読み解き!方言キャラ

田中ゆかり

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784327384852
ISBN 10 : 4327384852
フォーマット
出版社
発行年月
2021年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
283p;19

内容詳細

方言を話す登場人物(方言キャラ)は、多様な創作物―ドラマや映画、ミュージカル、落語、小説、マンガやアニメ、ゲーム、ラップ、LINE方言スタンプ、ゆるキャラなど―に現れる。本書では、その理由と背景を探索する。

目次 : 第1章 「そだねー」と記憶に残る「方言キャラ」/ 第2章 方言ヒーロー、リョウマ見参!/ 第3章 方言ヒーロー/ヒロインは幕末ものに咲く!/ 第4章 勝海舟はなぜべらんめえキャラなのか/ 第5章 更新される『ライオンキング』のご当地方言キャラ/ 第6章 方言キャラin宝塚/ 第7章 メディアミックスと「方言キャラ」―『幕末太陽傳』日活版と宝塚版/ 第8章 ヴァーチャル方言とラップは相性がいい!?/ 第9章 「方言萌え」コンテンツが「ゴールデンタイム」にせり出すまで/ 第10章 「方言萌えマンガ」の登場とその行方/ 第11章 「方言キャラ」の明日はどっちだ!?

【著者紹介】
田中ゆかり : 1964年生まれ。神奈川県厚木市生育。日本大学文理学部教授。早稲田大学第一文学部卒業後、読売新聞社に勤務(記者職)。その後、早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。静岡県立大学専任講師などを経て、2006年より現職。専門は日本語学(方言・社会言語学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yyrn さん

    「方言キャラ」を尋ねる1万人アンケート結果によれば、あまちゃん、おしん、坂本龍馬、名探偵コナンの服部平次、ちゅらさんのおばぁなどの名前が上位にきた、ということはテレビ等メディアの影響が非常に大きいことが分かるし、誰もが思い描く方言のステレオタイプがどう形成されていったか、時代とともにどう変遷していったかなどを具体的な事例(時代劇、朝ドラ、宝塚や演劇、歌やマンガなど)を使っての詳細な(何が人々に受け入れられたのか?の)分析・解説には、なるほど!とうなずくところが多かった。⇒

  • アンゴ さん

    ★★★★☆ 地域方言に焦点をあて日本語社会の変化を読み解く。 高度成長期に全国で地方から都市部へ若者の移動に合わせる様に司馬遼太郎の『竜馬がゆく』新聞連載の物語進行と共に共通語から土佐弁へのシフトが起こり、共通語が常識のテレビにおいてNHK大河ドラマ(68年)で土佐弁の方言キャラ誕生。「地方の時代」経て、なんちゃって方言、ヴァーチャル方言、方言コンテンツへ。 方言キャラは「各地の方言ステレオタイプが日本語社会の中に確立・共有されているという前提があってこそ」成立する、という見解が的を射ている。

  • とめきち さん

    坂本龍馬の「〜ぜよ」が方言だと立ち止まって考えたことなかった。でも、立ち止まって考えると面白いな。信長、秀吉、家康は、ドラマ化されても方言のセリフはない。方言キャラの条件@幕末A低い身分だったB高い志をもつ、にあてはまらないからだ。でも「なんで信長が尾張弁じゃねーんだよ」と言う奴いないだろう(笑)この本の大半は方言をポジティブに捉えているので、「カメダ」でお馴染み『砂の器』の言及はないと諦めていたが、方言キャラランキング52位に和賀英良を発見!ギリギリランクインおめでとう!三木巡査は何位だったのだろう?

  • 読書記録(2018/10〜) さん

    時代劇などドラマ、舞台、小説、アニメや漫画、ゆるキャラなど。言われてみれば、幕末には方言キャラが多いけど、戦国武将にはあまりそのイメージはない「武士ことばキャラ」だ。宝塚でも幕末ものにはよくある方言キャラだが、楽曲には入らないものが多いそうだ。

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