ギュンター・A・パウリ

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ブルーエコノミーに変えよう 100個のイノベーションで、10年間に、1億人の雇用をつくる。

ギュンター・A・パウリ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784478013625
ISBN 10 : 4478013624
フォーマット
出版社
発行年月
2012年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
327p 19cm(B6)

内容詳細

ブルーエコノミーとは、自然生態系から着想された経済モデルであり、「成長の限界」を克服し、「ゼロ・エミッション」を実現する、すべての人々が待ち望んでいた理想的な21世紀の経済と環境のビジョンである。カスケード(連鎖)的に利用することで持続的なビジネスを実現できる100個の技術的イノベーションを紹介し、そこから、競争型のレッドでもなく、援助型のグリーンでもなく、連鎖型のブルーエコノミーを実現し、10年間で、1億人の雇用が創出できることを説く本著は、現代人にもたらされた必読の書である。

目次 : プロローグ レッドでもグリーンでもなく、なぜブルーエコノミーなのか/ 1 MBA流の経営原則からは、何の解決策も生まれない―貧困と廃棄物をつくり続けるコア・コンピタンス戦略の反省/ 2 自然生態系は、貧困も廃棄物もつくらない―身近な物理学を利用する自然のMBA(見事な適応力)/ 3 「流れ」を使って、健康で安全な居住空間に暮らす―生きるための物理学を知らない建築家たち/ 4 「パルプやタンパク質」モデルが世界の経済をかえる―キノコ栽培と養蚕がもたらす複数のキャッシュフロー/ 5 生物多様性がもたらす恩恵は尽きることがない―イノベーションを組み合わせてつくるビジネスモデル/ 6 地域固有のブルーエコノミーモデルを創造する―持続可能なコミュニティを実現した南米のサバンナ/ 7 地球から資源を一切奪わずにエネルギーを得る―自然の原則にかなった多様な発電と、鉱業による環境修復/ 8 日本を脱原発で経済再生させる―ブルーエコノミーによる地方分散型エネルギーシステム/ エピローグ 夢の実現

【著者紹介】
グンター・パウリ : The Global ZERI(Zero Emissions Research Initiatives)Network創立者・代表者。1956年ベルギー生まれ。聖イグナチオ大学経済学部卒業。91年、廃棄物をつくらないゼロ・エミッションの考え方を導入した石鹸工場をベルギーに建設。その活動が世界の注目を集め、94年には国連大学学長顧問としてゼロ・エミッションを主導し、構想の実現に尽力。96年、国連開発計画(UNDP)とスイス政府の出資でThe Global ZERINetworkの前身であるZERI財団をジュネーブに設立

黒川清 : 1962年、東京大学医学部卒業。63〜67年、東京大学医学部第一内科を経て渡米。73年、UCLA医学部内科助教授。79年、同教授。89年より東京大学医学部第一内科教授。97年、東京大学名誉教授。2004年、東京大学先端科学技術研究センター教授(客員)。また、05年より特定非営利活動法人日本医療政策機構代表理事。06年、内閣特別顧問(〜08年)などもつとめ、09年、政策研究大学院大学アカデミックフェロー。さらに11年12月より国会福島原子力発電所事故調査委員会委員長をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Kentaro さん

    ダイジェスト版からの要約 ブルーエコノミーは、生態系の成果を経済システムに応用するもので、すべての生物のシステムが、進化と再生への道筋を守り、維持するための安定性と安全を確実に得られるようになる。ブルーエコノミーは、単なる環境保護ではなく、持続可能性の問題に対処している。荏原製作所は、廃棄物を出さないゼロ・エミッション戦略を開始した。廃棄物でさえも価値を生む。例えばレストランの食品廃棄物から集めたデンプン質を室温でポリ乳酸に変換するプロセスを開発した。生ごみからプラスチックをつくる方法を発案したのである。

  • Yasuaki Miyamoto さん

    生態系の中では、エネルギーが効率的に利用され、廃棄物がでません。翻って人間社会では、エネルギーの無駄や大量の廃棄物が発生しています。人間社会において、エネルギー効率を高め、廃棄物を減らし、人々の暮らしを豊かにするために、生物や生物のつながりから学んだ技術の事例が100件紹介されています。生息環境に適応して暮らしている生物たちから、私たちはまだまだ多くのことを学べるはずです。その観点でも、生物多様性を保全していくことが大切だと思います。

  • y_yasuda さん

    @「コア・コンピタンス」に盲目となるな。A「サプライチェーンの管理」を追加新規要求しないイノベーション。B「アウトソーシング」して時間・人・資源を一極集中させるのではなく、すべてのプロセスを変革しないと受け入れられないイノベーションもある。C「キャッシュフロー最大化」を第一とし、回転率のいい消費材だけを追うな。D「クラウディングアウト」を食らわないように、既存市場と折衝。

  • nao さん

    生態系を研究し、その循環やエネルギーの発生、伝達の効率を学ぶ。それをビジネスに活かして、利益や雇用を生み出そうという話。面白かった。人間が生み出してきた莫大なエネルギーに変わる革新的な技術は存在する。邪魔するのは既得権益のルール。ルールを変える必要がある。ワクワクした。

  • 9rn さん

    既存の経済の理論だけでは成り立たない現実に起こりうる様々な問題、関係性を考える必要があると認識させられる。冒頭にもあったようにアイディアは持つだけでは意味をなさない、起業家こそ必要であるというのは本質

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