白樺のテーブル

安房直子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784039650801
ISBN 10 : 4039650808
フォーマット
出版社
発行年月
1976年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,39p

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読書メーターレビュー

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  • 吉田あや さん

    友人から「森に行ったつもりにでもなるといいよ」と引っ越し祝いに贈られた、白く細い白樺の枝でできた小さなテーブル。暫くは使っていたそのテーブルも日々に追われ、悠長にお茶を飲むのが面倒になり、いつしかテーブルは部屋の片隅で埃が積もり、その存在すら忘れ去られて行った。そんなある日、緑の服を着た娘が部屋を訪れ、テーブルが木であった頃の話しを始める。失われた森に住む哀しい娘の上に降り注ぐ銀の驟雨の美しさが霧のベールとなり、しっとりと足元から怖さをも香らせる。(⇒)

  • ヒラP@ehon.gohon さん

    味戸ケイコさんの思わせぶりな絵が、淡々とした物語にとても深い空間を作っています。 部屋に置かれた白樺のテーブルの、木であったときの思い出を、突然に現れた不思議な少女が解き明かして行きます。 幻想のような世界が、味戸さんの絵で、イメージを具体化してくれました。

  • mntmt さん

    美しい短編。少しミステリアスなところがいい。絵もとっても綺麗です。

  • 花林糖 さん

    白樺のテーブルに纏わる不思議で幻想的なお話。白樺のテーブルでお茶をしたくなります。味戸ケイコさんの絵がとても合っています。

  • ochatomo さん

    7才から70才までの“絵本の絵本”シリーズ第8巻は『森のメルヘン』 味戸ケイコさんの絵の静かなタッチが合う 1976刊

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人物・団体紹介

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安房直子

東京都に生まれる。日本女子大学在学中より、山室静氏に師事。大学卒業後、同人誌『海賊』に参加。1982年、『遠い野ばらの村』(筑摩書房)で野間児童文芸賞、1985年、『風のローラースケート』(筑摩書房)で新美南吉児童文学賞、1991年、『花豆の煮えるまで』でひろすけ童話賞を受賞。1993年、肺炎により

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