ふだん使いの文章レトリック たとえる、におわす、ほのめかす!?

ながたみかこ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784305709813
ISBN 10 : 4305709813
フォーマット
出版社
発行年月
2023年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
killdisco ,  
追加情報
:
304p;19

内容詳細

たとえることで説得力をアップする「比喩」、あいまいな表現で想像力を刺激する「婉曲法」、言葉をシャッフルして印象を強める「倒置法」…レポートからプレゼン資料、ネット記事、SNSまで、幅広く使えるレトリック=表現技法が身に付く!

目次 : 喩えを使って言葉にできないことを伝える/ 極端な表現でユーモアを交える/ 語や音を繰り返して強く訴える/ リズムを整えて詩的に表現する/ 直接的な表現をさけて推測させる/ 独特の演出で人の心を捉える/ 逆の言葉を使い深みを持たせる/ 曖昧な表現で揺れる心情を暗示させる/ 一語を複数の意味に使い同音の妙を演出/ 言葉の位置を変えて意味を際立たせる/ 音や流れを整えてドラマティックに/ 先行の文献を生かし説得力を持たせる

【著者紹介】
ながたみかこ : 絵本や童話などの児童書のほか、一般文芸や作詞など幅広く手掛ける作家。言葉遊びや日本の民話、妖怪などの面白さを子供向けにわかりやすく表現する作品が多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yyrn さん

    読メを読んでいると、上手な感想にたくさん出会う。面白かったと書かれていなくても面白さが十分伝わる文章があり、思わず読んでみようかなと思ったりするw。書き方ひとつで伝わり方が大きく変わる。それはどんなテクニックなのか?本書でも文章読本的に系統立てて説明されるが読みづらさはなく、日常的な用例や馴染みのある有名な小説などをたくさん使って説明されるので、ああなるほど、と思うところが多かった。言葉遊びが多い井上ひさしの文章が数多く登場するのも納得だ。▼目次:1章/喩えを使って言葉にできないことを伝える(直喩・隠喩⇒

  • ATS さん

    レトリックとはテクニック(技法)のこと。類書で『日本語のレトリック』(瀬戸賢一)を読んでいたがこちらが硬派だとすれば本書は軟派といったテイであろう(これはレトリックでいえば相対論法と隠喩なのかな笑)。レトリックを用いているものと用いていない文章の比較や多量の例文が掲載されておりわかりやすくなっている。シンプルに知りたい人には『日本語のレトリック』、初学者にもわかりやすいように細かく説明してくれるものがいいなら本書かな。あだ名が換喩というレトリックを使っているというのが個人的にツボだった。

  • kuukazoo さん

    レトリックって約30種類もあるんだ。知ってても普段仕事でノンレトリックな文章ばかり書いてるので、ここに載っているレトリックを意識的に使って文章を書くのはなかなか難しく悲しい。文例には太宰安吾芥川梶井基次郎井上ひさしなどが頻出し面白い。レトリックは文芸だけでなく普段の会話でも使われるし言語共通?なのが興味深い。伝え方が違えば受け取られ方も違うという当然のことに加え、レトリックによってコントロールする/されることもあると思い当たる。使おうと思って使ってるわけではないがやはりどこかで意識しているのかもしれない。

  • はひへほ さん

    レトリックの種類と具体例を平易な形で学ぶことができて良かった。具体例に文学作品からの引用が多くあり、先日『日本近代小説史』を読んだばかりだったのもあって、親近感を得やすかったのも個人的には幸運だった。 ふだん気にせずに読んで自然に理解している文章中のフレーズにも、レトリックに分類できるものが数多く潜んでいるものだと気付いた。書き手は意識的にか無意識的にか、レトリックの読み手に与える効果を考慮して文章を書いているのだろう。これから何かを読むときや書くときはレトリックに少し意識を向けていきたいと思った。

  • フロランタン さん

    ぼちぼち読む。 ワクワクドキドキ読む。 モヤモヤと心を曇らせながら読む。 はらはら涙を流し、心を震わせながら読む。 キラキラ希望に膨らみながら読む。 読む、読む、読む。 私の読むを表現できる場所。 読者メーター様に改めて敬意を表します。ありがとう。

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ながたみかこ

第20回福島正実記念SF童話賞(2002年)を『宇宙ダコ ミシェール』で大賞受賞。回文・早口言葉・だじゃれ・アナグラム・同音異義語・つけたし言葉など、言葉遊び全般の作品を手がける

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