「日本人」原論 日本社会の見えざる規範

山本七平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784478013755
ISBN 10 : 4478013756
フォーマット
発行年月
2011年03月
日本
追加情報
:
157p;19

内容詳細

日本人の原理と欧米の個人主義は全く別のものである。日本人と「自分の原理」や、「無羊文化」国ニッポンなど、日本の文化と社会を独自の視点で分析する山本七平が、日本人を動かす原理について考察する。

【著者紹介】
山本七平 : 1921年東京生まれ。1942年、青山学院高等商業学部卒業。戦時中は砲兵少尉としてフィリピン戦線を転戦、マニラで捕虜となる。1956年、山本書店を創業。1987年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yamikin さん

    断片的ではあるが、著者が一貫して考察の対象としていた「日本教」なるもののキーワードはつかめる一冊。結局、押し付けられた非民主的プロセスによる民主制および尊皇思想が国体を語る上での困難をもたらしている。北条泰時にかんする項は日本史、その一方で最終章はエッセイ調、と良くも悪くも全体的に緩急があり、一気に読み終えることができる。著者の主張を学ぶならば本書は必ずしも読む必要はない。

  • ドクターK(仮) さん

    山本七平の入門編として読んでみた。あとがきにあるように、氏が守ろうとしているのは日常の至る所に存在する「あたりまえ」であり、それはいわば歴史の蓄積や無意識の慣習から生じるものである。そのことを忘れたときに、「無条件の話し合いに基づく合意」や「歴史のかなたにある自由」からやってくる恐怖を目の当たりにしてしまうのだろう。氏の思想のエッセンスを自分の中に落とし込むには、もう少し時間がかかりそうだ。

  • ennriko さん

    作業の仕方は真似できても日本人はアメリカ人にはなれないしアメリカ人は日本人になれない

  • まさきち さん

    もう1回読みたい本.断片的には,ふむふむとうなづけるんだけど,咀嚼できてない.多分,自分の実力不足.

  • take さん

    初めての山本七平。『「あたりまえ」の研究』からの抜粋ということで、断片的なエッセーを読むような感じだった。ここから少しずつ深めていきたい。

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山本七平

1921年、東京都に生まれる。1942年、青山学院高等商業学部を卒業。野砲少尉としてマニラで戦い、捕虜となる。戦後、山本書店を創設し、聖書学関係の出版に携わる。1970年、イザヤ・ベンダサン名で出版した『日本人とユダヤ人』が300万部のベストセラーに。以後、「日本人論」で社会に大きな影響を与えてきた

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