美の共感思考 無名の専業画家が売れっ子的に活動できる地道な実践と考察

福井安紀

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784416723067
ISBN 10 : 4416723067
フォーマット
出版社
発行年月
2024年05月
日本
追加情報
:
224p;19

内容詳細

完全無所属の専業画家が、画家ならではの人間観察と、数々の個展・受注経験など豊富な体験によってたどりついたのは、「共感される」という方法――。アーティスト、クリエーター、フリーランスなどで活動しようとするとぶつかる数々の問題について、「共感される」をキーワードに、問題解決の方法を公開します。

たとえば、
・活動に反対されたら?
・心が折れそうなんですけど‥
・活動を継続したいけれど、経済的にどうやっていけばよい?
・値付けはどうしたらいい?
・お客さんをさらに獲得したいが、どうしたらよい?
・どちらかというと陰キャなので、接客は向いてないと思うんですが‥
・イヤなお客がいるけど、どうしよう?  など‥‥。

さらに、受注を増やす方法を、安価な金額設定でふすま絵を出張して描く「ふすま絵プロジェクト」立ち上げの経験から提案し、X(旧ツイッター)のフォロワー数2万4千人(発行当時)である経験から、SNSの活用方法と効果について提言します。
いったいこの画家は、どうしてこんなにも手のうちを惜しみなくさらすのか? 終章と「200年後の未来の人たちへの手紙」で、著者が一生をかける「美」への想いと、今の美を未来の人に伝えたいという願いを語ります。安直に流れやすく、美とは相反すると思われがちだった人に「共感される」ことや「お金」の問題が、実は美の真髄に迫るものであることを、著者は種明かしします。

【著者紹介】
福井安紀 : 画家・絵師。1970年京都府生まれ。サラリーマンを経たのち、30歳から絵だけで生活する道へ進む。土と石の自家製絵具で制作を続け、2013年、42歳で〓砂神社能舞台の鏡板の松を制作する機会をいただく。45歳のときに、江戸時代の絵師にあこがれ、安価に、すばやくふすま絵を描く「ふすま絵プロジェクト」を立ち上げる。各地の住宅、店舗、ホテル、寺院などでふすま絵、壁画、天井画などさまざまな種類の絵を描き続けている。2023年までに個展150回以上、多数のふすま絵制作など、画家活動の限界に挑んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • booklight さん

    『自分の客は自分で作る』という意識と、美に対する情熱の混じりあい方が面白い。自分の美を追求しつつ、美だけではなく熱意も魅力、と柔軟な態度。絵具を自分で作る、日本画を描くとかも、自然や歴史文脈での魅力の一つ。無名だから見つけるのも魅力になるとする。積極的に展示会も行い自分の美を真に共有できる人を探す。逆に邪魔になる客の排除も話し方まで書かれていてリアル。画業一本とすることで技術や意識の向上も速く進む、という考え方はなるほど。だから収入の確保は大事という考えにいたる。結局人はその真剣さに心を惹かれるのだろう。

  • さたん・さたーん・さーたん さん

    芸術家が自らのフリーランス活動を紹介する。美の追究はとにかくストイック、「真の共感」を得ることは細くともしなやかに繋がる人の縁による。自己の内面にせよ活動の展開にせよ徹底している、こういう人が何事かを成し遂げるんだろうか。参考になったのは、脳のイメージに敢えて抗い、その修正のために脳が必死に「なんとかしようとする」描き方。この発想は、膨大な創作量をこなした先にあるだろう。自分にはまだまだ遠い、がワクワクする世界でもある。

  • 小説大好き さん

    著者の前作がとても良かったため読みました。前作ほど網羅的な内容ではなかったですが、今作も大変参考になりました。お客様との関係構築やギャラリーマージンなどセールスについての話とメンタルケアについての話が半々で語られていた印象で、相変わらず著者の経験に基づいた分析が見事でした。キーワードである「共感」を四段階に分けて考えたり、所謂嫌な客を六タイプに分けて対処法を記したりと、この本ならではの有益な情報が色々とありつつ、「マーケティングとアートは相性が悪い」とさらりと看破しているあたりに著者のセンスを感じました。

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福井安紀

画家・絵師。1970年京都府生まれ。サラリーマンを経たのち、30歳から絵だけで生活する道へ進む。土と石の自家製絵具で制作を続け、2013年、42歳で〓砂神社能舞台の鏡板の松を制作する機会をいただく。45歳のときに、江戸時代の絵師にあこがれ、安価に、すばやくふすま絵を描く「ふすま絵プロジェクト」を立ち

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