GE帝国盛衰史 「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

トーマス・グリタ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784478115244
ISBN 10 : 4478115249
フォーマット
出版社
発行年月
2022年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
496p;19

内容詳細

発明家・エジソンに起源をさかのぼることができるイノベーションに支えられた巨大企業・ゼネラル・エレクトリック(GE)。本書は、100年以上にわたって輝き続けた同社が、なぜ、どのように凋落したのかを記した歴史的著作である。

目次 : 「きみは知っていたのか?」/ ザ・ミートボール/ ニュートロン・ジャック/ ビッグ・ジェフ/ 後継者選び/ 同時多発テロ/ 会計トリック/ GEを見る目の変化/ 封じられた最後の手段/ 買収と売却〔ほか〕

【著者紹介】
トーマス・グリタ : ウォール・ストリート・ジャーナル、ニューヨーク支局記者。2017年よりGEをはじめとするコングロマリットを担当。ロンドンでコピーエディター、報道記者として働いたのち、ダウ・ジョーンズでバイオテクノロジーや製薬業界を担当。その後ウォール・ストリート・ジャーナルに移り、現在に至る。マサチューセッツ大学アマースト校(歴史学)卒業。ダウ・ジョーンズ在職中にコロンビア大学ナイトバジョット・フェロー(ビジネス・ジャーナリズム)。1年間のドイツ留学経験もある。妻と子どもたちとともにニュージャージー在住

テッドマン : ウォール・ストリート・ジャーナル、ワシントンDC支局記者。企業および政府担当チーム所属。ザ・デイで政治担当記者として経験を積んだのち、ウォール・ストリート・ジャーナルに移籍。2017年までニューヨーク支局の企業局でGEをはじめとする産業界を担当し、現在に至る。ニューヨーク大学(英米文学)卒業。妻と息子とともにワシントン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • trazom さん

    恥を承知で白状すれば、私はイメルト氏の信奉者だった。金融に過度に依存したGEを、デジタル時代に即した工業系事業へ原点回帰させるという氏のビジョンに心酔していた。Predixの設計思想に深く感動したし、GEキャピタルを売却してアルストムを買収する経営判断も凄いと思った。だから、本書でイメルト時代のGEの実態を知り衝撃を禁じ得ないが、臨場感のある描写には強い納得感がある。尤も、イメルト氏贔屓の私には、無理な経営目標を不適切な会計操作で捻出した利益で補うという手法は、ウェルチ氏の負の遺産としか思えないのだが…。

  • Willie the Wildcat さん

    GEがダウ工業株30種平均から外れた当時、時代の象徴という理解だったが、「必然」がより適切な表現だと再認識。ウェルチ氏の拡大路線が、結果を残したのは事実。一方、違法ではないが、Compliance抵触の可能性があったのも事実。直近3代CEOのリセットの胆力とComm.能力の特徴が、二次元・三次元方程式となり、”経過”が市場評価に反映。その3人が集結したウェルチ氏の葬儀。三者三様の心情が交錯するのが頭に浮かぶ。カルプ氏を敢えて登用したフラナリー氏。辞任への無念の思いは当然も、氏の覚悟と想定範囲と推察。

  • Sam さん

    かつて米国を代表する超優良企業であったゼネラル・エレクトリック(GE)。本書はその絶頂からやがて衰亡していく過程を、ウェルチ、イメルト、フラナリーといった歴代のCEOを軸に描く。自分にとっては天上人に思えたウェルチやイメルトがどんな人物だったのか、どんな葛藤や危機を経験しそれをどうやって克服し、またはしきれなかったのかを丁寧に、かつビビッドに描いている。どんなに栄華を誇った会社も永遠に続くことはないという(ある意味)当たり前の教訓。さてGAFAは?ちょっと冗長に感じるところもあるがなかなかの良書と思う。

  • Kiyoshi Utsugi さん

    原題は「LIGHTS OUT:Pride, Delusion, and the Fall of General Electric」で、2020年に米国で出版されたものの日本語訳。正確にはペーパーバック版の日本語訳。 "Lights Out"って、消灯という意味らしいのですが、まさに電球から始まったGEを皮肉ったようなタイトルですね。 ジャック・ウェルチ、その後のジェフ・イメルトの時代は良かったと思ってたのに、実は必ずしもそうではなかったんですね。巨大企業が陥る罠にはまっていたのか…

  • Kano Ts さん

    冒頭読んで興味を持ったので買って読みました。ビジネス書と言うよりはノンフィクションとして面白いと思います。コングロマリット。確かに今日び聞かないですね。大なり小なり自分の職場と当てはめて考える人は多いのでは?

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トーマス・グリタ

ウォール・ストリート・ジャーナル、ニューヨーク支局記者。2017年よりGEをはじめとするコングロマリットを担当。ロンドンでコピーエディター、報道記者として働いたのち、ダウ・ジョーンズでバイオテクノロジーや製薬業界を担当。その後ウォール・ストリート・ジャーナルに移り、現在に至る。マサチューセッツ大学ア

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