基本情報
内容詳細
イマドキの子どもたちは、とっても「忙しい」。遊んでいるヒマなどないのだ。しかし、子どもというものは本来、カラダを十分に使って遊ぶものだ。とりわけ男の子となれば。しかし、町から空き地が消え、子どもたちの遊ぶ声が消えてから久しい。以前は、ボーイスカウトといえば男の子の憧れの組織であった。そのボーイスカウトがいまや会員数や協賛金の激減などで、存続の崖っぷちに立たされているという。本来、野営を中心に「男が男であるための」訓練を施してきたボーイスカウトガ、女子の入会を許したりして、その存在意義を問われている。日本から男の子を育てる場所がなくなっているのだ。著者は大学時代にYMCAの野外活動のボランティア・リーダーとして、そしてこの10年は地域のボーイスカウトの指導者として活動してきた人物である。彼の目を通して、イマドキの男の子を見ていくと、現代日本が抱えているさまざまな問題も白日のもとにさらされる。本書では、現代の子どもたちを取り巻く危機と社会の状況を、ボーイスカウトが果たしてきた役割とからめてあぶり出す。
【著者紹介】
喜多由浩 : 1960年、大阪府生まれ。立命館大学産業社会学部卒。84年、産経新聞社に入り、社会部次長、月刊『正論』編集部次長などを経て、現在、文化部編集委員。主な関心分野は、教育問題、唱歌・童謡、朝鮮半島問題など。学生時代にYMCAの野外活動ボランティア・リーダー、2000年からは地域のボーイスカウト活動に指導者として加わり、現在はカブスカウト隊(小学校低・中学年)隊長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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香菜子(かなこ・Kanako) さん
読了日:2019/09/28
Kentaro さん
読了日:2019/07/12
たこやき さん
読了日:2012/02/19
義村貞純 さん
読了日:2012/02/16
msy3a さん
読了日:2012/01/03
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