ピーター・ファーディナンド・ドラッカー

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企業とは何か ドラッカー名著集

ピーター・ファーディナンド・ドラッカー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784478004319
ISBN 10 : 4478004315
フォーマット
出版社
発行年月
2008年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,324p

内容詳細

組織が繁栄を続けるには、組織内の人間が、自らの能力を超えて成長できなければならない。世界に先駆けて企業の社会的責任を説いた現代マネジメントの金字塔。世界中の組織の教科書となった1冊。

【著者紹介】
P・F・ドラッカー : 1909‐2005。20世紀から21世紀にかけて経済界に最も影響力のあった経営思想家。東西冷戦の終結や知識社会の到来をいち早く知らせるとともに、「分権化」「自己目標管理」「民営化」「ベンチマーキング」「コアコンピタンス」など、マネジメントの主な概念と手法を生み発展させたマネジメントの父

上田惇生 : ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶應義塾大学経済学部卒。経団連会長秘書、国際経済部次長、広報部長、(財)経済広報センター常務理事、ものつくり大学教授を経て、現職。ドラッカー教授の主要作品のすべてを翻訳。ドラッカー自身から最も親しい友人、日本での分身とされてきた。ドラッカー学会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • vinlandmbit さん

    本ドラッカー名著集も1巻から読み進め早11巻。本書では企業と自由社会に関するドラッカーの問題提起に近い形で記してあります。中でも、結果の平等ではなく機会の平等をいかに実現するかのくだりは、当時の世界情勢・米国情勢において、著者が感じていた熱意・信念を感じます。

  • エリナ松岡 さん

    大きく企業内部の話としての組織論と、社会と企業の関係についての2つの話題からなり、組織論は分権制と採用することのメリットとリーダー育成の必要性について、視点・角度を変えて繰り返し述べられている感じでした。ディーラーとの関係、職長の扱いについての話などは特に良かったと思います。一方の社会と企業の関係については、経済学的な見地からの説明は、僕に知識がないためどこまで鵜呑みにしていいか分かりませんが、とにかく著者の主張は理解しました。現在の見地から、どのくらいの精度なんでしょうかね?

  • 手押し戦車 さん

    企業とは製品を製造して市場に投入するという活動もある、もう一つ大事な事がある。次世代の人材育成をして人材を人財に変えリーダーを育成して行くことが人間組織としての使命である。官僚組織になってしまうと硬直化してリーダーは育成されないまた部下の成果を恐怖に思う上司も真摯さにかける。逆に部下の成果や成長を喜び報いて行く組織は柔軟で伸びる。働きがあって初めて文明が生まれる。個人の利己心を反映させる自由市場は経済を安定させる。自由とは努力、努力、努力と少しの洞察力と社会の利益の為に機能すること。創造力、勇気を育む

  • 人生ゴルディアス さん

    ドラッカー初読み。マネジメントという分野を作り出した草分けだけあって、現在でも有効の論点がたくさんある、というか後知恵で読むと素材の味がわかる感じがして良かった。信頼、権限移譲、サーバントリーダーの三種の神器で、サーバントリーダーだけまだあまり出てこないが、コミュニティ育成を支援しろなどに萌芽は見えるか。とはいえ最後の章にあるように、当時はこれでさえ社会主義の匂いがして敬遠されたらしいし、経営陣対労働者の溝は貴族対平民くらいすごかったのがうかがえる。

  • Roy さん

    いくつも金言があるが、エピローグの本書をめぐるGMとの考え方の相違が面白い。不変のマネジメントは存在しないという著者に対して、経営政策を理念的に捉えるGM、企業の経済的活動を超えて社会に対して責任を負うと考える著者と、権限なくして責任なしと社会に対する責任は企業の領域を超えるものと捉えるGM。従業員に対する権限と責任の移譲をマネジメントの放棄と捉えるGM。あとから振り返れば容易に結論が見えてくるが、当代において何が最善かを知る難しさも強く感じる。

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