マイケル・E・ポーター

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国の競争優位 下

マイケル・E・ポーター

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784478370810
ISBN 10 : 4478370818
フォーマット
発行年月
1992年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
土岐坤 ,  
追加情報
:
22cm,558p

内容詳細

国際競争で、ある特定の国の産業や企業が成功するのはなぜか。世界の主要貿易国10カ国―デンマーク、ドイツ、イタリア、日本、韓国、シンガポール、スウェーデン、スイス、イギリス、アメリカ―を6年間かけて調査・研究し、国が経済的に繁栄し、衰退するメカニズムを明らかにする。


[目次]
1章 新しいパラダイムの必要;2章 クローバル産業における企業の競争優位;3章 国の競争優位の決定要因;4章 国の優位のダイナミックス;5章 国の競争優位に関する四つの研究;6章 サービス業における国の競争優位;7章 国の競争優位のパターン―戦後初期の勝者


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読書メーターレビュー

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  • ヒデアキ さん

    4つのダイヤモンドをのフレームを用いた国別の分析、産業発展における政府の役割、国別の課題提言という構成。ミクロ経済のフレームをマクロ経済、公共経済のスコープに橋渡しする内容で本書内容を基に色々勉強してみたくなる。さすがに課題提言は少し古いが全体的に今に通じる分析。 製造業偏重な点や物質的に世界が豊かになりきった現代のような社会ではどうあるべきか?という点は議論の余地があり、ポーターの理論を各自、実社会の課題に即し応用するべきなのだろう。

  • Jiemon さん

    産業の強みはダイヤモンドの企業連携にある。地域としての足場を固め、拡大に向かって切磋琢磨することこそ産業の強化に繋がる。日本の成功は基礎学力の高さに負う。日本人の平均的な学力は高く、日本の高卒で出来る統計技術はアメリカの大卒生には難問。国内市場が飽和したからといって下手な合併や連携をし、ライバル競争をなくすことが競争力をなくしてしまう。「無駄」「余計」な競争こそ国の優位の本質である。グローバルな均質化が進んでいるというが、国による違いこそ競争に成功する核心をなしている。以上メモ書き。やっと読めた。

  • Kenji Suzuya さん

    産業の隆盛について、資源、関連産業クラスター、国内需要のレベルといった観点から、企業ではなく国を単位として分析した大部の著書。産業が成功する条件として、資源が欠乏するなど工夫を要する不利な条件があること、既に一定の特色を有する産業を基盤としていること、国内に要求水準の高い顧客がいること、などが挙げられている。ゆえにこそ、単なる他国の模倣は成功しない。また、コスト競争に優位を求めようとすることも、イノベーションから遠ざかることをもたらしかえって有害と指摘される。コスト競争や為替に頼る某国の産業やいかに。

  • kj さん

    一応気合で読みましたけど、実務家にとっては上巻ほどのインプリケーションはないかも。。。 まあ、原書で読んだので、理解できなかっただけかもしれませんが。 ただ、各国ごとにおかれた状況や長所短所を論じた部分に関しては、約20年前と現在の状況の違いを痛感させられるとともに、日本は国としてどの産業に注力していくべきなのかを本当に考えないといけないと改めて感じました。

  • ヒデアキ さん

    再読。4つのダイヤモンドのフレームや政府の政策の役割は現代に通じる考察。ミクロ経済学とマクロ経済学の内容を行き来する内容。

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マイケル・E・ポーター

ハーバード・ビジネス・スクール教授。ハーバード大学ユニバーシティ・プロフェッサー。1969年にプリンストン大学航空宇宙機械工学科卒業。1971年ハーバード大学大学院で経営学修士号、1973年に同大学院で経済学博士号を取得。1982年には同学史上最年少の正教授就任。世界各国の政府幹部や企業経営者のアド

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