムには差もあります。この「舞楽」と曼荼羅交響曲を聴かれマァ気に入った方は是非「涅槃」交響曲・・・岩城、シュヒター以外にも盤はありますので一度聴かれる事をおすすめします。
一人のクラシックオールドファン .
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