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ファランク、ルイーズ(1804-1875)

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  • このHMVの曲名表記に記されている作曲者の正没年は間...

    投稿日:2021/07/06

    このHMVの曲名表記に記されている作曲者の正没年は間違いで 1804〜1875 が正しい。その程度にマイナーな作曲家かな。 ルイーズ・ファランは、ベルリオーズの1歳下、シューマンやメンデルスゾーン(1810年生まれ)、リスト(1811年生まれ)、ワーグナー(1813年生まれ)とほぼ同時代の女流作曲家です。その意味でファニー・メンデルスゾーン(フェリックスの姉、1805年生まれ)と同世代、クララ・シューマン(1819年生まれ)の先輩にあたります。 作風はドイツ・ロマン派に近く、「メンデルゾーン」といっても通用しそうです。オーケストレーションはシューマンよりも上手いような。 パリ音楽院初の女性教授とのことで、管弦楽曲がシューマンに絶賛されるなど、存命中は国内外で活躍し評価されたようですが、女流作曲家ということもあり、没後は忘却・無視されたようです。 そんなファランの交響曲を「実際の演奏」として聴くことができるようになったのは意義深いことだと思います。 交響曲第1番は、作曲者37歳のときの作品で、なかなか楽想や機転に富んだ、充実した内容の音楽だと思います。 序曲も、まるでモーツァルトの交響曲の序奏のような荘厳な開始、メンデルスゾーンを思わせる軽快さと色彩感の曲です。 演奏は、曲の真価を味わうには十分な水準で、きびきびと小気味よいです。録音も良好です。

    Tan2 さん

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  • このHMVの曲名表記に記されている作曲者の正没年は間...

    投稿日:2021/07/06

    このHMVの曲名表記に記されている作曲者の正没年は間違いで 1804〜1875が正しい。その程度にマイナーな作曲家かな。 ルイーズ・ファランは、ベルリオーズの1歳下、シューマンやメンデルスゾーン(1810年生まれ)、リスト(1811年生まれ)、ワーグナー(1813年生まれ)とほぼ同時代の女流作曲家です。その意味でファニー・メンデルスゾーン(フェリックスの姉、1805年生まれ)と同世代、クララ・シューマン(1819年生まれ)の先輩にあたります。 作風はウィーン古典派からドイツ・ロマン派に近く、「メンデルゾーン」といっても通用しそうです。オーケストレーションはシューマンよりも手慣れていると思います。 パリ音楽院初の女性教授とのことで、管弦楽曲がシューマンに絶賛されるなど、存命中は国内外で活躍し評価されたようですが、女流作曲家ということもあり、没後は忘却・無視されたようです。 そんなファランの交響曲を「実際の演奏」として聴くことができるのは意義深いことだと思います。 交響曲第2番は、作曲者41歳の1845年の作品で、4年前の第1番に比べて重厚さが加わり、ますます起伏と変化に富んだドイツ・ロマン派風になっています。 第3番は、その2年後の1847年の作品で傾向は同じです。 演奏は、この曲の真価を味わうには十分な水準であり、録音も良好です。

    Tan2 さん

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  • 女性作曲家の中で一番好きなのがファラン。彼女の最高...

    投稿日:2021/07/20

    女性作曲家の中で一番好きなのがファラン。彼女の最高傑作だと思うのはフルート三重奏曲作品45だが、ここに収録されている三曲もなかなか魅力的だ。古典的な様式の中にロマンの香りが漂う。古典的様式ゆえに没後あっという間に忘れ去られたというが、こうして復権してきたのは嬉しい限りだ。近年はコンサートでも取り上げられるようになってきた。管楽器が加わった室内楽が好きな方、このディスクも必聴です。

    禅済 さん

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