ハマのドン 横浜カジノ阻止をめぐる闘いの記録 集英社新書

松原文枝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087212655
ISBN 10 : 4087212653
フォーマット
出版社
発行年月
2023年05月
日本
追加情報
:
256p;18

内容詳細

政権中枢が推し進める横浜市へのカジノ誘致に対し、これを阻止すべく人生最後の闘いに打って出た91歳“ハマのドン”こと藤木幸夫。
そこには横浜のみならず全国の港湾を束ねる者として、「博打は許さない」という信念があった。
カジノの是非について住民投票を求める市民の署名は二〇万筆近くに上ったものの、市議会では否決。
決戦の舞台は2021年夏、横浜市長選となった。菅首相はじめ政権総がかりで来る中、藤木と市民との共闘のゆくえは――。
国内外で高い評価を得たドキュメンタリー制作の舞台裏を明かす。

◆目次◆
第一章 保守の大親分が反旗を翻す
第二章 無党派市民の怒りとドンの宣戦布告
第三章 藤木幸夫とは何者か?
第四章 そして、決戦へ
第五章 闘い終えて、映画化へ

◆著者略歴◆
松原 文枝(まつばら ふみえ)
テレビ朝日ビジネスプロデュース局イベント戦略担当部長。
1992年政治部、経済部記者を経て、『ニュースステーション』『報道ステーション』ディレクター。
2012年からチーフプロデューサー。
15年に経済部長、19年から現職。報ステ特集「独ワイマール憲法の“教訓”」でギャラクシー賞テレビ部門大賞、「史実を刻む」などドキュメンタリーではアメリカ国際フィルム・ビデオ祭銀賞、放送人グランプリ優秀賞。
2020年放送ウーマン賞。専修大学文学部ジャーナリズム学科特任教授。

【著者紹介】
松原文枝 : テレビ朝日ビジネスプロデュース局イベント戦略担当部長。1992年政治部、経済部記者を経て、『ニュースステーション』『報道ステーション』ディレクター。12年からチーフプロデューサー。15年に経済部長、19年から現職。報ステ特集「独ワイマール憲法の“教訓”」でギャラクシー賞テレビ部門大賞、「史実を刻む」などドキュメンタリーではアメリカ国際フィルム・ビデオ祭銀賞、放送人グランプリ優秀賞。2020年放送ウーマン賞。専修大学文学部ジャーナリズム学科特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Book & Travel さん

    2年前、IR誘致の可否が大きな争点となった横浜市長選と、その結果に大きな影響を与えたハマのドンこと藤木幸夫氏を追ったノンフィクション。藤木氏の存在は聞いたことはあったが、もう少し知ってみたくて手に取った。当時の総理だった菅氏と親しく元々は支援者でありながら、横浜に賭博は不要と反旗を翻した藤木氏。港湾を取り仕切る強面の人物をイメージしていたが、人情に熱い読書人という人物像は意外で、氏の半生や選挙の裏側共々興味深く読んだ。ただ本書自体は時系列が前後したり、焦点がぶれている様に感じたりやや読み辛い印象も受けた。

  • tetsubun1000mg さん

    横浜港湾関係者のドンとして横浜市長選のニュースでよく登場していた方のドキュメント。 菅さんが議員秘書から県会議員、国会議員になるまで支援者の中心人物だったのに、カジノに前のめりになる政権、市長に反旗を翻す。 菅官房長官、安倍政権に反対を堂々と表明するリーダーを野党の党首以外では知らない。 港湾組合会長と言っても早稲田大学出身というのにも驚いた。 今90歳というのだが当時大学に進学する人は少なかった時代だったはず。 横浜市民を博打でに巻き込まないという主張を一貫して訴える姿に感銘を覚えた。

  • どら猫さとっち さん

    横浜市にIR=カジノを含む統合型リゾート施設誘致の話が来た。博打は許さないー。誘致阻止をするべく、ひとりの男が立ち上がる。“ハマのドン”こと藤木幸夫。横浜と港に生き、横浜市民のために働き続けてきた。彼と横浜市民が、最高権力者と戦う姿を追ったドキュメント番組、そして映画化になった話題作が、書籍化した。卑劣極まりない政治の世界で、今彼のような人物が必要だ。彼の存在と著者である監督の熱い想いが、本書に集結されている。

  • anken99 さん

    横浜がらみの仕事を多くしていることもあって、勉強のために精読。テレ朝のドキュメンタリーも見たが、あらためて書籍になると、深い話も数多く収載されており、実に面白い。藤木さんという人物の本気度、そしてなぜここまで人々に慕われるのか・・・義理と人情、そしてぶれない思いと行動力は敬服するばかり。幼少期の話から港湾の話、そして本題のカジノ反対の話など、どれもとても興味深いものばかりであった。行動することの大切さを身をもって示した、そんなほれぼれする人物である。映画も見てみよう。

  • Inzaghico (Etsuko Oshita) さん

    ハマのドンは「その筋」と縁を切るために、港湾作業の正統性と港湾作業者の地位を確立するために汗水垂らしてきたことがよくわかる。そして、文字通り生命を賭して横浜IR構想に反対する。「カジノやればその地域が潤うからいいじゃん」という意見もあるだろうが、アメリカで数々のカジノを設計してきた日本人によれば、お金はカジノ内で流通が完結して、自治体には一切落ちてこない。外に出ずとも、カジノで全部ことが済むようになっているそうだ。個人的にはカジノ反対だが、これを読んで「日本には要らないよなあ」という意を強くした。

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テレビ朝日ビジネスプロデュース局イベント戦略担当部長。1992年政治部、経済部記者を経て、『ニュースステーション』『報道ステーション』ディレクター。12年からチーフプロデューサー。15年に経済部長、19年から現職。報ステ特集「独ワイマール憲法の“教訓”」でギャラクシー賞テレビ部門大賞、「史実を刻む」

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