全身ジャーナリスト 集英社新書

田原総一朗

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087213102
ISBN 10 : 4087213102
フォーマット
出版社
発行年月
2024年04月
日本
追加情報
:
336p;18

内容詳細

90歳の〈モンスター〉が「遺言」として語り下ろす。
「朝生」で死にたい! なぜ僕は暴走するのか?

最高齢にして最前線にいる稀代のジャーナリスト、田原総一朗。
長寿番組『朝まで生テレビ!』での言動は毎度注目され、世代を問わずバズることもしばしば。
「モンスター」と呼ばれながらも、毎日のように政治家を直撃し、若者と議論する。
そんな舌鋒の衰えないスーパー老人が世に問う遺言的オーラルヒストリー。

その貪欲すぎる「知りたい、聞きたい、伝えたい」魂はどこからくるのか。
いまだから明かせる、あの政治事件の真相、重要人物の素顔、社会問題の裏側、マスコミの課題を、自身の激動の半生とともに語り尽くす。
これからの日本のあり方を見据えるうえでも欠かせない一冊!

原一男、佐高信、猪瀬直樹、高野孟、辻元清美、長野智子らが、田原の知られざる横顔を証言するコラムも収録。

【目次】
序 章 僕はなぜジャーナリズムを疾走するのか
第1章 非戦の流儀
第2章 ジャーナリストの心得
第3章 反骨の証明
第4章 不条理の世界に対峙する
第5章 映像の過激派
第6章 テレビと民主主義
第7章 原発と電通
第8章 田中角栄が踏んだ「虎の尾」
第9章 「モンスター」の誕生と転落
第10章 首相への直言秘話
終 章 混沌を生きる方法

【著者プロフィール】
田原総一朗(たはら そういちろう)
ジャーナリスト。
1934年4月15日、滋賀県生まれ。
早稲田大学卒業後、岩波映画製作所に入社。
東京12チャンネル(現テレビ東京)を経て、1977年フリーに。
テレビ、新聞、雑誌などで活躍。代表的な出演番組に『朝まで生テレビ!』『サンデープロジェクト』『激論!クロスファイア』ほか。
1998年、すぐれた戦後の放送ジャーナリストを選ぶ城戸又一賞を受賞。
『電通』『戦後日本政治の総括』『堂々と老いる』など著書多数。

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読書メーターレビュー

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  • funuu さん

    サンデープロジェクトが社長命令で突然終わる。原因は有名拉致被害者は死んでいると政府関係者から聞いた発言。 北朝鮮は他の被害者なら日本に返すと言ったが日本は金がかかるのと有名被害者でないと意味がないとの発言が原因。 この人の発言は不思議とそれ以上は広がらない。 田原さんを攻撃してくる佐高さんなんかとも話す。 官房機密費を返したただ1人の人のようだ。

  • まゆまゆ さん

    御年90歳でもなおテレビ番組の司会をこなす筆者の回顧録。批判的思考を持ち続けることが脳の機能を活性化するのだろうかと思うくらい筆者の姿勢の一貫性を感じるなぁ。

  • チェアー さん

    田原がテレビという武器を持ったモンスターであることは間違いない。それが「無冠の権力」になっていないかは警戒が必要だ。 ジャーナリズムが権力の中枢と相見える時、その人にとって最も高い倫理を適用しなければ、すぐに相手に絡み取られてしまう。田原は本当にそのことができているだろうか。

  • ブラック ミッフィー の チョコちゃん さん

    朝まで生テレビのイメージがかなり強いだけに総理大臣に助言したり公安にマークされてたりの話しは違う一面を知れて良かった。 若い頃はもっと過激だったんだな。 与党だけでなく野党も強くなって対立しながら 国を良くする戦いが大事と感じる所があった。

  • とむぐりーん さん

    田原総一朗は、朝まで生テレビの印象が強いが、最近YouTubeで朝食の目玉焼きを作っているシーンを見たりしていたのだが、特に90歳になっても、まだまだエネルギッシュに活動している生の姿を見たいと思い、読み始めた。とても面白く、中身も充実している。自分たちの生きて来た「テレビの時代」を振り返り、政治家とジャーナリストとの側面史も窺うことが出来る本である。

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