日本から男の子を育てる場所が消えていく 主婦の友新書

喜多由浩

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784072811054
ISBN 10 : 407281105X
フォーマット
出版社
発行年月
2011年12月
日本
追加情報
:
189p;18

内容詳細

イマドキの子どもたちは、とっても「忙しい」。遊んでいるヒマなどないのだ。しかし、子どもというものは本来、カラダを十分に使って遊ぶものだ。とりわけ男の子となれば。しかし、町から空き地が消え、子どもたちの遊ぶ声が消えてから久しい。以前は、ボーイスカウトといえば男の子の憧れの組織であった。そのボーイスカウトがいまや会員数や協賛金の激減などで、存続の崖っぷちに立たされているという。本来、野営を中心に「男が男であるための」訓練を施してきたボーイスカウトガ、女子の入会を許したりして、その存在意義を問われている。日本から男の子を育てる場所がなくなっているのだ。著者は大学時代にYMCAの野外活動のボランティア・リーダーとして、そしてこの10年は地域のボーイスカウトの指導者として活動してきた人物である。彼の目を通して、イマドキの男の子を見ていくと、現代日本が抱えているさまざまな問題も白日のもとにさらされる。本書では、現代の子どもたちを取り巻く危機と社会の状況を、ボーイスカウトが果たしてきた役割とからめてあぶり出す。

【著者紹介】
喜多由浩 : 1960年、大阪府生まれ。立命館大学産業社会学部卒。84年、産経新聞社に入り、社会部次長、月刊『正論』編集部次長などを経て、現在、文化部編集委員。主な関心分野は、教育問題、唱歌・童謡、朝鮮半島問題など。学生時代にYMCAの野外活動ボランティア・リーダー、2000年からは地域のボーイスカウト活動に指導者として加わり、現在はカブスカウト隊(小学校低・中学年)隊長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 香菜子(かなこ・Kanako) さん

    日本から男の子を育てる場所が消えていく―ボーイスカウトの凋落が日本をダメにした!。喜多由浩先生の著書。男の子らしさだとか女の子らしさだとか上から目線で決めつけてしまうのは時代錯誤であるとは思うけれど、ボーイスカウトが人間形成に良い影響を与える面はあるのかも。でも、それでもやっぱり男の子限定で女の子の入会を許さないような組織は時代錯誤なのかな。

  • Kentaro さん

    ボーイスカウトの4つの柱は、誓いとおきて、班制教育、進歩制度、野外活動である。 戦後日本では、いわゆる東京裁判史感によって、先人がしたことはすべて悪との決めつけがされ、その流れに乗った左翼ジャーナリズムや日教組によって、国旗や国家が酷く踏みにじられた。 ボーイスカウトの誓いはよき市民として当然身に付けておかねばならない価値観であり、明確に国への忠誠、奉仕を掲げている。 著者はこうしたボーイスカウトの教育の重要性を伝え、長く存続されることの重要性を強く主張している。

  • たこやき さん

    散漫。タイトルから野外活動の大切さを強調するのかと思いきや、そこに関係のない民主党批判やら何やらで話が横道に逸れ過ぎ。そもそも、著者の言う「今の若者はダメ」も、どこぞの著名人が「こんな若者を見た」「こんな気がする」で罵倒しているだけの代物。著者は、ボーイスカウトの指導者というが、書かれているのは現場の知見などではなく、パンフレットでも見ればわかるボーイスカウトの歴史と、昔は良かったという妄想懐古主義と、散漫な政治批判のみ。これを読んで、ボーイスカウトは大事だ、と思う人がいるとでも思うのだろうか?

  • 義村貞純 さん

    自分にとってはあまり実がなかった。

  • msy3a さん

    野外活動の意義などの分析は適切だが、分析の基底が「戦後教育悪玉論」にあるため、現状分析や対策が精神論でしかない。とりわけ、「若者のコミュニケーション力が失われている」との把握は、「コミュニケーション」そのものあり方が、かつてと大きく変わっていることを踏まえておらず、BS活動により、かつてのコミュニケーション社会=古き良き時代が戻ってくるという希望は、かえって適切な対策を誤るものとなる。

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喜多由浩

産経新聞編集委員。1960年、大阪府出身。立命館大学卒。社会部次長、月刊『正論』編集部次長などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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