30歳キャリア官僚が最後にどうしても伝えたいこと

宇佐美典也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784478021606
ISBN 10 : 4478021600
フォーマット
出版社
発行年月
2012年09月
日本
追加情報
:
206p 19cm(B6)

内容詳細

東大卒・経産省キャリアが「三十路の官僚のブログ」で給料を公開して話題騒然。官僚批判からは絶対に知ることのできないリアルな想い。

目次 : 第1章 僕が経済産業省の官僚になるまで/ 第2章 なぜ東大生が集まっているのに問題だらけなのか/ 第3章 キャリア官僚制度には意義がある/ 第4章 政治家と官僚の役割を考える/ 第5章 天下りは本当に悪なのだろうか?/ 第6章 官僚としての最後の提言

【著者紹介】
宇佐美典也 : 1981年、東京都生まれ。暁星高等学校、東京大学経済学部を経て、経済産業省に入省。企業立地促進政策、農商工連携政策、技術関連法制の見直しを担当したのち、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)にて電機・IT分野の国家プロジェクトの立案およびマネジメントを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • えちぜんや よーた さん

    "この本はどこを開いても迷いだらけです。確信めいた主張はほとんどありません。ただ、その迷いが純粋であれば、迷いを共有すること自体に価値があるのではないか、この迷いに共感してくれる誰かが答えを見つけようとしてくれるのではないか、そんな気持ちが詰まってます。" (P206「おわりに」から引用) カバーの裏側にもこの言葉が、抜粋されています。 管理人は、この言葉を最初に読んだため、著者の宇佐美さん個人には、 非常に好意を持ちました。素直に、迷いと悩みを持った人間の性質を、表しているからです。

  • takizawa さん

    想像してたのと大分違い,良いほうに裏切られた。どんな人がキャリア官僚になるの?キャリアはノンキャリを見下しているんでしょ?天下りはなぜなくならないの?といった素朴な疑問に対し的確な回答を示してくれる。結局のところ,連綿と受け継がれてきた制度にはそれなりに合理性があるが,表面しか理解していない人たちが不誠実な批判を繰り返し,民意が支持してしまうという構図があるのだなぁ。農水省との共同プロジェクトに関わったときのエピソードを読むと官僚生活の並々ならない苦労と醍醐味が伝わってくる。

  • のいじぃ さん

    読了。佐藤優著「人に強くなる極意」の後なので、作中に出ていた官僚の1年目や苦悩が書かれていて興味深いです。なるまでの経緯も堅苦しくはなく、とっつきやすいです。尋常性白斑や、読むだけで胃がキリキリ痛むような他省や企業とのやりとりは程度こそ違えど、身につまされるようでした。ただ、あの政党の時にあったこと、世評とは違う官僚の姿、問題、提案など思いは伝わりますが綺麗過ぎですかね。そして、役所関係の文章が何故、あんなに淀んでいるのか納得。大雑把に官僚を知るには良い一冊ではないでしょうか。人類皆兄弟は幻想であり欺瞞。

  • ひでき さん

    おわりに「その迷いが純粋であれば、迷いを共有すること自体に価値があるのではないか」という記述がとても刺さるフレーズだった。筆者は「国をよくしたい」という純粋な気持ちで業務にあたっていたのだろうが、そのあまりにも理不尽で批判しかされない「官僚」の仕事にやりがいが見いだせなくなったのではないかと推察する。民主党への政権交代も引き金になったのだろう。 民主党が掲げた政治主導について、そもそも論として民主党が政策立案過程を見誤っていたのではないかという指摘には思わず笑ってしまった。そりゃ官僚辞めたくなるよなと。

  • ヨータン さん

    官僚の仕事内容について具体的に書かれていましたが、私には難し過ぎて把握できない部分が多かったように思います。さすが官僚になる人は頭がいいし、精神力も強いなと思いました。これから官僚を目指している人にはお勧めかも。

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人物・団体紹介

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宇佐美典也

制度アナリスト。1981年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業後、経済産業省に入省し、企業立地促進政策などに携わる。在職中にブログ「三十路の官僚のブログ」で注目を集める。新エネルギー・産業技術総合開発機構で電機・IT分野の国家プロジェクトの立案およびマネジメントを担当したのち2012年に退職。現在は太

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