木版画 伝統技法とその意匠 絵師・彫師・摺師 三者協業による出版文化の歴史

竹中健司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784416621523
ISBN 10 : 4416621523
フォーマット
出版社
発行年月
2021年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;25

内容詳細

目次 : 第1章 木版印刷の歴史(木版印刷の誕生―印刷の起源/ 出版産業の勃興―出版の幕開け 鎌倉時代、室町時代 ほか)/ 第2章 木版印刷の仕事(版元とともに歩んできた木版画/ 商業印刷としての木版画)/ 第3章 木版画の制作技法(赤富士に見る、木版画の技法 浮世絵の制作工程/ 絵師・彫師・摺師の協業について ほか)/ 第4章 現代木版画の意匠/ 第5章 これからの木版画(先人に学び、現代に求められる制作を続けることが、技術を更新する/ 国宝『孔雀明王像』を摺る―世界最大級の複製木版画への挑戦 ほか)

【著者紹介】
竹中健司 : 竹中木版五代目摺師。有限会社竹笹堂代表取締役/木版画作家。1970年京都市生まれ。京版画の摺師として伝統的な木版技術の継承、失われた技術の再現や古版木の調査・修復に取り組む。また、国内外でワークショップやアーティストとの共同制作をおこなう。ボストン美術館、フランス国立図書館などが作品所蔵。京都木版画工芸組合副理事長、京都精華大学伝統産業イノベーションセンター特別共同研究員等を務める

米原有二 : ライター。京都精華大学伝統産業イノベーションセンター長。1977年京都府生まれ。京都を拠点に工芸を対象とした取材・執筆活動をおこなう。「分業工程」や「職人文化」「道具・材料の供給難」「修理・修復」などを主題とした聞き書きに取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kaz さん

    浮世絵の歴史や技法等は類書でも見かけるが、現代木版画の意匠は興味深い。木版画の面白さを印刷物で伝えるのは、実はかなりむずかしいことなのかもしれない。図書館の内容紹介は『木版印刷とは、木の板に刃物で凹凸をつくり、そこに色を付けて文字や図像を紙に写す技法のこと。日本の木版印刷の歴史を紐解くとともに、京都の老舗「竹中木版竹笹堂」の技術を写真で紹介する。資料価値の高い図版が満載』。

  • 🐚 さん

    とんでもない本を借りてしまった。木版画の成り立ちから、現代の取り組みまで一度に見渡せる。歴史書ですね、これは。葛飾北斎の赤富士を一から彫り、色を重ねて摺っていく工程を見ると、浮世絵の見方が変わります。

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