ルポ「中国製品」の闇 集英社新書

鈴木譲仁

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087207088
ISBN 10 : 4087207080
フォーマット
出版社
発行年月
2013年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
184p;18

内容詳細

いまや「中国」と無縁で経済活動を営むことは難しい。消費者も、さまざまな形で「中国製品」を購入している。それが日本の現実だ。しかし、その背後には、生産する中国の「無秩序」と、輸入する日本の「無責任」という図式がある…。著者は「義歯」という入り口から、中国製品をめぐる問題に切り込む。発がん性物質の検出が報告され、現地では健康被害が訴えられている「中国産」義歯を、日本は厳格な安全検査を行なうことなく、単なる雑貨物として輸入しているのだ。中国の現場を取材し、日本の医療の実態を調査して浮かび上がった「闇構造」とは?迫真のルポルタージュ!

目次 : 第1章 義歯とギョーザ(「雑貨」として輸入される義歯類/ おざなりな「通達」でお茶を濁す厚生労働省 ほか)/ 第2章 中国産義歯による健康被害の実態(海外で造られた入れ歯や義歯は薬事法で規定されない/ 医療現場で拡大しつつある「中国委託」 ほか)/ 第3章 日本の歯科医療を蝕む「安全神話」(「歯科材料基準」があるから日本は安心?/ 消費者には理解不能な「JISハンドブック」 ほか)/ 第4章 技術権威主義からの脱却(「ごまかし」は歯科材料だけなのか/ 海外産義歯訴訟は、なぜ「本丸」を避けたのか ほか)

【著者紹介】
鈴木譲仁 : 1954年生まれ。ジャーナリスト。中国を中心に、アジアの政治、経済、社会問題など幅広いジャンルで取材活動を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Koki Miyachi さん

    義歯を通して中国製品の闇を告発する。それはそれでいいけど、義歯だけで中国全体を断罪するのは少々無理がある。内容が希薄な主張を繰り返す単調さも読むのがつらかった。

  • leekpuerro さん

    中国で粗悪な製品が作られ日本に輸入される原因は日本の会社と、消費者にもあるんだな。ヨーロッパで禁止されている物も日本だと普通に使われている。他の人も書いてるけど、この本は義歯の事が殆どなので、そこは注意すべき。

  • 東雲しのの さん

    中国製品、と掲げながら取り上げた製品は義歯のみ。後半は歯科産業に焦点が当たっていて、タイトルは大風呂敷を広げすぎた感じがする。でも、知らない世界を知る。ただ、今まで知らずに生きてきてきて安穏としていたのに、知って考え悩みすぎるのもまた問題。知識として知っておき、正しく怖がることが良いことなのかもしれない。結論は「歯は大切に」

  • ねこすけ さん

    虫歯治療中の夫に読ませたら、「こういうときに読んではいけない本ですね」とコメント。ちなみに私は野蛮人なので虫歯なし!

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