数字まみれ 「なんでも数値化」がもたらす残念な人生

ミカエル・ダレーン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784492047699
ISBN 10 : 4492047697
フォーマット
出版社
発行年月
2024年07月
日本
追加情報
:
284p;19

内容詳細

インターネットやスマートフォンによって、私たちを取り巻く数字は、かつてない勢いで増え続けている。そして私たちの脳は数字に反射的に反応してしまうため、数字はあなたを支配し、楽しい活動や経験をつまらないものにし、他人との比較地獄に陥れ、利己的で不幸な人間にしてしまう。ありとあらゆるものを計測し、数値化する世界の不都合な真実!

目次 : 第1章 数字の歴史/ 第2章 数字と体/ 第3章 数字とセルフイメージ/ 第4章 数字と実績/ 第5章 数字と経験/ 第6章 数字と人間関係/ 第7章 通貨としての数字/ 第8章 数字と真実/ 第9章 数字と社会/ 第10章 数字と自分

【著者紹介】
ミカエル・ダレーン : ストックホルム商科大学の教授。経済や幸福、福祉を中心に研究している。幸福や人生の意味、邪悪さ、テクノロジー、人間の行動などのテーマの本を執筆している。世界的に高く評価される講演者であり、ポッドキャストのホストで、自らを「Asktronaut(質問飛行士)」と称している。スウェーデンのストックホルム在住

ヘルゲ・トルビョルンセン : ノルウェー経済高等学院(NHH)の消費心理学を専門とする教授。人間の行動や意思決定、とりわけテクノロジーがそれらに及ぼす影響に関心をもっている。幸福やウェルビーイング、行動経済学、イノベーション、広告などをテーマとして、研究や授業を行なっている。多くのビジネスやテック系のスタートアップ企業に関わっており、さまざまな企業や組織の会長や役員を務めている。ノルウェーのベルゲン在住

西田美緒子 : 翻訳家。津田塾大学英文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • よっち さん

    インターネットやスマートフォンによって、かつてない勢いで増え続けている様々な数字。ありとあらゆるものを計測し、数値化する世界の不都合な真実。人類最古の計測棒と記数法の発展から始まる数字の歴史、背番号や年齢といった数字が持つ魔力、数字と自己評価の驚くべき関係と私たちが陥っている比較地獄、計測や定量化の重大な副作用、評価されることで落ちる経験の質、数字が煽る競争意識や都合よく用いられる数字など、それによってわかることがあるもののそれが正しいとは限らないし、客観的な視点を忘れないことも必要だと改めて感じました。

  • 朗読者 さん

    数字に騙されるなって話。序盤は科学寄りで、数字に対する脳の癖の話が多く、進化の歴史や脳の配置、生存への本能などと結び付けた根拠説明があり、なるほどと思いました。中盤以降は政治家やマスコミや意図を持った人たちが作り出した数字がたくさんあるよって話で、特にSNSの「いいね」には百害あって一利なしという指摘もそうだろうと思いました。けど結論として、数字は不変でない、普遍でもない、正しくもない、と書かれてしまうと、「素数の音楽」に魅了されたりする私には、それはちょっとって話ですね。今、一番話題の数字は54-57♪

  • まゆまゆ さん

    身の回りで様々なことが数字化され確認できるようになることが増えたことで、ヒトは身体的な影響を受けるようになったとして、数字に向き合う姿勢を語る内容。暮らしに余分なものが増え数字が入り込む余地が生まれた結果、まるで伝染病のように人々に行き渡った。数字は正しくても正確であるとは限らない。数字にも性格がある、という話は面白い。

  • リットン さん

    数字は普遍的でも、客観的でもないというのは、ほんとそうだよなと思う。けど、通販のレビューは参考にするし、やっぱり便利なんだよなぁ。あくまでも参考程度に、振り回されたくはないけど、無意識な影響(アンカリングとか)もあるから、やむなくもあって、それに自覚的であることが大事かな。SNSのいいねの数がどうのこうの、とかは、どんなインフルエンサーもどきみたいな人を想定しているのかわからんけど、大げさすぎるだろうとは思った。みんながみんなSNSをそんな中毒的に使ってるわけじゃないし、主語がでかいだろとは感じた。

  • 駒場 さん

    数字は真実を語り、時に偏見を取り払ってくれるのだが、そのせいで受け取る側の人間は「数字の書かれた記事は情報源を精査しない」傾向があり、「偶数は女性的」という意味不明の感覚を持ったり身体的感覚と結びつけたり(SNARC効果)、フォロワー数の過多を人生の満足感と結びつけたりと弊害も多い。人間や宿泊施設を数字で評価付けし続けるとその人がつける平均点は下がっていく話とか、自己定量化すると体験評価が下がる話とか、なんでも数字!と言い続けると人生をつまらんものにされる感あって怖かった。当たり前だが、数字が全てではない

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品